鉄の、日記。
あ~あ、ここんとこ、全然、観てなかったな。
新作封切映画。特に、洋画。
よ~し、一発いくか!勝負だ!
と、勇んでチケットひっつかみ、真っ先に飛んで行ったのが、
有楽町でやってた、「それでも恋するバルセロナ」。
いいねえ、この邦題。ぴったりだ。
付けた人、えらい。
ウディ・アレン監督、スペインでも撮ってたんだな。
ガウディの、くにゃくにゃした建物、
昔、アテネ・フランセあたりで、観たなあ。
ドキュメンタリーの、映画で。
五輪も、随分前に、なったな・・・。
バルセロナで夏休み中の、すこぶる美女2人と、
ジローラモの親戚?みたいな、男性画家、
そしてその元妻が、主役だ。
この男性画家が、なかなか、いいキャラなんだよ。
天才肌画家の女房とは、しょっちゅう大喧嘩、
ただ今、離縁したての、中年男。
初対面の2人に、いきなり、「・・・する?」
おいおい!言わんだろ、普通。単刀直入。
堅実派のヒロインAが、最初、遠慮するのも、そりゃ、無理はない。
でも、もう一人のヒロインBとは、だんだん、相性が合ってくるんだ。
そこへ、前の妻たる画家まで、現れて。
血の雨、降るのか!?と、はらはらしてたら・・・
そこらが、ラテン系?っていうか。あっけらかんと。
おいおい、おまえら、そこまでやるか!?っていうね。
一方、堅実派だったはずの、ヒロインAも、
大分、心を揺さぶれていて・・・。
やがて4人それぞれが、自分達の人生航路を省みて、考え直し始めて、
そこらが、結構ちゃんと描かれてるのが、すばらしいんだ。
それがたとえどんな、一般常識やモラルすら、乗り越えたものだったとしても。
あるいは、そのまったく、逆パターンの決意だったとしても・・・・ね。
この元夫婦、スポンサーもいて、屋敷もアトリエも持ってるけど、
少しも、成金くさくない奴らでさ。
きわめて自然に、マイペースで、
思いっきり、人生を楽しもうとしてるんだ。彼らなりにね。
何しろ、アーティスト、だからな。
エンジョ~イ!ってな。
まあ、あの絵は、よくわかんないけどな・・・。
若い方の2人も、それぞれが、
自分の人生に、足りないものがある事に、
なんとなく、気づきかけている。
たまたま、それの表面に出るきっかけが、
バルセロナでの、あの出会い、だったんだ。
その自分には足りないものを、補完しあって、
あるいは、手作りし始めて、祭りをやってみて、
そこから又、何か新しいものを求めて、
旅立つって事も、あるかも、な。
今回は、ウディ当人は出ないけど、
トレードマークの、横書きタイトルバックとか、
まあ、いつものやつ、やってるな~、って。
でも、やっぱり見ていて楽しいし、ユーモラスだし。
ちょっとした旅行気分にも、浸れる。
例によって、男女で恋とセックスの、アバンチュール。
いくつになっても、女は女、ってところも、しっかり押さえてるし。
相変わらずというか、ほんと、
もつれると、どうしようもないもんだよな・・・ってのも、いつものやつだな。
見てる分には、実に、楽しいんだけどね。
この道ばっかりは、公式どおりにゃ、いかねえや。
人類永遠の命題、だねえ・・・と。
じゃ、又な!
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- 2009/07/10(金) 22:44:10|
- 劇場用映画
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