旅人、覚書。
23日夜、高円寺ペンギンハウス。
心から、本当に言いたい事を、あれもこれもみんな、でかい声で、云いっ放す。
これ位、自分自身をさらけ出す行為は、ない。
では、一体どこでどうやって、どのように発すれば、いいのか?
この一夜限りの、<詩と音楽の夕べ>にも、そのヒントはささやかながら、ある。
そう、言いたい事を詩に書いて、ミニイベントで朗読すればいいのだ。
あるいは、音楽に乗せて詠む、あるいは歌う。
詠むだけなら、楽器が出来なくても大丈夫。
しかし、まあ、すごかったですぞ。あれは。
とにかく皆、エネルギーだけはむちゃくちゃ、ある。
バンドのドラム、男女とも、結構パワフル。
正に迫力満点。よくあんなに、体力があるもんだ。
ただ、お客さんへの詩の伝え方で、つまずいてるチームが目立つのも事実・・・。
ロックバンドの大音響の中でマイクに向かって詠んだり歌ったりしてる2組のボーカル(男女共)の方、
こちとら、ずっと耳がガンガンでしたよ。
声が大音響に寸断されてて、何を言ってるのか、全然聴き取れない・・・。
それでは、伝わらない。心が。
詠むときはリズムはそのままで、バンドのトーンを落としなさい!
パワフル・ドラムは詠みの、段落と段落の間にして。
そうすれば詩集読んでない人にも、伝わるから。
せっかく格好はいいのに、勿体無いぜ。
詠みを、ちゃんと、伝えよ!
ライオン・ヘッドのN氏の、シンプルな朗読はその点、ちゃんと伝わりやすく、やってたな。
あの人、役者もやってみたら、どうだろうか?
似あうぜ、きっと。
PARAさんの詠みも、一見しておとなしいが、よどみなく、きわめて明快。
世間のいろんな、理不尽さへの怒りも含めて、ストレート。
あそこまで自己を、ぶちまけて詠むとは・・・!
とてもそのまま書けん。ここには。
でも、まるで人を間引くみたいな、ひどい戦争には、小生も勿論、反対だよ。
そりゃあ人間は確かに、それぞれの集団で生きてきた、霊長類という名の生物なんだけど。
生存競争だけでも、全体主義だけでもない何かが、まだまだ人間にはちゃんとあるはずだ、と信じたいからね。
日常を市民生活する、一個人としては。
よくぞ言ってくれました。ありがとう。
普段漠然と言いたかったいろんな事、先に8割がた、言われちゃったかな・・・。
大分グロッキーになったんで、そこらまでで、家路につくことにした。
さて、小生は我が観客道で、又、<詩作>するとしますか・・・。
以上。
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- 2006/11/24(金) 19:27:36|
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