主水日記。
今週で、
初期「必殺仕事人」、全84話、チバテレ放送終了。
千葉県議会中継の無い平日は、ほぼ、毎日放映状態だったが、
それもついに、終わった。
おでん屋左門篇になってからは、
江戸から離れた、木更津の元締・六蔵のところへ、
頼み人が、はるばる訪れ、
丁寧語時代?の加代が、
毎回、お伺いを立てに行っていたので、
受注システムとしてはわかるが、
いささか、かったるい感じも、あった。
そのうち、三代目元締も、直接には登場しなくなった・・・。(注1)
ファミリー向け路線へとシフトしたので、
スタート時に比べて、ハードな印象は、大分薄れてはいたが、
それでも終盤、メンバーのおしまが捕まって拷問されかかったり、
仲間の正体がばれそうで、かなりやばそうな回も、結構あった。
そして、最終回。
大商人から役人への、賄賂の念書が入った財布をすったばかりに、
女スリが殺された、事件がらみで、
現場へ調べに来た、主水と秀が、
そこを見張っていた、南町奉行の腹心達にマークされ、
もしや噂の、仕事人では?と怪しまれる事態に。
(それでいままで、よく、ばれなかったもんだな・・・の声)
よりによって、その念書に名前のある役人とは、
現役の南町奉行、その人だったのだ・・・。
奉行は、女スリ殺しの手下として、
牢内の人物二名を、密かに出して使っていた。
その上に、仕事人達を、
その牢内にうまく誘い込んで、逆に罠にはめようと、
わざと、女スリ達の仇討ちを、六蔵元締宛てに、
仕事料つきで、依頼させる。
自分たちを襲いに来た仕事人達を、ひそかに待ち伏せて、
一気に捕まえ、泥を吐かせよう、という作戦。
さあ、主水達も困った・・・。
加代から、奉行達の思惑を知らされた、
元締は・・・なんと、知りつつ仕事を受けた。
そんなら、こちらから罠にかかったフリをして、
あべこべにやっつけてから、
ひとまずは解散、江戸をずらかろうぜ・・・
という事に、決まったのだ。
そして、最後の仕事に向かった、一同。
奉行を前にしても、そらっとぼけていた主水だが、ピンチに・・・!
最終回につきものの、殉職者こそ出なかったが、
念書を探していた人物のために、
不運にも、左門の妻が・・・!
そして、娘はショックで、記憶を無くし・・・。
かくて、殆ど本質的解決が、つかぬまま?に、
一同は冬空の下、哀しく解散。
寒さが、こたえるぜ・・・左門。
ラストも、主水らしいといえば、らしいんだが。
それも、罠じゃないだろうね?
大丈夫かい?ほんまに・・・。
で、次週の14時台からは、しばらく、
テレビ東京系でやっていた、
高橋秀樹版「次郎長三国志」を、やるそうな。
山城新吾の知的悪役っぷりが、似合ってるぞよ。
かつてのオールスター映画の王道シリーズ、
未見の方は、とくとご覧あれ!
金曜夜は、「仕事人2009」。
浅草仏像殿建立と、宮大工の受注にからめて、
消費税ならぬ商い税徴収、手抜き工事設計、建築耐震偽装、
と、それなりに現代ネタ含み。
また、如月が出ない・・・。
その分、子役3人が泣かせ役、心憎いぜ。
子供を頼み人に呼ぶ、女元締、
考えようによっちゃ、こわいぜ・・・。
悪役僧正と主水、まさしく「剣客商売」の組み合わせですな。
涼次さん、今回、仕掛けが大胆すぎ・・・。
そこまで細心の注意を払うのに、
何でふぐ料理では、油断したのかね?
ご用心、ご用心。
一方の主水は、「めざしの、恨みだ!」なのだった。
しかし、まあ、こう・ふくも、負けじと。仏像頼み。
小五郎の枕元、すごかったね・・・。大笑い。
いくら子種願望が強くても、
こりゃ、かえって引きますぜ。やれやれ。
以上。
注1:六蔵役の俳優・木村功氏の、急逝によるもの。
その後、後任元締役等の交代は無いまま、最終回を迎えた。
黒沢明監督「七人の侍」の、一人としても有名だが、
深作欣二監督版「黒蜥蜴」で、明智小五郎を演じていた事は、意外に知られていない。
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- 2009/02/14(土) 00:29:48|
- 時代劇
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