鉄の、ぼやき。
17日、朝より京浜東北線にて、再び北上す。
都心部はシティマラソン中だが、今、それどころじゃない。
ついに、大宮オークラ、最後の日が、来てしまったのだ・・・。
3本立てで、入場料1500円。
この日は、女性客のみ1000円に。
ラスト・プログラムは、女流ピンク&文芸監督の登場。
「こおろぎ嬢」浜野佐知監督の、3本立て。
15時のトークショーを前にして、
場内は、閉館を惜しむ人々が、
男性オールド・ファン以外にも、続々来場。
浜野監督組のスタッフ・関係者・ファンとおぼしき、
20代から年配までの、女性客で、
向かって右側の席が、ほぼ埋まってしまった。
特別に女性席を、黄色い紐で区切ってあったのだが、
だんだんと人が、あふれ出してきた。
やむを得ず、14時台の上映中に、
常連らしき年配男性客達が、劇場スタッフの指示で、
後ろの席へと、徐々に移動して詰める一幕も。
普段は、右側の中央部あたりが、<自己定席>なのだろう。
ちょっと、気の毒だった・・・。
こういう場所では、まず異例だろう。
上映作品。
「巨乳DOLL わいせつ飼育」:
マッドな、ロボット研究者の研究所。
その男性博士の元には、美女が2人居る。
一人は、
男運が無く、自殺しかけていた所を、養女として引き取られ、
人体実験にまで協力した、助手。
もう一人は、
博士が、最高のロボット技術で開発した、
データ・インプットでテクニックが進化する、セックス・アンドロイド。
博士は、政府系外交組織の要人男性には、
任務の助けになる生身女性を、
クライアントのミリタリー系トレーナーには、
戦地兵士の慰安用訓練向きに、アンドロイドを派遣。
両者にそれぞれ、高額の報酬を請求して、売り込んでゆく。
だが、博士の与えた任務に、当初は従順だった美人2人が、
次第に、プログラムに無いはずの、自立心を覚え始め、
やがて、予期せぬトラブルが、発生する・・・。
男の思惑を越えて、女はいつしか、その先へと、旅立ってゆく・・・
という、ある種の真理?を図示してみせた、SF。
「SEX診断 やわらかな快感」?:
現時点での、最新作の模様。
ジャーナリストが発見した、謎の会費制サイト。
カリスマ的人気を持つといわれる、主催者の女性は、
セックスを含めた、初対面男女会員間のパートナー探しを、推進中だった。
さて、2組の男女の、相性は・・・?
男性の考えがちなものとは、女性の求めるセックスは大分違う、
だから、すぐあきらめないで、とりあえず・・・
という、ありがたい?お話。
「桃尻姉妹 恥毛の香り」:
新宿のホテルに宿泊している姉は、怒っていた・・。
19歳の妹が、70代の老人と同居し、結婚をすると聞いて、
「救い出しに!!」東京へ来たのである。
姉の恋人らしき男性も、後からサポートにやってくる。
だが会ってみると、姉が思っていたのとは、事情が違っていた。
妹の最初の引き取られ先で、理不尽なトラブルがあり、
横暴な義兄のもとから、妹は老人に救い出され、同居していたのだった。
だが、支配欲の強い義兄は、執拗に、追いかけてきた・・・。
途中、男優青年がなぜか、急にスーツになるのが、気にかかったが・・・。
愛とは他人が、どうこう言うことじゃなく、結局は当人同士次第、
というテーマが、前向きに、わかり良く出ていた。
調子のいいヒロインの示す、ラストのみ、
この監督ならではの、ささやかな、抵抗・・・?
一通り、観終って、約30分のトーク。
すごい勢いで語り倒し、観客の質問に答える、エネルギッシュな監督。
例のスーツ・シーン、俳優や自前衣装等の都合で、ああなったらしい。
撮影3日間、300万で完成させるのが基本形の、ピンク映画業界、
今もいろいろと、苦労が多いようだ・・・。
その後、ロビーは、サイン会・記念撮影会と化した。
支配人やモギリ女性に、お別れを言う人達も・・・。
1階の小劇場では今頃、
ゲイシネマ・ファン向けに、ショーをやっているのだろうか。
43年間も、営業してきたという映画館、
亀有名画座に似た、内部の雰囲気が、気に入ったところなので、
無くなるのは、ちょっと寂しいが・・・。
これで埼玉に、オークラ系の直営館は、なくなるという。
そのうちに又、上野オークラにでも、寄ってみようか・・・。
以上。
この朝、ネットのニュースで、
東芝が<HD DVD>から撤退の意向、
ソニー・松下陣営のブルーレイ・ディスク式が優勢に、と伝えられた。
又、この日、コソボが独立宣言した。
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- 2008/02/17(日) 09:27:31|
- 劇場用映画
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