竜の、日記。
7月4日、土曜の昼間、有楽町周辺を、散歩。
14時半よりしばらくは、東京国際フォーラム、ホールD-1。
かつて、ぴあフェス(PFF)が行なわれた、あの会場で、
この土日は、映像クリエイター達の作品上映会、
<Movies High 9 ニューシネマフェスティバル>が、執り行われていた。
<OBプログラム>のみ、訪問。
当日、1200円。
加藤行宏監督、「機械人間、11号。」。
建設偽装問題に、タイムトラベルを組み合わせた、
オールCG描写の、大作感あふれる、SF短編。
犬の首が人間!という、サイボーグまで登場、
漫画的シュールさが、魅力。
しかし、あれだけぶっこわしといて、後はほっとくの?
今泉力哉監督、「微温」。(再見、解説済み)
男と女がダブル二股すると、どうしようもないもんで。
またしても、ガラス戸のシーンなどで、笑ってしまった・・・。
場内も、笑う声多し。
黒木大紀監督、「秋風便り」。
かつて付き合っていたが、ある事件で急死した人物の、
親に会って、回想をする、荷物準備中の女性。
都電沿線を背景に、暖かな、心の交流劇。
逢野将彰監督、「走馬灯」。
新聞販売員の老人(味わいのある俳優・・・)が売りにきた、
誰もが必ず買いたがる、という、新聞とは?
ブラック過ぎる、奇談。
その後、新宿へ出たり、
都内をあちこちと、さまよったあげく、
たどりつき、腰を落ち着けたのは、
結局、東銀座だった・・・。
夜21時、銀座シネパトス、レイトショー。
名画座プログラム・梶芽衣子特集、初日。
久々にスクリーンで観る、「女番長 野良猫ロック」。
和田アキ子主演、風来坊で、バイクをとばす。
2番手だが、「さそり」になる前の、
ウエスタン・パンタロン姿の梶も、かっこいい。
新宿界隈で、喧嘩し、仲間と自由に遊び、
友人と八百長試合を仕掛けるも、しくじる、和田浩治。
制服が目立つ、大人組織に追われ、
ついに逆襲、殴り込む、和田と梶。
当時の人気バンド・ミュージシャン登場が、ちょいと豪華。
京王プラザが、まだ建設中なのが、時代を感じる・・・。
観客、20数名、女性も数名。
日曜、都内・すみだリバー。
<ときめきチ-ム>上映会。
入場無料。
午後2時過ぎ、遅れて第3部より途中参加、
ごぶさたしていたが、やっと訪問できた。
(そういう定例イベントが、あちこちと、あるんだよね・・・の声)
これは、エンタメ系自主映画の、一部の関係者とファンにとっては、
いってみれば、早めのお盆みたいな、集まりである・・・。
こちらも、来場20数名。
入ってみると、いきなり、ご存知、司会兼主催者と、
ブルー・メイド姿?の、自主女優女史(シネ秘・広報部長)が、
いつものトークを、いつものペースで、行なっていた。
例のごとく、かなりスペシャルな、過去自主短編群上映と、
映画豆知識と、TVと、特撮ドラマ嗜好解説と、
おなじみO林N彦に、O田H美、と、
多岐にわたる、カルチャー授業付き。
十二支と、化け猫映画と、O林N彦の関係性など、
すっかり、忘れかけていた・・・。
よくぞ、覚えてくれていたものだ。
特別招待作品として上映された、自主映画2本は、
既に他所でも、観たものだったが、
どちらも、まさかここでかかるとは、予期していなかった・・・。
佐藤健人監督の、えぐすぎる初恋崩壊奇談、「君しかいない」(再見)。
まったくあれは、最悪の男女再会だ・・・。
そして、痛い。痛すぎる。
青年よ、好きなのはわかった、が。
泥棒と、脅迫は、やめませう。
ハリー・ポッターと、学ラン漫画と、カラテ技をミックスした面白さの、
リッチマン丸山監督のエンタメ秀作、「魁!ボグワーズ」(再見)。
とにかく皆、アクション・ポーズが、キマッテル。
見所は、女闘士・イトカズの、あの勇姿!
そして・・・校長?
今回のミニ・イベントは、
<オリジナル年賀状メイキング・十二支完成記念>と、
<林久子・某名作映画・瞬間出演記念>とを、兼ねている。
したがって、「年賀状メイキング」「バレンタインキッス」「神様の悪戯」等、
常連チーム、なつかしの特典映像が、満載!であった。
だが、チーム最新作の短編、「あいたい。女の子篇」には、
正直、かなり戸惑わされた。
主演女優の姿のリアルさと、作劇のファンタジー要素とが、遊離しており、
どうも、すんなりとは入れ込めない、印象だった・・・。
こういうのは、好みもあるが、
人選と、設定の妙が、難しいようで・・・。
この人物には、もっと、コミカル寄りな状況設定が、必要だろう。
今回は、試作のパイロットフィルムだと、
思うことにしておこう、と。
ところで、名物の「クラスメイトは鉄砲玉」シリーズは、
主演名コンビ、いつから、復活するのかな・・・?と。
これは皆、願っているんだよな、と。
夜、残った一同と、
浅草で呑んで、歓談後、帰る。
決して、毎週あってはならないほどの、
内容濃厚にすぎる、一日であった・・・。
こんな夜、もしも星に、願いをかけるならば・・・?
できれば、夢のある映画を、もっと観たい・・・などど。
以上。
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- 2009/07/07(火) 02:25:45|
- インディーズムービー
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