シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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介入のXデー・口八丁手八丁

マーキュロ・クロームの、日記。


やあ、諸君、しばらくだね~。

なかなか、神出鬼没とはいかねえが。
年末多忙の、合間を縫って、
只今、わずかながらも、
まったく久々の、名画座的連続体験中、な~り。
ほんじゃ、ちょ~っとだけ、いってみよ~かな?


12月4日・金曜、夜。
シネマヴェ-ラ渋谷に、<山城新伍とその時代>特集、訪問。


まずは、晩年の監督・主演作、
「本日もまたまた休診なり」を、途中より拝見。
2000年・松竹京都映画、105分。

おそらく映画としての下地は、
松竹のクラシック名作、「本日休診」だろう。
昔、東銀座の銀座松竹(東劇の向かいに建っていた、松竹セントラル。のち閉館)にあった、
松竹シネサロン、というスクリーンで、そちらは観ていた。
若き日の三国連太郎が、兵隊当時の意識のまま、
戦後を生きている男を、ユーモラスに演じているのを、強烈に覚えている。

さて、今宵は、それを彷彿とさせる、人情医療逸話集映画。
スクリーンに大写しになった、故・山城氏の御姿に、
思わず、合掌す。

父君がモデルの、終戦後の京都に住まう町医者を演じる、山城本人。
とにかく四六時中、よく働き、手術する。
世間の平等思想なんておためごかし、不平等だから人は努力するんだ、
と息子をしかる、厳しい面もあったが、
日頃は結構くだけた、人当たりの良い性格だったようだ。

落語の「寝床」みたいな、暗唱?趣味につきあわされて、
常連患者が逃げ出すシーンには、ちょっと笑った。
ありそうな話だな~。

自分もいつかは、こうやって父親の事を、
回想する日が、来るんだろうな・・・。
などと、一時感慨に、ふけってしまった。


この夜の同時上映は、
「札幌・横浜・名古屋・雄琴・博多 トルコ渡り鳥」:
1975年・東映・82分。関本郁夫監督。
ありがたくも、ニュープリント。

トルコの国からの、抗議(!)があったためために、
ソープランド、と改称される、ずっと前頃の、
風俗ルポ&の合間の、小芝居。
(TVの「探偵物語」やってた、1979~80年頃までは、
世間では普通の、呼称だったけどな・・・の声)

風俗嬢役・芹明香と、ヒモ役の男優が、
何とも、貧弱な印象で・・・。困った。
犬を失くすあたりでは、二人が何とも、気の毒に思えた。

ドキュメンタリー&再現?部分の、ぬめぬめした感じは、
ぼ~っと眺めてると、ちょいとナンセンス、ユーモラスですらあって。
泡だらけのシーンや、変なコスプレ芝居など、ちょっと笑ってしまう。

テンポがだらだらなのが、ちと、かったるいのだが・・・。
裏方側の苦労話が、音声で入っていたり、
まあ、今やかなり、貴重な記録?となった。


12月5日・土曜午後。
ラピュタ阿佐ヶ谷、<俳優 佐藤慶>特集・最終日。

途中より雨降りしきる、寒い日ではあったが、
例の如く、邦画発掘大好き!な老若男女ファンで、大いに賑わっていた。
2本拝見。

「鬼の棲む館」:
1969(昭和44)年、大映京都、カラー76分。
三隅研次監督。

どことなく、「羅生門」とよく似た山地風景。
ロケ地が近いのか?

高橋秀子の気まじめな正妻も、好演だが。
ごちそうは、やはり・・・新珠三千代。
由縁ある男達は、皆、
この鬼女・・・いや、二面性女の色香に、
勝新太郎の盗賊も、佐藤慶の高野山僧侶も。
・・・こ、こわいっ!うれしいけど、こわいっ!


