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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

刺客人マキ・七「七転八倒、生きながらえば」

主水日記。


注目すべき監督の作品とはいえ、
観るべきかどうか、かなり迷った映画・その1が、ある・・・。

いまおかしんじ監督「たそがれ」、
別名「いくつになってもやりたい男と女」。
勿論、国映制作のれっきとした、ピンク映画である。
(またかよ~!の声・・・)

老年男女のセックスを描いた、と聞いていたので、
俺ら年代の、肌にあう映画か?
と、要らぬ心配をしていたのだが。

意外に人物たちの生活や心情は、真面目かつリアル。
それを、関西弁独特の響きと、
女性陣の、柔らかい物言いや物腰が、
ほんわかした雰囲気に、和らげられている。

夫と妻の静かなる対話、その寂しき別れ、
にわかなる三角関係騒動、
初恋?ぺアの再会、
元悪ガキ三人組の盛り上がり、などなどを、
老年ゆえに生じる、切なさや、おかしみとともに、
ユーモアたっぷりに描いており、
存外、おもしろく観れたのだった。

特に、中学時代の回想シーンでは、
普通なら、年齢相応の配役を用意するところを、
あえて、そうしなかった(!)のが、笑わせる。
しかも、中学生時代なのに、ありえない・・・空を、飛ぶものが・・・。
ここに、いまおか監督らしい?茶目っ気を、見て取れる。

とにかく、主役のおじいちゃん、全篇ハッスル。
色気、エロ気こそ、元気の源?
わかりやすい、男心・・・!
むきになったときが、一番面白い。

た、ただ、ただな・・・おじいちゃんよ。
職人技はともかく、
寝技やスカートめくりまで、
後進に伝承されて、ゆくんかい?
これから男は、大変な時代やぞ・・・
大丈夫、やろかな~?ほんまに。

さて、小生も、
年とった後のこと、ぼちぼち、考えとかんとなあ・・・。



以上。
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  1. 2008/02/29(金) 02:24:47|
  2. 劇場用映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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のんびりと・・・

4年に一度の、閏年。
今日は、非番で、ほねやすみ・・・です。
  1. 2008/02/29(金) 14:28:14 |
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