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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

秋・逝ける昭和人を偲んで

半兵衛の、ぼやき 。


追悼。


南田洋子さん、逝去。

(亡くなる直前ごろ、TBSの番組で、
日活映画時代からの、長門裕之さんとの馴れ初めと騒動を、おさらいした。
大体、わかった・・・。
芯の強い、旦那さんをよく把握した、奥さんだったのね・・・と。
介護問題は、どの世代も、他人ごとではないのう・・・。)


「ラブユー東京」の、ロス・プリモスの森氏、逝去。

(70年代、漫才師てんや・わんやが司会の、家族対抗歌合戦番組で、
「うさぎさんチーム、どうぞ~!」っていうと、
またこれか~!という位、頻繁に歌われていたなあ。
それだけ、世のお父さん達に、好まれていた歌なんだな・・・)


黒沢明映画の美術監督・村木与四郎氏、逝去。

(そういえば、スタッフ名によく出ていたのう・・・。)


三遊亭円楽師匠、逝去・・・。

(土曜の朝、日テレで、
三波伸介が司会時代の、「笑点」映像が、流れていた。
木久蔵もこん平も、座布団運びの時期が、やっぱりあったのだねえ・・・。
松崎まことも、山田さんも居ない頃。)



各氏の業績をしのびつつ、合掌。


BS2で、月・火・水、緒形拳特集。

津川雅彦氏・中井貴一氏と山本晋也監督のトークや、
いしだあゆみの、インタビュー、コメント等が付いていた。

中井貴一氏が、「風のガーデン」(フジ系)共演時のエピソードで、
「あの人は、演じていないように、演じようとしていた・・・」と語っていた。
つまりは、芝居の中でのリアリズム、という事なのだろう。
「これ絶対、お前の代表作になるから」、って言われてたのに、
亡くなった緒形さんの、代表作になっちゃった、緒形さんずるいよ・・・
とのトークには、山本監督ともども、こちらも大笑いした。


月曜、80年代のNHKスペシャルドラマ、「破獄」。
以前、深夜に一度、追悼放送している。
入獄しては脱獄し、同じ刑務官?と再会してきた男の半生を、淡々と描く。

「必殺仕掛人」以来、共演の多いという、緒形・津川コンビが、
髪の黒い時期に、撮ったドラマ。若々しい。
脇の俳優陣も、いかにも昭和の親父顔、というのが多く残っていて、いい。
今のTVドラマの俳優は、何だか、
つるりとした感しの人が、多いような気もするのだが・・・。

めぐりあい、殴りあい、つかみあいのシーンは、迫真。
トークによると、<それらしく演じてみせる>主義の津川氏を、
緒形氏は本当に、殴って演じてしまったため、
直後のつかみあいシーンは、マジに近くなった、らしい・・・。

終盤、老けメークのツーショットが、すごい・・・。
まだ老齢じゃないんだよね、あの頃は。


火曜、晩年の一人舞台、「白野」を放送。

何しろ、新国劇の人ですから。
シラノ・ド・ベルジュックの、幕末会津藩士版。
ちと長いんだが、生舞台ならずとも、
その迫力は大いに、感じ取れる。
ユーモアのある台詞部分では、お客さんにウケていた。
終わりのほうではさすがに、汗をかいていた・・・。


水曜が、奥田英二監督映画、「長い散歩」。
渋谷に来た時、見逃していた。

緒形氏の老人が、
のんべの母親(高岡早紀!)に虐待されていた、幼い娘を、
救い出す、といって連れ出し、2人で旅して回り、
奥田刑事が、追う・・・。
(似たような事件、どっかであったような・・・?の声)

ラストのあれは、どう解釈すればいいんだろう。
幽霊なのか、幻なのか?
今夜は秋風が、身にしみそうだのう・・・などと。


以上。
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  1. 2009/10/31(土) 00:56:22|
  2. 劇場用映画
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