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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

壱、アルミ缶を拾う

壱の、日記。


土曜、午後より、非番。

お久しぶりの、ラピュタ阿佐ヶ谷。

<東映任侠映画の中核を担った男 山下耕作ノ世界>、監督特集。
中篇2本立てと、長編1本を鑑賞。1200円X2=2400円。
ついでに資料のミニコミ本、500円。

中篇の、「泣いて笑って許して ポコアポコ」と「わかりあえる季節」は、
16ミリの、真面目な<教育映画>である。

東映任侠映画で、着流し男のドスさばきを、
いっぱい撮りまくってきた、山下耕作監督が、
晩年、平成になってから、教育映画を撮っていたのだ。

映画会社の人だから、仕事の一環として、受けたのだろうか。
ちょっと意外というか、驚いた・・・。
そういえば日活にも、児童映画枠があったっけな・・・と。

「ポコアポコ」の主演女優は、役に入り込み、好演。

母親や近所の商店主人、リハビリ老人達と対話しつつ、
老人向けの、車椅子を、寄付しよう!と決意、
資金のために、車椅子に乗ったまま、
空き缶集めを始める、自立心ある女性役を、
泣き虫、ユーモア発言のシーンをまじえて、
さわやかに、演じている。
随所で、明るい笑いが、起きていた。

同じ女優が、
文化祭関連の教室ドラマ「わかりあえる季節」では、
まったく別な人物を、演じているので、
さすがに女優だなあ、と感心す。
こちらの教育映画でも、難しい題材を、
市民交流のドラマとして、優しい視線で、
明るい画面と、人物達の軽快な動きとともに、描いている。

一転して、「山口組三代目」では、
東映オールスター色が強い、男の群像劇の中にあって、
二箇所の、別々のシーンで、別々の人物が、
三段カットのスローモーションで、同じように倒れるシーンが、
効果的で、印象に残った。

あらためて、山下耕作監督ってすごかったんだな、と、
再確認させられる、特集プログラムなり・・・。


3本終了後、
帰りがけにBABACHOPへ、寄る。

<SUPER-B-DASH>打ち上げ会が、宴たけなわ。
「全滅野球軍」「バッタ」、
「ユウナの小さなお弁当」、「ネコマン」などのリバイバル作は、
初見客にも、大変面白い、と好評だった模様。
よし、よし、いいぞ。
後の特集2回分も、お楽しみに・・・。



以上。
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  1. 2008/12/07(日) 08:24:57|
  2. 劇場用映画
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