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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグルGメン・岸田PART2

主水日記。


既に、クリスマス・シーズン。
今年も、もうすぐ、終わり、
さて、今日は、<シネマ秘宝館>だ・・・。

22日、土曜夜21時、
今年最後のラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー、岸田森特集上映は、
なぜか、あの、「修羅雪姫・怨み恋歌」・・・。
このメリーな?季節に、なんてもんを、俺は観てるんだろう・・・!
(小生が、<俺>になってるよ・・・の声)

劇画が原作。
日露戦争直後、戦勝に沸きつつも庶民は、インフレに悩む時代、
世相の片隅で、虫けら扱いされていた者たちの怒りが、
梶芽衣子の刃(やいば)に託されて、爆発!

青い海、真夏の海辺での、梶のアクションが入る、というのが、
青春映画で鳴らした、藤田敏八監督らしい。

岸田森が特高裏組織の長官、
「サンバルカン」の長官が、そのまま悪役に転じたような姿で、
薄気味悪さと、エリートのもろさを垣間見せる。

組織の癖ある手下男も、登場シーンからして、異様なノリ。
かなりしぶどく、不気味な存在感を見せつける。
怪しい奴に警戒する、長屋の連中も、負けてはいない・・・。

伊丹十三のアナーキスト、助平かつ飄々と、逃げ回る。
原田芳雄が彼と対照的で、
小心者?のワルながらも、結構大胆な行動に出る役。
山本麟一が鬼刑事、伊丹をビシビシぶったたく。

秘密書類、拷問、リンチ、血生臭さ、不衛生、炎・・・。
かなり、こわい内容。

制作が東映じゃなくて、東宝系の東京映画、
監督は日活ニューアクション出身・藤田敏八。
勿論、梶と原田はそこでの常連出演者。
今の東宝じゃまず、考えられない企画・・・!?

つらい憂き世の、気晴らし向け映画かな・・・と。


日曜のシネ秘については、次回に。
以上。

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  1. 2007/12/23(日) 09:46:23|
  2. 劇場用映画
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