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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

(新)スケバルマンハナコス・1「雪娘と、おこしやす」

主水日記。


早朝より、記録的大雪に。
雪かきが、必要になるかもしれない。
交通が、気がかり・・・。

と案じつつも、結局、
快速電車ではるばる、1時間以上かけて、
2年ぶりに行ってしまった、関内ホール。
<ヨコハマ映画祭>。
今年で既に、第29回開催。

去年は、チケットが売り出し当日に、売り切れて取れず、残念だった・・・。
あれから、ここでも、さまざまな変化があった模様、なり。

一昨年?くらいまでは、
ゲスト挨拶や表彰式の、一般写真撮影が可能だったのだが、
昨今は権利関係が、厳しくなったようで、
プレス・報道関係以外の撮影は、禁止になってしまった・・・。
生で観れるだけで、よしとしよう、という事。

喫煙も、場内は禁止になっていた。
以前はロビーでも、吸えたかな・・・?
半券を持って、休憩時間に屋外で吸う人々、結構多し。
まあ、小生は元々、吸わない人だが。

さらには、ロビーの軽食売店が、閉じていた。
横浜市も、財政が厳しいせいなのだろうか?
あそこが消灯して薄暗いのは、何だかちょっと寂しい・・・。

とはいえ、寒さと雪降りをかき分けて、
チケットを出して駆け込み入場、上映開始15分前に着いてみれば、
やっぱり例年通りのにぎわいで、たちまち、満員御礼に。
ここは自由席だが、条例により、立見席は無いのだ。

で、会場についてから、買ったパンフで知ったのだが、
去年までずっと、審査委員長だった方が、亡くなられていた。
ああ、表彰式で最初の開始挨拶されてたあの人、
もう居ないんだ・・・合掌。
99本も映画制作されてたなんて、やっぱり、すごいなあ・・・。

かくて、新委員長が、就任。
年月は、経っていたのだなあ・・・と。


さて、11時過ぎより、1本目の上映が、始まった・・・。

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(吉田大八監督)。

田舎の閉塞感に、都会のせちがらさに、
八つ当たりに、仕返しに、借金に・・・やれやれ、またこれだ。
しかも、なんてまあ、えぐい義姉妹なんだ。
いやはや、呆れた・・・。

こら、女優の姉!あんたは自信過剰や。プライド高すぎ。
それに何でも、妹や他人のせいにしすぎや!
兄貴を独占して縛るのも、いい加減、やめんかい!

こら、漫画家の妹!あんたは忍者か!
やたら隠密行動で、出没しやがって!
笑ったぞ、金髪兄ちゃんとのシーン。
それと何で、ペンネームで投稿せんのや!
本名で載ったら、ばれるに決まっとるやないかい!
まあ、こいつは才能、あるけどな。

ああ、つい吼えてもうたわい。ふう・・・。
あまりにも、さわやかさに、欠けてるもんでな。

永作博美の嫁が、妙なおかしさを演じていなかったら、
到底、耐えがたかった事だろう・・・。

ブラックな笑いが、まぶしてあるのは正解。
スタンプカードとか、変な細工物とか、鼻歌とか。
レスリング?シーンとか。
でなけりゃ、ただの不愉快な眺めになってたよ・・・。きっと。
えぐさゆえの、面白さは、認めるけれど。やれやれ・・・。


休憩、簡単な昼食後、
午後1時15分より、予告編大会、16本一挙上映。
例年通り、司会コンビ登場、新作PRコーナーに移る。

突然、「トウキョウ守護天使」チームが壇上に現われ、びっくり!
制作中の新作PR、
「桃色ゲリラ」の原作者・女優・監督チーム、なのだった・・・。
思わぬところで。

続く表彰式では、とある大女優に、花束を渡す役が、
あの、<とxxきチーム>さん・・・。
まったく、今回は、驚きの連続だなあ。

表彰式は、例によって時折、
ゲストや受賞者一同の一挙一動に、笑いの渦が起こっていた・・・。
横浜でよく映画を撮る、常連受賞者の人が、
「25年前に、相米監督の映画で、ここに来ました・・・一応、感謝しときます」
と挨拶したのが、何となく心情を察せられて、可笑しかった。
おそらく、「ションベン・ライダー」の事だろう。


式の詳細はおそらく、ヨコハマ向けの新聞や雑誌が、
一部人気俳優・女優の発言からの抜粋入りで、伝えることだろう。
そしてTVには、新人賞女優3人の、プレス向け映像あたりが、まず、出ることだろう・・・。
全国向けの新聞は、大半が写真すら載せず、
2、3行で済ませる新聞も、あることだろう・・・

と、この時点で例年の経験から概ね、わかっていた次第。
本当はもうちょっと、大きめに扱ってほしいもんだが。


表彰式の後、休憩をはさんで、
「しゃべれども しゃべれども」(平山秀幸監督)。

いまいち、だった。
悪くは無いんだが、全体に、落ち着きすぎている印象。
落語って、基礎が出来てても、しゃべりがあんまりガチガチだと、笑えないのね・・・。
1本ネジが、はずれたような感じが出ないと、どうも駄目みたいで。
落語自体でないシーンの、人物達のやりとりの方が、そこそこ、笑える。

しかしながら、
若手とベテラン勢に囲まれながらも、
一番、動物電気を発していたのは、
関西弁の、あの男の子役・・・!

特に、大人相手に威勢よくふかしまくる所と、発表会の落語。
あれを観るための、芝居なり。
タランティーノになって、
「ナギラ・ユウヤ!」みたいに舞台で呼んで、表彰してやりたいぜ!


別所への移動時間の都合で、
作品賞の「それでもぼくはやってない」は、観ずに去ることにした。
もっとも、はるばる電車に乗って来て、
すばらしき休日の終わりに、観たくなるような映画では、ない・・・。


以上。

故・伊丹十三監督だったら、「エンザイの女」になってたかも・・・?


なお、この日、PGのウェブサイト等により、
ピンク映画館・大宮オ-クラ、
2/17(日)をもっての閉館が、発表された。
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  1. 2008/02/03(日) 08:55:22|
  2. 劇場用映画
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