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参の、日記。
水曜の夜、20時は、
またも、御茶の水。
小川町の一角にある、ミニイベント会場、<スペースneo>。
通称、<neoneo坐>。
かつてのACTミニシアターや、新宿の<月光>スペースを思わせる、
小規模なスペースだが、
貴重、かつ、くつろげる上映会が、時折、行われる。
この夜は、<短編調査団>シリーズ、<万博の巻>。
1970年・大阪万博と、いえば・・・?
あの当時、TVで式典を観ていた人達は、
果たして、何を思い出すのだろうか?
大阪から遠いところに、住んでいて、
所詮ははるかかなたの、よそ事・・・だったか?
あるいは、すぐ近くにすんでいて、
1年かかった、建設工事の、騒音のやかましさや、
土地の立ち退き等で、参らされた事か?
あるいは、人垣の洪水と、
月の石や、アポロの着陸船を観る、行列のものすごさと、
斬新で奇抜な、未来都市イメージの豊かさに、
飲み込まれつつ、素直に感銘を受けたのか?
その頃はちょうど、小学3年位だった。
両親と、新幹線ひかり号で、
初めて大阪にやってきて、
終始、わくわくしていた、小生・・・!
(愛知万博こと、<愛・地球博>の章を、検索されたし・・・著者談)
そして、21世紀の今、
こうして、16ミリフィルム映写で観ているのは、
69・70年に撮影されたという、ピンク色に褪せた、
万博会場、各パビリオン建設現場の、
鉄骨だらけの、貴重な映像・・・。
大きなプレハブの、工程管理事務所、作業員達の群れ・・・。
屋根を地上で組み上げて、持ち上げる装置、
締められるボルト、ナット・・・。
さまざまの工夫を凝らしたデザインと、
おそらくは画期的だった、新工法の数々に・・・圧倒される。
大半が、企業向け記録のせいか、
現場の音声は少なく、
よくわからないところも、あったが。
おそらく、夏は相当暑く、かつ、騒々しかった事だろう。
そして、見る見るうちに、あの懐かしい、
UFO状や、多重塔、広場の屋根、などなどが完成してゆき、
モノレールが走り出し、<動く歩道>が現れてくる。
やがて風船舞う式典、各国コンパ二オンの挨拶、
思い思いの姿で、入り混じる、観客や大使、老若男女・・・!
骨組みの段階を、当時は観ていなかったし、
TVや雑誌で観ていたとしても、忘れているはずなので、
何だか、とても不可思議な感じが、する・・・。
これらを開催期終了後に、
又、み~んな、取り壊したのか・・・と思うと。
いかに大掛かりな、お祭りだったことか・・・!
解体の記録は・・・?いや、もういい・・・。
こうして、ささやかなタイム・トラベルは、終わったのだった。
帰り道、心はほんのひととき、
昭和40年代の、小学生?だった・・・。
以上。
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- 2008/04/23(水) 23:55:32|
- インディーズムービー
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