シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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<俺たちの、祭・・・>

旅人、覚書。


池袋。
シネマ・ロサ、レイトショー初日。


堀井彩監督の最新作、「窓辺のほんきーとんく」は、
同監督の、作品群の中にあっては、
一般の人にも、比較的にとっつきやすい、親切な導入部になっていた。

勤め先のに会社倒産で動揺する、30代前後のサラリーマン達3人。
三人三様な反応を見せる中、
一人だけが、わりと落ち着いた様子。
しかし彼も、バイトの職こそ見つけたものの、
正社員の口は、難しいようだ・・・。

主役紹介までの、軽い人物シャッフルが、
導入部としては、ちょっと面白い。
(誰が主人公に、なるのか?みたいで・・・の声)

まもなく唐突に、京都から来た、
けたたましくしゃべる、あやしげな、
自主芸術映画監督、村崎登場。
舞妓衣装とも、プロレスラーともつかぬ、
あの服装の奇抜さには、少し驚いた。

その後は、珍技だらけのオーデション風景、
にわかチーム結成、にわか女優候補の登場、
男女の同居人達に芽生えた、新たな関係性、
男女関係と役柄との間に、派生するジレンマ、などなど等を経て、
堀井監督得意の、<性技>的世界が、
自主映画の撮影過程で、いかにもありそうな?エピソードを、
いかにも居そうなタイプ?の人々を、撮影チームに配しつつ、進行する。

浅草名画座街周辺でのロケ、なつかしき名作映画のポスター等、
往年の60~70年代映画のファン層にも、ヒットする要素が、
ちりばめられているのが、うれしい。

辻岡正人・吉沢明歩の、愚直なまでの関係性は、
日活ロマン&ピンク映画の延長上にあり、
下宿の青春ドラマ世界を、形成。
互いの感情をぶつけあうシーンは皆、いい。

周囲のユーモラスな登場人物たちも、バランスよく配置されている。
一同を引っ張り、振り回す監督役・安藤彰則も、
テンジョンが高く、かなり目立つ。

増田俊樹氏扮する、関西カレー屋の中年男性客、
いかにも浅草周辺で、見かけそうな?いでたちと言動で、
少ない出番ながら、大いに存在感を放つ。(注)
そりゃ確かに、カレー屋にしょう油、という取り合わせは、
関東の者からすれば、不思議だが・・・。
夜中に三坂嬢とはしゃぎつつ、決め台詞を吐くシーンは、
ヒート・オンの度合いが、高い。

<ホリケン。>氏の入れ込み演技や、神楽坂恵の明るい色っぽさも、
コミカルな味を出していて、
シビアになりがちな話を、いい具合の雰囲気に、誘導してくれる。

名画を観すぎてる?饒舌な助監督には、笑った。
そうそう、あれもこれも、
観ておきたくなるだよねえ・・・よくわかるよ、と。
入れ込んじゃった者の、性(さが)・・・なり。

四畳半青春世界にふさわしい、歌の挿入も、いい。
庄野真代ソング使用には、ちょっと驚いた。
店で聴いた様な歌が流れてるな、と思ったら、
エンドロールで、気がついた。

基本的にはかなり、「きっつい話!」であるにもかかわらず、
全体に軽快な、ユーモア演技による、
京都漫才風?味付けをしたのが、功を奏した。
存外、後味のよろしい青春映画とあいなった。

舞台挨拶付きで、まずまず入りのいい客席内でも、
20~40代中心の、男女ともに、笑いのさざ波が立っていたから、
反応はなかなか、良いのではないか。
おおらかな観客層で、
ひとまず、安心したのだった。


以上。



(注):
この役は、プロデューサーの増田氏が、
プロデューサーだけではものたりず、
3箇所ほど出番を作ってもらった、と、初日上映後に伝え聞いた。
その効果は、十分すぎる程に、出ている。

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  1. 2008/09/28(日) 01:58:31|
  2. 劇場用映画
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  4. | コメント:0
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