特捜メンバー・ジェイの報告。
何ということだ。この私としたことが・・・。
新番組「仮面ライダーカブト」第2話を観損ねた!
しかし、1・3話はしっかと見届けたから、状況設定は概ね見えたぞ。
冒頭でいきなり、渋谷を宇宙からの隕石が直撃、一帯は壊滅、立ち入り禁止区域に。そして7年後の世界、という設定。
どうやら隕石の影響でワームと呼ばれる怪人生物たちが大繁殖し、人間社会に紛れ込み、通り魔的な悪さをしている様子。
出合ったり殺したりした人間の姿を借りて、そっくりに化けて記憶もコピーして逃亡。ルパン3世も真っ青の早業だ。同じ顔の奴が並ぶと「どっちを撃つんだ!?」となる。(3話では<ITセレブ男>を狙う女、元・デカレンジャーピンクが・・・。)
<ゼクト>と呼ばれる怪人退治専門組織があって、警察とも裏でつながっている模様。その割りに連絡・連携がなってなくてドタバタなのだが。どうも組織自体の認知度がまだ低いらしい・・・。
アリコマンドみたいなマスクした黒い制服の掃討部隊が出動。
ネクサスのナイトレイダーのごとくワーム怪人を取り囲み、バババババキューン!と一斉攻撃するが、逆にボコボコやられて戦死者続出、歯が立たない。
しかも怪人の周囲に一般市民が居ようが、お構い無しに発砲。無茶。
ショッカー配下軍団みたいに見えてしまい、気の毒だ。一応ええもんなのに・・・。
で、業を煮やしたゼクト・チームは強化新兵器、ライダーシステムの投入に踏み切ったというわけだ。赤いカブトムシ型のバックルを腰のベルトに装着、変身。メタルヒーロー式で2段階変身可能。
マスクはライダー・ストロンガーに似ている。
デザイン的に新味はやや薄いが、見た目は丈夫でパワーはありそうだ。
はっきりいって今回、主役青年2人の性格がどうもあまり好きになれない。
片や、7年前に友人たちを失ったらしき、鬱屈を抱えて育ったスーツ青年、加賀美。
組織・ゼクトで使い走りにされ、肝心なときに限っていつもあたふた、ドジを踏み、仕事仲間のきっつい女メンバーにひっぱたかれてるヤサ男。
一度は自ら上司に志願して<緊急ライダー変身>しようとするが、カブトムシ型バックルが彼でなく元々変身候補だった?もう一人のベルトへ飛んでいってしまった。バックルに<選ばれなかった>のだ・・・。
おいしところはいつも、そのバックルに<選ばれた>喧嘩仲間(兼相棒)に持っていかれたり、カバーされたりしてる。結局毎回彼のバックアップと騒動の尻拭いの日々・・・。
なんだか観ていて気の毒になってくる。力なき正義の典型。
片や、そのバックルに<変身>装着者第一候補に認められた男、天道。
身体鍛錬を欠かさぬ体育系。
表通りで運んでいた豆腐入りのボウルを宙に投げ、ひったくり男を手刀・足蹴にて倒し、ボウルをキャッチ、財布を持ち主に蹴り返す。運動神経は抜群。某局スポーツ対決番組に出れそう。
家も立派でアンティーク。暮らし向きはいい様だ。
料理が得意で食通で鯖(サバ)が好きで妹思い、までは良かったが。
「おばあちゃんの遺言どおりだ」「天命は俺を待っていた!」「俺こそが世界を救う!」「世界の中心は俺だ!」などど日頃より俺節ほざいてる。
いかにも自信満々、知恵はよく回るが徹底的にマイペース、自己中心的な無責任野郎。
他人(妹と料理人以外の)に対する配慮や思いやりに著しく欠ける。これでは相棒も周囲の知人達もクサる。
自分のバイク・タイヤが傷んでいるのを一般市民少女に指摘されてる始末。マシンにも愛情薄くないか?(しかもバイク一台、ゼクトからかっぱらってるし。)
2人とも所属組織の内情・全体像はよく知らない様子。これからだんだん明らかになるんだろう、ブレイドのときみたいに。
しかし大丈夫なんだろうか、1年間このゼクト凸凹コンビで・・・?。およそ考えられる限りの、最悪コンビではないか!
