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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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超鬼才の退場

なんてこった。
娯楽映画の鬼才、石井輝男監督が12日に亡くなりました。享年81歳。

新東宝・東映時代の多くの作品を大井町の名画座、大井武蔵野館の特集上映で観ていました。
一度でも特集を観れば独特のエロスとハッタリズムの虜(とりこ)になる。<大井といえば石井輝男>という位、結びついてます。
ゲストで来場されるとお客さんの入りが違う。閉館決定時も<最後のゲスト>に指名されるほどの人気でした。(たしか、レイトショーで「やさぐれ姐御伝 総括リンチ」上映の時でした。)

新東宝では秘密売春組織を扱ったアクション映画の<地帯(ライン>シリーズ。松竹でも「日本ゼロ地帯 夜を狙え」など撮っている。
東映で香港・マカオロケを含むギャング路線を連発。後の高倉健からは想像出来ないほど軽快な「花と嵐とギャング」、逆にうらぶれた空気に撮った「ならず者」。
沖縄でも撮られた「網走番外地」シリーズ(南国の対決!)、江戸川乱歩原作大集合の「恐怖奇形人間」、ナンセンスをも含んだエログロ時代劇「忘八武士道」に「徳川いれずみ師 責め地獄」、千葉真一のコミカルな「直撃!地獄拳」。
日活では梶芽衣子の姐御と子分達、背中の刺青が並ぶ「怪談昇り竜」・・・。

どれも勢いと刺激性に満ち満ちて面白く、忘れられない映画ばかりです。とても今この場で魅力を語り尽くせません。観てなかったら今頃、邦画ファンを続けていたかどうか。
「恐怖奇形人間」の大井上映時など、あまりの荒唐無稽ぶりに大笑いする人と「何で笑うんだ!気分を味わってるのに!」という人との間で休憩時間にマジで論争が起きるほどでした。

佐野史郎や岡田奈々がつげ義春漫画の世界を演じた「ゲンセンカン主人」、加勢大周(今どうしてるんだろう?)がギャング相手に暴れる「無頼平野」、某有名事件の経過をエロ入りでしっかりと非難した「地獄」、および遺作のDV作品「盲獣VS一寸法師」を新作公開で同時代に観られたのは幸せでした。「盲獣・・・」はできれば雰囲気が出るようにフィルムで撮ってほしかったんですが。
そういえばTVの「必殺仕事人」で伊吹吾郎の<おでん屋の腰骨折り>技を撮ったのも石井監督だったような。

10月29日より一週間、池袋の新文芸座で追悼特集が組まれるそうです。初期の新東宝映画は掛かるのでしょうか?
岡本喜八監督に続き、又も代えがたい才人を、日本映画界は失いました・・・。合掌。
もう一人の大井町常連、どぎついエログロ時代劇路線の牧口雄二監督は・・・もう撮らないのかなあ。
TVの「影の軍団4」頃までは撮ってましたよね。
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  1. 2005/08/16(火) 01:59:02|
  2. 劇場用映画
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