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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

桜の花びらを背に、彼は消えゆく

主水日記。


「仕事人2009」で、
今日、からくり屋の源太が、殉職した・・・。

そうか、ついに逝ったか・・・。


昼間、直前の回を、再放送留守録で、つかまえたら。
小五郎が源次に、主水が涼次に、
「お前の考えは、仕事人として甘い!」
「今にへまをするぞ!」
と、それぞれ叱っていた。

いわゆる、仕事人稼業の掟、というやつで。
「しくじった奴は、殺す!」
「仕事を見た奴は、消せ!」という、厳しい掟なのだ。

(そういう主水だって、以前は結構、的や目撃者を逃がしてるんだが・・・の声)

的が、荒川良々の、盛り場通り魔・黒頭巾侍!
夜だろうが、昼間だろうが、容赦なしで暴れる。
涼次のマスコット?如月も、巻き添えで軽傷を負う。
つい、忍び動作と武器ポーズが出てしまい、
「昼間からやるな!」と主水にたしなめられる涼次。
(モデルはもしや、秋葉原の事件の・・・だろうか?の声)


侍の家の者達二人が、人のいい使用人を殺して、犯人に仕立ててしまった。
それに気づいて悲しんだ、侍の母親(池上季美子)が、
その実子を、家の者達二人ごと殺してほしい、と、仕事人達に依頼。
何という、つらい頼みだろう・・・。

母親の前を横切る、犠牲者達の葬式提灯。
蛍のごとき、その群れが、より哀れさを誘う・・・。

いつもハードな物言いの小五郎だけが、気にいらねえ、と仕事を断り、
主水・涼次・源太は、仕事を受け、
一同、一気に斬り込み、遂行。

だが、最後の一人を仕留め損ね、標的に襲われた源太が、逆上。
大声上げて、派手に、石で殺してる!
(いてーよ、見るからに・・・!の声)

こら、見つかるだろー!と思っていたら、
運悪く、小五郎の同僚同心に、現場で姿を見られてしまう!
その後ろには、掟の準代表者・小五郎が・・・。
さあ、どうするんだ?!同心も消すのか?

で、次回へ、となっていた。

そして・・・。

主水の機転で、どうにかその場は乗り切ったものの、
下手をすれば同士討ち、すれすれだった・・・。
しかし深夜とはいえ、路上で大声出して反省会では、
見つかる恐れが・・・と、はらはら。

さすがにその後しばらくは、小料理店を子供に任せて、
奥に隠れていた、源太だが。
同心にばれていないとわかり、一安心。

とそこへ、生き別れの、生みの親!と名乗る女が現われて、急展開。
(元・影の軍団幕末篇、W浅野、土曜サスペンスの女王・浅野ゆう子!の声)
お涙芝居で、ある商人一家の財産をぼったくるべく、源太を騙しているが、
これが、とんでもない、
詐欺と押し込み強盗の仲間を持った、大嘘つきの手だれで・・・
殺人や放火をさせて、もう、最悪な女!なのだった。

それに気づいた、源太の養い子クンが、一味退治の頼み人になる・・・。
それでもなお、この女の本音を見極めきれない源太は、
自ら見極めて、始末をする!と、出動するが。

桜散り、花吹雪舞う中、悪女と二人きりで対峙する、源太。
粘りに粘るこのシーン、
梅安と悪女の、映画版対峙をほうふつとさせる、
舞台劇さながら、密度の高さ。
若さと甘さが、命とり、
しかし、最後の技に挑み・・・。
あの会話は、ただ二人だけが、知っている・・・。


昔死んだ仲間のことは、訊かれても、
「忘れちゃったな」と、つぶやいていた主水だが、
又しても、若手仕事人の死を、見送ってしまったのだった・・・。

「人は鬼になれるが、鬼は人になれねえ・・・」
含蓄ある、主水の一言。


さらば、源太。

(で、あの少年は、どうするんだろう・・・?の声)


以上。

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  1. 2009/04/10(金) 22:24:31|
  2. 時代劇
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