今後ぶつかり合いながらも名コンビ、に成長してゆくことを希望する。
でないと、きわめて・・・心もとない。
マジレンジャー、無事最終回まで完了。
世界破滅を狙うラスボス、真っ赤になって大暴走。
でもインフェルシアの支持者減って離反・改心組続出。よほど人望が無かったのか。今回は初期幹部復活無し。
魔法使いファミリー&中堅師匠方、素顔で大集合。猫とあと一人だけ違うけど。スフィンクスの素顔もできれば見たかった。
終盤、まさかマジブルーと先生が・・・・・するなんて!
ああ、そこまでは読めなかった。
劇場版だけに出ていた大魔女様も、しっかり登場。実質的にトリ。
ラストの修行衣、あの中では目立つね。
1年間おつかれさまでした。
さあ、出でませ、ボウケンジャーよ!
ウルトラマンマックス、さらに意欲的に進む。
なんと、旧作「ウルトラQ」ロケ中に洞窟でキャスト・スタッフが垣間見た?地底怪獣が今頃地上に現れ、番組でレギュラーだった元・万城目(佐原健二氏)や元・一平氏が元・ユリ子(勿論今はDASH科学者)と怪獣現象を解説、という回も。
そこまで新作で<発掘>するとは・・・。しかし、今の子供が興味を持ってくれたらそれもいいかもな、と。
初期怪獣再登場(元・イデ隊員も再登場!)に続きまたしても、宇宙工作員来襲。
アンドロイド・エリーを拉致、データ侵入・ハッカーしDASH防衛機能をストップ、ミサイル基地をぶつけようと企む。
DASH基地ってこんな弱点があったとは。結局、エリーでもってたのね・・・。
コバ隊員とは人間とロボットの違いを越えて、見舞いまで持参するいい仲?の名コンビぶり。もしや最終回では、まさか・・・?
そしてついに今、真打・バルタン星人が前後編で登場。演出も初代バルタンから劇場版コスモスの子供バルタンまで作ってる飯島敏宏監督氏が再登板だ。(あいつ、まだ地球人とメル友なのかな・・・?の声)
今回は巻貝形UFOに乗ってきたミニミニ・穏健派バルタンが地球では女の子に変身(ハリーポッターみたいにホウキに乗る)、漁村の男の子と交流しつつ地球攻撃派バルタンの目を掠めてひそかにカイト隊員との接触をはかるため、少年と交番警官に連絡させたり、重力コントロールで落ちない紙飛行機の群れを浮かせたり・・・。
いや、直接DASH本部に行ったほうが早いと思うんだけど。女性教授も<集団錯覚>扱いでぜんぜん信じてくれないし。
カイトとミズキはパトロール車内で「いまだに、宇宙人の存在を信じない人達、多いからなあ・・・」などとぼやいてるが、おいおい、先週までに一杯出てきてるじゃないか!ウルトラ世界観的におかしいぞ、その発言は。いったい、どうなってんだ?
と、気になるところもありますが、ずるいほど巨大化する攻撃派バルタンに苦戦中のマックスを眺めつつ、とりあえず次回に続く。
なお、元・アラシ&フルハシ隊員、毒蝮三太夫氏と元・レオ役、真夏竜氏もちょこっと、出てます。
以上、中間報告終わり。
付記:
8日夜、「ゴジラ」シリーズを含めて数多くの東宝SF特撮映画音楽を作られた伊福部昭氏が亡くなられました。
マーチ曲の大家、という印象です。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
後で気付いたが、そのITセレブ男役は・・・「555(ファイズ)」のライダーカイザ氏、だった。(いいのかな~?)
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- 2006/02/12(日) 10:28:20|
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