ビーグルGメン本部の、実は割と近所に・・・
謎多き、こいつらの事務所が、
ひっそりと、あったのだった。
出没怪人・マ-キュロ・クローム「さて、今回はなぜ、解説者が、
読者にも忘れ去られかけていた、<マーナビ>コーナーの俺たちで、
スケバルマンやガルスや、ゲルゲーゲルでは無いか?というとですな・・・」
助手・通称いしまつ「それは…新・仮面ライダー・W(ダブル)が・・・」
マーキュロ「設定と気分だけは、一応、な・・・」
マー&いし「(ハモって)ハードボイルド!だからさッ!」
いしまつ 「でもGメンみたいな警察官じゃ、ないからねえ~、あいつらは。
探偵コンビ、だからな~」
マーキュロ「そこでGメンならぬ、
神出鬼没、盗っ人商売もありの、俺たちの出番、ってわけさ!
ま、諸君、よろしくな~」
いしまつ「で、いきなり、始まりましたからねえ。
前のディケイドが、<12月の劇場版につづく!>で終わって・・・」
マーキュロ「あれは、直前時間の、<戦隊シリーズ>(注1)と、
放送期間をずらすためも、あったからねえ」
いしまつ「なるほど、時期をずらすと、
2大シリーズどうしで新旧チーム、お互いに共演とか、
TVでも映画でも、もっとやりやすく、できるからかな~?」
マー「で、翌週、9月の始め、
先にいつもの<侍戦隊シンケンジャー>で、
スシチェンジャーの、一時的な、
スシ恐怖症を克服する騒動(注2)を、観てから・・・(二ヤリ)」
いし「この後すぐ!予告とCMタイムをはさんで、
普通に始まったよな、ライダーW」
マー「まず目立ったのが、舞台の街、だったねえ。
風都(ふうと)っていう名の、な」
いし「街じゅう、いろんな風車でいっぱいの、
なんだか不思議な、どっかの地方都市?で・・・ね」
マー「一応、この世界の、日本国内?なんだろうな~。多分」
いし「街にやってきたニュー・ヒロインが、
私のいた大阪のほうが、ここより有名よ!とか、言ってたからな・・・」
マー「Oh、ディスカバー・JAPA~N!(注3)だねえ。
関東なら、茨城の東寄り、海岸側あたりかな・・・?」
いし「なぜこんなに、街じゅう、風車があるのかは、
まだよく、わからねえんだけどね・・・」
マー「1号・2号・V3が、街で風車職人始めて、
職能制で、次第に定着した、とかかな・・・?」
いし「で、その街で、ビリヤードの隣に、探偵事務所がある、と」
マー「そこの若き探偵と相棒・フィリップ君が、
今回の主役!ってわけだな・・・」
マー「探偵君が、もろに、
70年代アクション・ドラマ風、なんだよな」
いし「<探偵物語>(注4)とか、
<俺たちは天使だ!>(注5)とか、あの線だな・・・」
マー「ハードボイルドじゃなくてハーフボイルド、って云われてるけどな。
探偵君、女にちょっと、甘いし」
いし「で、まわりには、手柄大スキな刑事がいて、
調子のいい、情報屋(注6)がいて・・・」
マー「怪しげな会社や、組織が活動してて・・・」
いし「いかにも地元の有力一族で、上流階級ぶった連中が出入りする、
洋館の、旧家があって・・・な」
いし「でも、相棒探偵の、フィリップ君だけ、
ちょっと違うんだよね。70年代風とは・・・」
マー「あれは・・・脳内情報グーグル・検索探偵、とでもいうのかな・・・」
いし「検索フレーズを、3つ云うと、
条件が当てはまる、人物や物を、割り出してくれるんだよね~」
マー「あいつの知識欲と興味が、脇道にそれると、
かんじんの検索が遅れるのが、欠点だけどな」
いし「で、変身能力や、怪人との関係は?というと・・・」
マー「ガイアメモリーっていう、
やや大きめの、USBみたいな物が、ありましてな~」
いし「こいつを身体に刺して、エネルギー注入しますと、
筋肉が急激に強化されて、
好きな時に、怪人に、変身できるんですな~」
マー「ガイアメモリー、 こいつを欲しいやつが、
売ってるセールスマンから、大金はたいて、買うんですなあ~」
いし「そして、思うがままに、暴れる・・・!ドーピングみたいだねえ」
マー「暴れる味を覚えると、中毒になっちまって…止まらなくなる・・・!」
いし「どうやら売ってるのは、例の旧家一族の、組織らしいぜ・・・な?」
マー「さて、ガイアメモリーの、有能なセールスマン青年を、
屋敷の主人(注7)が、
組織を運営している長女の、娘婿に、迎えたんだな・・・」
いし「ビジネスレディーな長女、少しやんちゃな二女・・・」
マー「しかも、あいつら自身も、変身が可能だ・・・怪人に、な」
いし「親父から娘婿が、パンツ一丁で、
一族入りの、証(あかし)らしきものを、儀式で受け取ってるぜ・・・」
マー「あれが、ムコ殿か・・・ますます、怪しい感じだな~」
マー「ライダ-Wの変身も、実は、ガイアメモリーで、なんだよな」
いし「どこでどう、入手したんだ?探偵君!
