主水日記。
5日、こどもの日に、
中年男集団、自主上映の祭典。
池ノ上シネマボカン、夜19時より、<アウトプッツ#12>。
来場メンバーは、お久しぶりの常連客が大半。
幸いに?というか今回は、常連女性客の参加が多かったので、
入場時に周囲より、
「おお!今日は、男祭りじゃないね!」の声、多数。
評判を聞き、北海道から見物に来た人もいて、
地域間相互交流の、広がりを感じる。
GWのはざ間で、エアポケット・マトリックス世界に、
早めの盆帰省が入っているような、
和気あいあい、にぎやかなる交流会となった。
さて、この夜のラインアップも又、
軽く笑ってポン!な作品揃いだったが、
これはもう問答無用、楽しめた者勝ち、なのである・・・。
(注:年度表記作以外は、2008年制作)
オープニング映像・・・公園で近所の猫を観察、のどかなるOP。
新津東二監督、「ベタベタ映画研究部 PART1」(ビデオ、ステレオ、8分):
ああ、洋画アクションにあるある、こういう台詞とシーン・・・
という、いかにもありがちな基本&お約束パターンの、
再現VTR集の羅列で、
1本のそれらしき劇映画が、とりあえず出来てしまう事を、見事に証明。
力みのない画面と演技、
字幕による自己つっこみが、そのおかしさを喚起する。
「スクリーム」で言えば、
「すぐ戻る、って言って離れてる奴が、真っ先に消される!」みたいな。
ここまで、臆面もなくやられると、
ついつい、笑わされてしまうのだった。
西村洋介監督「Reset the world」(10分、2005年):特別招待作品。
ゆっくりゆっくりな展開が、ややもどかしい。
高岡晃太郎氏が、軽いダンス以外は、
めずらしくまともな?常識的言動を見せる、異色作。
近頃多いからね、TVに出てる、あぶない事件が・・・。
そりゃ、怪しむだろう。
こら!誤解されそうな物騒な物を、そんなところに置いとくんじゃない!
という・・・社会派的?教訓。やれやれ。
恩田浩監督「A.D.2018」(10分):再見?
(原作・脚本が<定食>、って誰・・・?の声)
近未来四畳半映画、の看板通り。
ただし「スターブレイザー大作戦」ではない。
某有名アイドルタレント集団の、その後?を想定した、
裏組織らしい中年男2人の、うわさ話。
その、末路たるや・・・苦笑。
ありがちとはいえ、こりゃ、哀れだ・・・。
それに、xxーン作戦、って・・・
まるで劇場版「ルパン3世」。
別人格になるんじゃない?それ。
あの頃の面影を追っている、
オールドファン泣かせな、悩み?なんだろうなあ、きっと。
黒豹監督「キルビル15 映画に死す!」(10分):
まだ続いていた!このタイトル・シリーズ。
今回は、キルビルというよりは、
NHK教育テレビ風の、特殊撮影法、実験記録集。
なかなか、おもしろい。
風呂桶での、水中撮影。
息継ぎがきつそう。おぼれるぞ!
ビニールで覆ったって・・・カメラ壊れるぞ・・・。
無数の風船と紐と、DVカメラで、
凧上げのごとく、空撮を試みるも、
いきなり、雨になり・・・夜になり・・・
(普通翌日に、延期するだろ!の声)
撮れた画面は、ゆれっぱなしで安定しない。
安く撮るのはなかなか、難しいようだ。
とどめが、男なら一度は!の発破シーン。
しかし、これは・・・
ドカン!危ねえよ・・・!
火薬は、防災責任者無しでの実験は、やめましょう。
「日本名作劇場 鶴子の恩返し(前編)」(アニメ、2分):
JR山手線に、鶴がいるかどうかは、ともかく。
ひ、ひでえ・・!苦笑。
恩を、仇(あだ)で返すんじゃない!以上。
フクちゃん監督「4コマ映画 ~出前~」(6分30秒):
下宿人(演:新津氏)がラーメン・カレー・そばなどを注文して、
妙な出前持ち(演:高岡氏)が、せこい手抜きの品を届けに来る、というだけの、
脱力系、4コマ漫画式コント。
起承転結、まあ、おもしろいには、おもしろいんだが・・・。
恩田浩監督「愛の手紙を書いてみよう」(20分):
<アウトマン>恩田浩&シネマ愚連隊・佐藤ザンス両氏の、共演.。
路上で男2人がぶつかり、青年の携帯が壊れた。
好きな人にメールが送れない、と嘆く彼に、
男は「じゃ、手紙を書いたらどうだ?」とすすめる。
青年はあれこれと、文章を練ってみるのだが・・・。
ポエムを添える等、それらしい?アドバイスをする恩田氏が、
とぼけた味わいの台詞で、軽く笑わせる。
オチも見事に、付いた。
今回一番、男たちの殿堂・アウトマンらしい作品。
新津東二監督「彼女が月曜日に会社を休む」(9分30秒):
最初のうち、熱と腹痛で会社を休む女性と、
屋外の、ヒットマン?達の芝居が、同時に進行。
このつながりは、何だ?
と思って、観ていると・・・
ヒットマン達やホームレス男らの名前と、
技のネーミングから次第に、
どうやら、彼らは善玉ウイルスや、大腸菌や、薬品であり、
劇中の河原が、
<体内>らしい、とわかってきて、笑う。
その某SF映画(xxxの決死圏)的着想と、描き方が、お見事。
瞬間移動する悪玉ウイルスとの、ハイスピード・バトル、
撮影に勢いあり、ちょっとした見所に。
役名表示の遊びも、笑える。
ユニークな小品、なり。
かくて又、打ち上げの宴とともに、
休日の夜は、ふけてゆくのだった・・・。
以上。
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- 2008/05/06(火) 18:53:43|
- インディーズムービー
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パンダ外交の後釜がどうとか、言ってる間に、
ミャンマーがサイクロンで、大変らしい・・・。
それとついさっき、関東で地震があって、夜中に飛び起きた・・・。
- 2008/05/08(木) 01:11:00 |
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