鉄の、日記。
春の連休、スタート。
この土日は、充実した週末を、過ごせた。
土曜夕方から、日曜深夜にかけて、
まったく帰宅しないで、過ごした。
池袋・新文芸坐にて、
ピンク映画界、年に一度の祭典、
<ピンク大賞>オ-ルナイトで、夜明かしするためであった。
司会はおなじみ松島氏&池島ゆたか監督、
アンド、女優の日高ゆりあ嬢&イ幸田(こうだ)李梨嬢。
当然に池島氏が、撮影エピソ-ドを長く語ろうとし、
松島氏が短く縮めるべく、
<巻いてる!さくさく!>式に、進行。
このせめぎあいが、作品自体とは別な、見所に・・・。
これ、例年、この会のパターン、常識。
さて、本年度の各賞は、
ピンク映画情報の<PG Website>方面にも、既に出ているのだが。
製作本数の減少、大宮オークラの閉館、
日活系直営館の撤退(池袋・高松)など、
相変わらず、どうも、ぱっとしないニュースが、多い昨今。
授賞式ではなぜか、
ベストワン作品賞作品の、主演・荒川美姫嬢が、欠席に・・・。
そんな中・・・。
今回、特別賞として、
そこの本誌にあたる、情報誌「PG」の編集長、
林田義行氏が表彰された事は、
特筆に値する、うれしき出来事だった。
何しろ、この人が、今は無き亀有名画座で、
ピンク大賞イベントを企画、スタートしてから、
新宿ロフトプラスワン、新文芸坐と会場も移り、
平成年度とともに、いつしか20年も、経つのである・・・!
節目の年に、これを喜んで祝わずして、何を祝うのか!と。
マイペ-スでもいい、これを励みに、
更に頑張ってほしいものなり。
この夜の、上映作品は・・・
1・「痴漢電車 びんかん指先案内人」
(加藤義一監督。脚本・城定秀夫)
(東中野にて上映、再見。
脚本のバランス性の、勝利。)
2・「不倫中毒 官能のまどろみ」
(吉行由実監督。脚本は樫原辰郎と共同)
・・・文芸誌の若手編集部員女性と、
今はそばを打つ、元作家男性。
運命の、出会い、そして接触・・・。
しかし、2人の間には、かつて彼の担当だった、編集部長女史が・・・。
台詞が文学作品群からの引用に満ち、
いかにも文芸関係者らしい対話が、ユニークな味に。
国沢実監督が、ナンパな編集部員役で、リリーフ。
3・「うずく人妻たち 連続不倫」(福原彰監督・脚本)
相性が最高?にもかかわらず、
2人で外出時に、不幸な事件があったため、
一度は別れた不倫カップルが、
十年後に突如、再会する(!)話。
とにかく、イケメン男と、人妻達(複数)のベッドシーンが、
かなり、濃密・・・。
この男には、女の人生のすべてを背負う事は、重すぎたようだ・・・。
4・「奴隷」(佐藤吏監督・福原彰脚本)
(東中野で上映、再見。
<求道、いまだ止まじ>の項、参照・・・)
5・「痴漢電車 いやらしい行為」(脚本タイトル:誕生日)
(幡寿一監督、五代暁子脚本)
1995年ベストテン2位作品。
主演、ピンクイベントの常連だった、林由実香嬢。
没後3年目のメモリアルとして、特別に再上映された。
3年ぶりに観るが、やっぱり、いい味わいの作品。
色気よりも、
都市部の世界を、バラバラに生きる者達の寂しさと、
気持ちの再生とが、じんわりとくる。
何度、この映画の台詞に、気分回復させてもらえた事だろう・・・。
テントと海の風景、今もどこか、いとおしい・・・。
以上。
じゃ、又な!
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- 2008/04/28(月) 00:34:12|
- 劇場用映画
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