すご~く、気になるぞ~」
マー 「ただし、探偵君は、ベルトのバックルに差し込んで、変身!する」
いし「やったね!ベルトバックルだ!
ベルト無くして、ルーズべルト、いや、ライダーにあらず!」
マー「メモリー差し込みの組み合わせで、
火炎モードに、チェンジ!も、できるんだぜ!」
マー「で、相棒のフィリップ君はというと、これが、何と・・・・
意識だけが、ライダーと合体してるんだよな・・・!」
いし「そう!戦ってる間は、フィリップ君の体は、寝てる~!」
マー「<超人バロム1>みたいな、合体変身に近いけど、
若干、違うよなあ・・・」
いし「納得してんのか!?フィリップ君よぉ!」
マー「しかし、まあ、ドタバタぎりぎりの存在感で、
アクション部分を、しっかり引っ張ってるのは、意外にも・・・」
いし「あの探偵所長になった、大阪出身の、ヒロインだな!」
マー「典型的つっこみ屋で、巻き込まれ屋で、驚き屋、だよなあ」
いし「お、おお、おおおおおおお~ッ!って、連発だぜ~!!
いや~、おもしれえよ、あいつ」
マー「ま、斎藤由貴(注8)かゴールディー・ホーン(注9)混じってる、ってとこかな。
ご活躍に、期待大だ」
マーキュロ「では諸君、今夜の宴(うたげ)は、ここまでだ。
ちょいとヘリコで、帰るぜ。じゃ、又な~!」
いしまつ 「兄貴~!ヘリコは操縦できるの~?」
マー「知るか~!次元かゴルゴ13を、呼べ~!」
いし「操縦に、呼ぶの?
それ高くつきそうだな、相当 ・・・」
つづく・・・?
注1:
このシリーズの実質的第1作たる、ゴレンジャー自体が、
関東での、昭和ライダー・シリーズ放送局・時間等の移動に伴い、
空いた放送枠向けに、制作が始まったものである。
注2:
前の週で、スシ職人であるスシチェンジャー君は、
妖怪怪人の妖術で、
にぎり寿司自体に、一時的にだが、意識を移植させられ、
あやうく、そのまま猫に、寿司ごと食われそうになったのだ・・・。
注3:
国鉄(日本国有鉄道)時代のJRが、70年代から、
そういうフレーズの、PR・キャンペーンを張っていた。
山口百恵のCMソングが、「いい日旅立ち」。
注4:
主演・松田優作のためにあった、探偵ドラマ。
80年頃、日テレ・アクションドラマの雄。
アニメの「ルパン3世」に最も、近いテイストの実写ドラマといえよう。
注5:
沖雅也主演の、コミカル探偵チームドラマ。
日テレ系、1時間枠だった。
金銭感覚にたけているが、ドジで大損、というパターンが目立つ。
最近、テレビ東京深夜枠で、新作が放映中らしい。
旧作メンバーは、小野寺昭だけ、出ているとか・・・?
注6:扮する俳優は、なすび。
「マイアミ・バイス」TV版でいえば、ヌギー君的位置。
注7:ボスを演ずるは、寺田農(てらだ・みのり)。
注8:TVの初代「スケバン刑事」主演。
それ以降は、コメディドラマ・映画での、主演が多い。
注9:ハリウッド女優。「ファール・プレイ」他、主演。
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- 2009/09/13(日) 08:55:58|
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