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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグルGメン・面影

旅人、覚書。


早や、師走。
公的年賀状の書きだめは、徐々にだが、進行中・・・。


さて。
12月最初の映画見物は、
土曜午後の、川崎市・市民ミュージアム。
千葉県西部からは、はるばると、遠い旅。
交通費はかかるが、ここでないとなかなか、かからないプログラムも、結構あるのだ。
(この前、仮面ライダー映画大会、来たよな・・・の声)

16時より、600円で大映映画。
<田宮二郎のアクション映画>特集、
というより連作シリーズの2本目?らしき・・・
モノクロ劇映画、「喧嘩犬」。

昼までの仕事が休みならば、
13時30分からシリーズ1本目の、
「宿無し犬」から、観れたのだが・・・。惜しい。


映画には、女と銃があればいい、
と、大昔、誰ぞが名言を吐いたそうだが。

チラシによるとこの特集、
オール主役の、田宮二郎扮するは、
キザで拳銃好き(マニア、ですな)の洒落男、鴨井大介。
すべて、藤本義一先生の脚本作。当然、台詞は関西弁。


「喧嘩犬」は、いきなり主役が、
獄中からキャメラに向かい、ご挨拶して、始まる。

獄中仲間の弟分、並んで入る風呂、
えばる親分、身体検査、作業場の喧嘩、
タバコ密輸、慰問演歌歌手、というお決まりのコースを、
鴨井はひょいひょい、と調子よく、かつ生意気に、
言いたい放題、したい放題。
呆れるほど陽気に、植木等映画のごとく、万事を乗り切ってしまう。
出所後は、成田三樹夫の組織幹部ですら、軽くいなしてしまうのだ。
快調、快調。

で、そこで出会ったヒロインが、
昼間はかた~い銀行員、
夜は高級キャバレーのホステスで、深夜は大親分の愛人、
そいでもって、後から「鴨井さん、私、自由になりたい・・・!」
もう、むちゃくちゃな設定や・・・。また、唖然。

後は、ちゃっかり組織の現場監督に入りこんだ鴨井が、
ヒロインをナンパし、
現場脱走騒動の渦中にもマイペースのまま、
ひょいひょい飛び回り、
やがて、ドジった弟分の敵討ちに向かう、ドンパチ・アクションあるのみ。
仇討ち以外のことでは、この男、
とことんマイペースで、ドライなのだ。
そこらへんを、もっと、突っ込んでも良いのではないか?と。

なお、1964~66年制作の、このシリーズ。
特集のタイトル・ラインアップを記すと、

「宿無し犬」
「喧嘩犬」
「ごろつき犬」
「暴れ犬」
「鉄砲犬」
「続・鉄砲犬」
「野良犬」
「勝負犬」・・・。

うわ~、もろに、だね。
何て、わかりやすいんだ。
人気出たから、ダレんように、
アクションとギャグ入れて、延長したんだろうなあ。
もし次があったとしたら・・・多分・・・
「かませ犬」?


以上。






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  1. 2007/12/02(日) 10:38:51|
  2. 劇場用映画
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