fc2ブログ

シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

帰郷の盆踊り

主水日記。


8/21(日)12時半~4時45分頃まで

       市川中央図書館内2F・グリーンスタジオ


第3回 <市川メディアパーク・インディーズ・ムービー・フェスティバル.2005>。通称<イム・イム・フェスタ>。

<イム・イム・メンバーズ>他のご存知?千葉県勢御当地組を中心に主催の市民映画祭。(当然に佐倉市の<電丼>関連組もメイン参加。)

司会、伊藤雅弘監督(刑事パロもの、他)&自主女優・浅葱まり(ガンアクション女刑事から「アニカラ戦隊」悪女役まで幅広く活躍中)コンビ。今回なぜかアロハ風&メイド姿で仰天、だんだん一部趣味的な傾向も見え始めてきた?ちょっとはらはら。でも愉快。

中盤、前回に続きカンフー・アクションの<ドラゴン・プロジェクト>チームも登場、「デスバトル」完成舞台挨拶&トークあり。出演者達の撮影時の都合によりそのままではラストがつながらなくなり、やむを得ず変更した、旨。当初はどんなラストの予定だったのだろう?
とりあえずはきちんと完成・披露出来た事は喜ぶべき事なり。

この上映会シリーズ、始まった頃はイベント自体の知名度・浸透度が低くて「どうなることやら?」と不安要素も多かったのだが。2回目以降はHP、場内案内ポスター、チラシ、関係各方面への呼びかけ等の地道な活動が功を奏して次第に客足も伸びてきた。
今回はすぐ近所での盆踊りのついでに浴衣で観て行く方々も。都心部イベント常連組も遠路はるばる数多く来場されていて嬉しい。推定前回並みの50人をおそらく超える入場者数と見られる。ようやく市民向け映画イベントとしては定着してきた模様で喜ばしい限りなり。

作品群に関しては、まあ例によって全般にゆったり目で水・ぬるま湯・お湯の全温度チアーな気分で(あ、前にも書いたかも・・・?の声)のんびり日帰り温泉紀行、といった感じなのだが、都内の<とんがった傾向>を求める上映会でもウケそうな作品もごく少数ながらあった。(ただしその該当作品「誘うっP-」を観る事は、あの市民向け上映会場内ではある種の気恥ずかしさをもともなうことになったのも、事実なのだが・・・。後述予定)

ここはそもそもの主旨が一般の方々に、手製でこれだけ映画作れますよ、商業映画とは一味違う自由な発想も出てるんですよ、面白い作品もいろいろとあるんですよ、編集も市内の人ならば開催会場にある映像文化センターで出来ますよ、といったお知らせ、おススメ(CMあり)、をする事なのだから。間口は絞らず広めのほうがいい。(後、作品順はできるだけお客さんが後味良く帰れるような並べ方が望ましい。欲を言えばきりがないのだが)
総じて一般の人達がふらっと入って観て行くのにはちょうどいい位のお湯加減、の構成ではないだろうか?そういう面ではまずまず理想的状況といえよう。一観客としても日曜の午後はくつろげるものが来ると気分的に良い。

この上映会を観て作品を<イム・イム>宛へ新作を持ち込んで来る人達も今後出てくればなおよろしい。主催者サイドの云うとおりちょっとした<市川のハリウッド>に発展してゆくかもしれない。そんな感触は少しずつだがほの見えて来た。
でもなお、一部のちょいとんがりな傾向には、はらはら・・・。勿論その方が面白いのは事実なのだけれども。今のところは<公・民>両サイドで方向性が一致している様子。
<公と民>の狭間で今後どういう作品選定・構成の舵取りがなされてゆくのか、注目しつつ次回を待ちたい。

(この話、もう少しだけ<成長>しますので。しばしの間お待ちを・・・。)



スポンサーサイト



  1. 2005/08/28(日) 12:01:51|
  2. インディーズムービー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<回線の不具合 | ホーム | 浅瀬の天才児>>

コメント

ありがとうございます

お忙しいのにお越しくださって有難う御座いました。スタッフを代表してお礼を申し上げます。
この上映会は何年か前に開催した曳舟の「客が入ってはじめて映画です」のイベントの意志を継承している上映会なんです。あのとき、一緒に参加していた後藤監督が自らすすんで実践しています。まだ知名度は低いですが、あの当時の参加者の想いを継承した、この上映会をひとりで実践している後藤監督には頭が下がります。そんなわけで私ども(前の仲間たち)が応援しているんですね(笑)。今後とも宜しくお願い致します。
  1. 2005/08/29(月) 20:56:54 |
  2. URL |
  3. 下倉 #-
  4. [ 編集]

