旅人、覚書。
同じ12月1日(土)、19時より、
またまた、池ノ上シネマボカン。
今回は、自主映画界の若手ホープ、<今泉力哉監督>特集。
短編2本(以前観ている。おそらく新宿か調布)に、中篇1本。
関係者20代男女で、いっぱいに。
補助席が出るほどの、大入り。
この日の、プログラムは・・・
「そらごと」(2006、DV、15分)
・・・は、女優・里見遥子、出演。
もし、身近に一緒に居る女性と、そっくりな写真が、
風俗雑誌のモデルになっていたら・・・?
そりゃ、いやだろうなあ・・・。
で、もしそんなタイミングで、
できちゃった、って話が出てきたら・・・。
う~ん、こりゃ困ったねえ。
この件に関しての、これ以上のコメントは、
控えさせていただきます・・・。
「crispy」()
・・・松江映画じゃないけれど、
男になる初経験も、楽じゃない。
この男性、あまりにも弱気で、勢いに乏しく、
かつ、あれこれと気を回しすぎ。
こういうのは万事、もっとさりげなく、やらないと・・・ね。
「微温(ぬるま)」()
・・・は、4人の男女をめぐる、いざこざ。
ドラマ的には、考え抜かれて上手に、
交通整理されているのが、お見事。
しかしまあ、男の二股に、女の二股・・・やれやれ、だ。
こじれると、まったく、ろくな事にならない。
ありゃ、どうしようもないなあ・・・もう。
ミニマムで、「大奥」やいわゆるハーレム?をやると、
結局こうなるのね、と。
ラストのベランダと窓の使い方が、ちょっと面白い。
しかし、いくら何でも、
あそこにティッシュを置きっぱなしで、いいのか?
雨が降ったら、濡れるんだが・・・。
総じて、脚本からきっちりと、丁寧に設計し、
設計どおりにきちんと、実行するタイプの監督のようだ。
その点は申し分ないのだが、
描かれる世界観が、四畳半周辺というか、どうにも、狭い。
息苦しささえ、時に感じる。
まあ、そういう映画作家は、過去にもいっぱい、居たのだが。
ちょっと、表現にまだ、硬さが残っている気もする。
道筋の途中で、唐突にフッ、と出るおかしみとか、
思わぬ脱線、跳躍?みたいなものを、
もう少し見せる事は、無いのだろうか?と。
作り方の上手さを認めつつも、
後一歩、ホップ・ステップ・ジャンプ、を望みたくなるのは、
こちらの贅沢な、希望なのだろうか・・・。
以上。
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- 2007/12/05(水) 00:28:25|
- インディーズムービー
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