竜の、日記。
13日、水曜午後、フィルムセンター。
福田純監督「ゴジラ対メカゴジラ」。
意外にも、通しでちゃんと観るのは、初めてだった。
海洋博準備中の沖縄が舞台。
大人の事情?により、米軍や自衛隊を一切出さずに、
火薬量の多さ、工学処理の派手さ、メカゴジラのデザインと動き、
キング・シーサーの像と伝説、陰影のあるアクション・シーン、電磁力作戦等、
引っ張りと見せ場とを、上手く織り込んで、
怪獣たちの格闘戦と平行して、なかなか面白く見せてくれる。
大門正明・岸田森・平田昭彦のそろい踏み、
いかにも東宝映画らしい、スパイ・アクションが、ちょっといい。
同じ福田監督の「エスパイ」や、松本正志監督の「狼の紋章」、
加山雄三のハードボイルド映画、宝田明のスパイもの等を、知っている人なら、
一粒で、二度おいしい出来。
あの岸田森の黒ずくめ衣装は、沖縄だと、暑くないか・・・?とも思うが。
大門が夜走るシーンとか、メカゴジラを見上げるシーンで、
カットを細かく割っているのが、良い。
「ガイガン」のよりは頭のいい、準備周到な侵略宇宙人で、妙に感心す。
キングシーサーを呼び出す歌が、民謡ではなく、
ムード歌謡曲調なのが・・・ちょっと、違うような気が。
ともあれ、結構楽しめる出来だった。
以上。
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- 2009/05/14(木) 01:15:12|
- 劇場用映画
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