早速の御礼、恐縮でございます。
こちらこそ、くつろいで楽しませていただきまして。後藤監督の主旨と尽力あっての会ですよ、ほんとうに。
よりプラス方向へすくすくと成長を、と願っております。

そういえば行きましたよ、<客が入って>大会。あの時もガンアクションものや「アニカラ」上映もあってグリーン君?の案内ありましたっけ。
かなり目立ってあかぬけたパフォーマンス・ショー入りでしたね。あれで浅葱さん知ったんです。
あれが後の<シネマバイキング>まで、つながるんですよ・・・。つくづく、縁、ですよね。
  1. 2005/09/02(金) 18:17:14 |
  2. URL |
  3. アWorker #-
  4. [ 編集]

出ましたよ

本日発売のTVブロス(19号)、津田寛治氏のコーナーに・・・まつなし監督最新作の紹介が!
既にモントリオールのファンタジア国際映画祭で上映済み。今すぐ監督HP日記を見るべし!
  1. 2005/09/14(水) 18:46:25 |
  2. URL |
  3. アWorker #-
  4. [ 編集]

ひやひやな

シネマ愚連隊で新作の企画・撮影が進行中だそうです。
シナリオタイトルが・・・えっ、それなの?・・・いいの!?とびっくり。
劇場用時代劇だとよく出てくる言葉なんですけどね。
某機関方面だったら・・・オッケーかも。

  1. 2005/10/05(水) 06:33:31 |
  2. URL |
  3. アWorker #-
  4. [ 編集]

あたらしさ

本文が書き込めない状態なので、ここに自主映画関連の主水回想録。


9/23祝日、中野zeroで半日がかりの3部構成上映会<えーぞーふぁんたじあ>。

第1部、東京初御目見えの「福井青春物語」およびメイキング「福井青春革命」上映では津田さんファン中心に男女混合で入りが40人程。
だが「FB2nd・・・」以後の再映作品群から20人程がどっとロビーに退出。ゲスト陣に戸惑いの色。
夜の第三部まで客席に残るは8人程に。
「津田さん一人に負けた・・・」のぼやき聞こえる場内。
作品は出演者のファン達にあからさまに<選びとられて>しまった。こういう上映会が存在することを知ってもらえたのが救いではあるが。

やはりというか、プログラム中盤と後半に他監督の未公開作・新作が無いのがイタかった。入れないと知人・非知人共にお客は来ない。(勿論、生ゲストにもよるが。)
ビデオ作品上映と家庭内ビデオの繰り返し鑑賞とでは、やはり時間の使い方が違うのだ。
会場スクリーン上映ならではのライブな魅力を目指しているのは分かるが、作品選定と並べ方に今一歩、工夫が必要だろう。

小生は第三部に戻って見逃していた小品、「ユウナのちいさなおべんとう」の家庭的光景と夫婦のありがちな言い合い、主人公の微笑ましき行為と疾走シーンのささやかな運動性を眺める事がかなったので、ありがたかったのだが・・・。

それと前日(9/22)、小生は渋谷パルコの「クロマティ高校」関連<雄大祭>第一夜にて、<手鼻三吉>シリーズ再映(山内洋子さん出演を確認!)後、そのキャラ群延長上にある新作<北の0年>.篇を観ている。
「クロマティ」「仮面ライダー龍騎」で主演の須賀氏が妙に冷静な?炭鉱内凶悪犯が動揺するのを演じて、そのハジけぶりに大笑いした。
つまり・・・小生は2日連続で「ライダー」関係者出演のミニシネマを観る機会に恵まれたのである。しかもトーク付きで。
こんなにありがたい幸運がめったにあるだろうか?

ささやかな運動性を滞らせぬ作品を見せること。
スクリーン上映ならではのライブ性、魅力を更に追求すること。
そこにこそ、<映画>上映会としてのの魅力と可能性がある。
  1. 2005/10/17(月) 22:04:24 |
  2. URL |
  3. アWorker #-
  4. [ 編集]

それならば

・・・では、同じ会場でほぼ同様の再映作品を、やはり半日掛けて2部構成で上映していた「自主映画難民監督上映会」はどうなんだ?との声が当然、出てくるでしょう。

それに関しては・・・ブログ本文に書きますので、どうぞ!
(やっとつながりましたので!約10日ぶりに!)
  1. 2005/10/18(火) 19:55:53 |
  2. URL |
  3. アWorker #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://aworker.blog15.fc2.com/tb.php/23-937ee0d1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

アWorker

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する