「日本の悪霊」:
1970年・日本ATG他、白黒、97分。
黒木和雄監督。

一応、地方のワル組織二組と、地元警察の抗争劇に、
中央から来た刑事と、学生運動挫折派のインテリやくざが来て、
町の過去といざこざに二人がからむ、という、よくある筋立てだが。

この二人を、同じ佐藤慶が演じる。
観ている内に、二人が頻繁に入れ替わるため、
あれ、今、どっち?と、焦らされ始める。
だんだん、役割上の演じ分けすら、故意にあいまいにされてゆき、
それぞれの過去をひきずる、ドラマ内容とあいまって、
「嘘なんだ・・・」「どうでもいいさ・・・」の台詞が、
じわじわと、こちら側にも染みてくる。

何しろそこは、ドキュメンタリー畑出身の黒木監督、
東映系侠客映画とはかなり、色合いの違う映画に仕上げている。

まず、子分達の台詞を、いきなりセミ・ドキュメンタリー・タッチの噂話音声に。

途中何度も、本筋の役とはほとんど関係なく、
時には、これが撮影中である頃すら、周囲にばらしつつ、
PV調に持ち歌を歌う、フォーク歌手・岡林信康。

別な人物が、似合わぬ?フォークを歌うシーンでは、
客席に笑いが、起きていた。

終盤、事件もみ消しや、合併リストラが出るあたりは、
今の世の中もまったく、一緒だよなあ・・・と、嘆息す。
しかし、殴りこみの場所が、あそことは・・・!いいんだろうか?
当時の子役たちは今、俺達くらいの歳なんだろうなあ、などと、感慨。


同日夜21時、
最早すっかり、大井&自由が丘武蔵野館の、
よみがえりプログラム!と化している、
銀座シネパトスの、レイトショー。
女優・ひし美ゆり子特集の、真っ最中。

「ウルトラセブン」・アンヌ隊員役以降は、
東映系映画のお色気役や、TVの「プレイガール」等で、大活躍。
亀有名画座でも、トークショーでいらした事がある。
今や、懐かしい。


今宵は、松竹の東活系ピンク、
小林悟監督、「鏡の中の野心」。
1972年、96分。

ノーゲストの日にもかかわらず、
四十・五十代の男性ファンが、多く来場していた。義理がたい。
少ないが女性客の姿も、ちらほら。
これも、随分、久しぶりだなあ。
大井武蔵野館レイトあたり、だったっけ?

主演は、スケコマシ名人役なら、この人!という位、
ヒモ・婦女誘拐犯・詐欺師・いかさま師役等で、
東映系スケバン映画・ポルノ映画などによく出ていた、
歌手・荒木一郎。

いわば、それらの集大成的!作品。
今回も温泉ツアーで、カモを探して、
美女達をたらしこみ、まめに情報集め。
美容師ブランド界の、テナント争奪戦に割り込んで、ひと儲けたくらむ。

いい女や、美容学校の幹部達を、だまして演じきる。
一見、ぬぼ~っとしてるけど、知恵者なんで、
皆、コロッと、してやられちゃうんだな。
まさに、根っからの嘘つき性分、推理力も抜群、天性の詐欺師男。
もう、まるっきり、初期原作の「ルパン三世」そのもの!なのだ。

ひし美さん、節目節目で登場、
あけっぴろげなシーンでは、のびのびと。
で、漁夫の利を得る、しっかり者。
まるで不二子ちゃ~ん!だったねえ。

原作者で歌手・女優の、
初期「プレイガール」・戸川昌子女史も、ゲスト出演。うれしいぜ!

筋も愉快でスイスイ、軽快に進むし、
俺達より年上おっさん向きのが多い、小林悟監督のお色気映画としては、
まあ、結構いい出来なんじゃねえか?と。


じゃ、ま~た会おうな~!



以上。
いしまつ「兄貴~!お、おらは?おらの出番は~!?」
マーキュロ「あ、わりい、わりい。ま~た今度な~!」
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  1. 2009/12/06(日) 01:07:36|
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