秀の、日記。
土曜朝、総武中央線が信号故障で一時ストップ、
午前中の出勤時からやむなく迂回、
もう、予定がずれまくってしまった・・・。
中央快速線も含め、午後までダイヤが乱れ、振り回された。
午後の行き先は、いろいろ考えた末、
ラピュタ阿佐ヶ谷に、決めた。
東映動画特集が、この日で最終日なのだ。
すべり込み、セーフ!で、
3プログラム、2700円券。
計4本、どうにか観れた・・・。
常時、20人前後の、入場。
「グリム童話 金の鳥」('87)は、
東映まんがまつりの、名作童話路線で、
現時点では最後の、劇場用ファンタジー・アニメ。
傍線や円形の使用法が、80年代アニメらしい、描きよう。
色彩も、明るめ。
魔女が歌い踊るミュージカル・シーンが、楽しい。
大量生産、円錐形の鉄人兵団が、
安定感がなく、すぐコケるのが、かわゆい。
お姫様が気が強く、はっきりと自己主張するのも、あの時代からなのか?
「魔犬ライナー 0011変身せよ!」('72)は、
未来都市になった、富士山麓が舞台。
軟体生物型の、不気味な姿で、科学者宅ににじり寄り、
地球侵略と、破壊活動計画を強行する、悪役宇宙人達。
漢字で一言、<死>!と宣言するなんざ、まったく不敵だ。
勇ましい、主役少年を支えるのは、
宇宙人のせいで林ごと焼け死んだはずの、野良犬母子。
科学者である父が、脳を残して、犬達をサイボーグ化したのである。
しかも、人の乗れる宇宙ジェット戦闘機に、変形・合体できるのだ。
だが父も、宇宙人に襲われ、瀕死に・・・。
70年代、既にスペース・シャトルの立案があったことに、驚く。
近未来SFとしての設定は、結構、細かく出来ていて、感心する。
でも、敵怪物群が明白に、
クワガタ・エスカルゴ・ダニ(!)等の、わかりやすいデザインなのは、
ちょっと笑える・・・。
変形自由な末っ子犬が、ちらっと、笑いを誘う。
イメージ的に、「ガッチャマン」や「キャシャーン」、
「テッカマン」等に近い、SFアクション。
「きかんしゃやえもん D51の大冒険」('74)は、
実写の機関車フィルムに、アニメシーンがつながれている。
70年代の魔女っ子TV漫画のような、
かなりベタな、擬人化キャラのオンパレードで、
少々、つらかったが。
やえもんを追う子供とねずみ達が、歌いながら川を渡る景は、ちょっと笑える・・・。
ギャング風のレイル・ジャック犯が、
乗り放題が夢で切符泥棒とは、大胆なのか、せこいのか・・・。
制作されたSLブームの頃には、最新型だった、だんごッ鼻のひかり号も、
今や、かつてのD51同様に、引退の季節・・・。時代を感じる。
「龍の子太郎」('79)は・・・
大食い、怪力の少年が、
母をたずねて、農村を旅する物語。
ほとんど、稲作奨励映画、だった。
道中がめつい、どケチばあ様に、
ぎゃふん!といわせるシーン、
ざまあみろい!と、爆笑してしまった。
天狗が未成年の太郎に、お酒を飲ませたり、
太郎が逆立ちで、フルXン丸出しだったり、
オールヌードが、必然性はあるとはいえ、出てきたり・・・。
ある意味大胆すぎる、文部省特選、国際児童年記念制作映画。
そして、上映終了後ただちに、
渋谷へと、向かうのだった。
以上。
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- 2008/04/06(日) 01:59:35|
- 劇場用映画
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