半兵衛の、日記。
今、「風のガーデン」(フジ系)を観た。
花畑に美女、地域の踊り、ガーデニング、
ドクターに、年の差恋人に、ちょっと不倫?などなど、
概ねいつもの倉本ドラマ、という感じの、風景ではあった。
主役は、中井貴一.。
東京の大病院で引っ張りだこの、麻酔科医。
<つかみ>の麻酔科授業と、
オペ・シーンのキャメラワークには、活気が溢れている。
オペ周辺のシーンは、さすがにリアルな感じで、テキパキとこなす。
唐突なだじゃれ親父(!)ぶりは、ユーモラスですらある。
伊藤蘭が、看護師長。時代だなあ・・・。
人物達の関係は、小出しにされ、徐々にわかってくる。
北海道に、娘(「カミュなんか知らない」黒木メイサ)と少年、老親族らがいるらしい。
奥田英二の、黒幕っぽい株屋も、
ふてぶてしく、それなりに強い存在感を見せる。
専用車、機材に煙、漫画のようだ・・・。
新宿の奥で、探偵稼業をしながら、
碇ゲンドウしてるみたいな、株屋。
(オペぎりぎりまで、電話してんなよ!の声も・・・)
しかも娘が、「ちゅらさん」国仲涼子・・・想像できん・・・。
(しっかり、元ナース役・・・の声)
緒形拳(さすがに、弱々しい・・・)のシーンなど、
台詞上の洒落が、すべっている所も、
あちこち目立つのも、まあ、ご愛嬌。
(モンペって、あの医師と歌手はよく、知ってたな・・・の声)
とにかく、全体のテンポが、ゆっくりゆっくりで、
かなり・・・・・かったるい。
やたらに進行を急かす、ドラマが多い昨今にあっては、
丁寧な撮り方で、
いい雰囲気作りと、美しい風景が映し出されるのだが。
このゆるゆるな展開では・・・・・なかなか、話が進まない。
ようするに、人物の弾む肉体感や、メリハリ、とでもいうようなものが、
どこか、欠けている印象なのだ。
上質紙の絵巻物、といった按配で。
このたらたらした進行が、ちと難点だが。
でも、とりあえず来週もまた、観ることだろう・・・。
以上。
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- 2008/10/10(金) 00:06:10|
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