主水日記。
またしても、あいかわらず詣でている。
池袋のシネマキャバレーに池ノ上のシネマボカン。
いずれも最早、1~2ヶ月に一度は通わないと、身体の状態がおかしい?位になってきている。習性とはおそろしい。
まだ記していない分を簡単に補足しておきたい。
まず池袋より。
(おそらく前スレと一部内容ダブりますが、ご堪忍の程を・・・。)
9/24(土)シネキャバ・村田啓治出演作品特集。途中より参加。
自称<引きこもり系>俳優・・・と謙遜されて名乗っておられるその割には、どうしてどうして。2002年の「恋は致命傷」デビュー以来短編映画に頻繁に出演、それなりに場をさらっている。劇団ジアザーサイド等で舞台出演あり。
皆ほぼ過去に観た作品ばかりだが、この日上映されたものだけでも・・・
水戸ひねき(秀樹)監督「恋は致命傷」
(既にこの冒頭シーンで力演。以後水戸監督とはシネキャバ漫談コンビ?)
山岡大祐監督「男はみんな利用しろ!」
(資格取得意欲満々の英会話学校生ビジネスマン役。よくあんな長い台詞を一気呵成に!)
高橋亨監督「恐怖奇形人形」
(お気の毒な役回り。そういえば「豪快エロ坊主」でも・・・)
樋永真一郎監督「MERRY SHOW」
(誠実な映画助監督役。聞き役に徹していたが、ひょんなことから昇進に)
湊田眞弘監督「鈴木マン」1・2話
(ときめきチーム上映でも大ウケ!トック嬢とぶつかる奇ッ怪至極な怪人役熱演。このハジケっぷりは只事ならず。劇団ジアザーサイドはこの手の芝居が多い、とも云われている)
上嶋光弥監督「無理をしないで。(<鉄道物語>より)」
(女性に優しい車掌さん役。儲け役)
堀井彩監督「浅草チェリーボーイズ」
(堀井組には珍しいドタバタコメディ。クールに登場するも三坂さんにマジでおびえてる?役)
このバラエティに富んだ出演作品暦を見ただけでも、じわじわと只ならぬ存在になりつつある事が伺えよう。
着実に<男・宮川ひろみ>化?してゆく気配。
その上に<村田キャバレー>なるミニミニショーまでやるのだから、結構旺盛な活躍。
各回上映前に本人掛け声「こっち来いよ!」、思いっきり舞台調な明るさ故に皆、笑う。
今やもう誰も、このコンボイな眼鏡青年を止められはしない・・・。
10/22(土)シネキャバ。俳優・<石川謙>特集。
場内ゲストやや少なめとはいえ、和気藹々とした雰囲気。
こちらも大半作品が危険、いやさ既見。
高橋亨監督「餓鬼ハンター」
(観て以来、機嫌の悪い時には時たまつい「俺達中学生はよォ」をつぶやく癖が付いたのだった)
水戸ひねき監督「森のボンジュール」
(観て以来、タンタン手拍子の童謡を替え歌で歌いながら<人間以外>に震えるアナウンサーを、時折ふと想像するのだった)
山内洋子監督「濡れないジョロウ蜘蛛」
(観て以来、森の屋敷と滝つぼには用心して計画性・・・いや、自重をもって行動しよう、と思った)
堀井彩監督「ブラウンシュガーな夜に」
(観て以来、年頃の娘を持つ親と独身、どっちがいいだろう、とちょっとだけ思った)
山岡大祐監督「いじめっ子はぶっ殺せ!」
(観て以来、過去の者達へのむなしい仕返しなどやめて今をちゃんと生きたほうがいい、と主人公に云いたいと思った)
今回、新作は岡本泰之監督のミニミニ短篇「しりとり」一本なり。
石川医師と女性看護師、二名のみの喫煙休憩室。
職場関係のちょっときわどい?噂話の後、しりとり始めるも、あっさりと終了。早すぎ。
薬品や医療機器って「ン」多いからなあ・・・。「xxxx酸」とか「xxxxxピン」とか「xxxゲン」とか。
「xxx錠」だと「ウxxx錠」中心でぐるぐる薬品名で回りそう。
以前会場で貰ったチラシの出演役名紹介にはつい、吹き出してしまう。
<哀愁中年、妻殺し、苛めっ子、野人、不良中学生>・・・。
本文解説中にも<哀愁>と<人間以外>がごく自然に並ぶのが、ある意味すごい。
役と作品名を線で結べたら、貴殿も逃げも隠れも出来ぬ立派なシネキャバ通なり。
(こっち来いよ!ってそれは村田氏の決め台詞。)
「窓」も好評、石川氏の活躍は今後も目が離せない。
ボカン方面は後日(予定)。
以上。
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- 2005/10/30(日) 12:02:27|
- インディーズムービー
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