左門の、日記。
水曜、例のごとく、初期「仕事人」。
この時期、おとわが元締になった頃から、夏なので、
秀が、毎週、素足を出して、走っている。
で、今回、接触してきた依頼主は・・・
え、南町奉行所?!
そんな馬鹿な、いつも仕事人を、厳しく取り締まってるくせに・・・!?
原因は、標的になった、三人の大手油問屋。
帯刀を許されるほどの、大商人なのをいいことに、
三人で、やりたい放題。
江戸庶民の迷惑もかえりみず、
仕入れた油の品薄状態をでっちあげ、
値をつり上げて、お上にゆさぶりをかけ始める・・・。
おかげで江戸中、灯油不足。
ロウソクも、ろくに買えなくなり、
極度の省エネを強いられる、秀、左門、主水一家・・・。
これには、幕閣も手を焼き、
いっそ、うわさに聞く仕事人に、
三人を消させよう、と画策。
(なぜ、お庭番を呼ばない?の声も・・・。)
奉行からの依頼により、
与力・伊沢を通じて、
接触の探りを、主水に頼んでくる・・・。
受けるか、知らん顔するか、
おとわ組一同に、相談する主水。
標的三人の警護は固く、簡単にはゆかないのだ・・・。
その頃、首謀商人の一人に雇われ、
いつもいたぶられていた女が、逃亡。
一時、秀の元にかくまわれ、田舎へ帰れ、と諭されるも、
油隠しの真相をネタに、油商人にゆすりをかけようとし、
あっさりと、消されてしまう・・・。
かくして一同、五十両(!)の仕事を、了承。
情報屋・半吉が、伊沢を通じて、
手数料一両をせしめる。
前代未聞、
奉行所と仕事人、
異例の見えざる共同作戦?が、展開。
主水も奉行所で、上司や油屋担当役人相手に、うまく立ち回って、
不足気味の家庭用灯油を、ちゃっかり入手。
(油売ってばかりじゃ、ないんだな、の声)
そして一同、
見事、仕事を遂行。
だが・・・
奉行所が元締に届けてきた、後払いの仕事料が、
なんと・・・くだんの、油、だった。
(あ、やられた~!の声・・・)
五十両分あっても、
出所を外で言えず、売って金にもできない。
しかも、事を成した後なので、
油の市場放出で、一気に、値崩れしているのだった・・・。
仕事人達に残ったのは、現金の一両のみ・・・。
主水シリーズではお約束の、
とんだくたびれ儲け、だった。
パワー・バランスと、原油高と、荒れる投機マネーの昨今、
何とも、身につまされる、話だった・・・。
以上。
日頃より、
電気、冷房、PC、
ガス、水道、こまめに消してます。
仕事場でも、家でも、
いつも、省エネを、心掛けてます。
お金が、かかるものだし。
でも、やっぱり必要な分は無いと、困るよね。
無理しない程度に、やってます。
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- 2008/06/26(木) 21:11:33|
- 時代劇
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