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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ゲルゲーゲル・ダークボンド

主水日記。

その後観れた、映画。


フィルムセンター、日本のSF特撮映画を特集中。

「電送人間」を再見したのは、
たまたま、浅間山噴火の時期だった。
軍人コスプレ・バー、笑える・・・。
今なら、ガンダム・バー?

劇場版「黄金バット」、
白黒フィルムだった・・・。惜しいな。
かなりデタラメな筋だが、結構面白いぞ。

現・サニー千葉が、秘密基地の隊長役だが、
主役・<黄金バット>が、文字表示上の、トップスターに。
そして真の主役は、ほとんど、
「助けて~黄金バット!」叫ぶエミリー嬢。

イカ型ドリル宇宙船は、いいんだけど。
敵役・ナゾーが・・・
短気で、作戦力が弱い・・・。
しかも造形が、しょぼい・・・。
某女性客がロビーで、
「ポケモンショーみたい・・・」とのたまう声も。

不気味に笑い、無邪気さ溢れる力演は、
悪役幹部・沼田ヨウイチ。
後半は、自由自在に、場面を食いまくっていた。


新宿ミラノ座、「007 慰めの報酬」。

前作「カジノ・ロワイヤル」で、
原作寄りの原点に戻って、意外や?大評判。
ダニエル・クレイグの、ニュー渋味ボンド、第2弾。

任務にかこつけて、復讐の鬼と化した、ボンド。
捕まえりゃ、情報源になりそうな奴まで、
どんどん、容赦なく射殺!こわ~。

ノンストップ、暴走、ハードボイルド・マンとなっては、
最早、Mや大臣の手にも余る有様。
と同時に、ちと涙もろそうなのが・・・
ややボンドらしからぬ気も、するのだが。

それと今回は、悪役幹部の線が細いのが、欠点。
もっとブラフかませる、組織の大ボスらしい人は、いないのか?と。

しかし、アクションや爆発シーンは、
さすがに力が入ってて、観ごたえがある。
同じボリビアが舞台ながら、
劇映画としての、「チェ」前後篇に足りなかったのは、
このアクション、メリハリ度合いだったのが、よくわかった。


「チェ 39歳別れの手紙」・・・。
前作「チェ 29歳の革命」の、第2部。

キューバでは、協力者も多く、
革命の好条件が揃っていた、ゲバラ部隊だったが。

大臣の座さえも捨ててまで、,潜入。
ルパン3世も顔負けの、変装術(!)には、ニンマリするも、
観ながら、にこやかな気分になるのは、そこまで。

勇んで挑んだ、ボリビアの解放戦線では、
さしものゲバラも、不遇の連続に見舞われ、
あわれ、敗残の兵に。

余所者ゆえの哀しさ、
あまりにも、民意と協力者を得られない上に、
敵軍側の、執拗なる脅しと、兵糧攻め、
援軍訓練投入、などの前には、力及ばず。
介入の条件が、悪すぎた。

味方側の齟齬(そご)、逃亡・裏切り、
住民による、居場所発覚等が、続出・・・。
次々と、倒されてゆく、味方・・・。

画面の平坦な動きこそ、ほぼ第一部と近しいものの、
ゲバラ側目線が、主軸の映画なので、
彼らの、あまりにも無力に、衰えてゆく有様は、
やはりというか、観ていて、つらいものがあった・・・。

多勢に無勢、追い込まれる、緊迫の景と、
<詰み>の景は、心底、恐怖すら感じる・・・。

良しあしはともかくとしても、
こういう人物は、今、なかなか、いないかもな・・・と。


以上。



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  1. 2009/02/19(木) 01:53:42|
  2. 劇場用映画
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