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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

スケバルQ <11> 「レトロ・ゾーン」

主水日記。


4/9(日)、14時少し前。
浅草・雷5656(ゴロゴロ)会館5階、ときわホール。
<石見栄英(いわみさかえ)特集上映>。入場料1000円。
企画・進行は「寅蔵と会った日」(既述)を撮りあげた、さいとうりか監督。白髪の紳士・石見氏の魅力に惚れ込んでの企画、といっていい。

前座・三遊亭大楽(だいらく)氏。
名前の通り円楽一門の二ッ目。
野球で言えばキャッチャー向き?やや大き目の体格なり。
軽くたわいもなき馬鹿話が、実に笑わせる。

引き続き、大楽氏が登場する同会館PR映画を上映。
子役達が思いっきり、氏に体当たりするのがかわゆい。
なぜか知人男性約2名(さすらい観客J氏&Y監督)、目立つ黒眼鏡で「ゴッドファーザー」さながらに出演、怪しき風貌につい吹き出す。
あれを観ると雷おこしが、ちょっと欲しくなる。

そのまま、寅蔵役俳優・石見栄英氏出演3作品、一挙上映。


吉行良介監督「G」

佐川次郎と2人のみの出演。
釣堀でくつろぎながら一家のことをぼやく佐川の老人・山彦、それをなだめて軽い冗談を言って笑わせる石見の海彦。
ただそれだけだがとぼけたユーモアに味わいあり。日曜の昼下がりには合っている。

竹内 幹監督「うちゅうさん」

トリウッドやシネマキャバレーで見逃していた。やっと観れた。
モノクロ作品。
江戸時代の貧乏長屋、厠(かわや)の上にそろばん玉状のUFOが不時着。ただし画面には出てこない。目撃した住人たちによって語られるのみ。
銀色のつなぎスーツを着た、角が2つの宇宙人が気絶したまま大家さん(石見)のもとへ運ばれてくる。介抱する住人達。
大女の乳母が乳を飲ませてやる。宇宙人の体が鯉のぼりのごとく揺れて、可笑しい。
UFOから運び出された品物が大家の前へ運び出されてくる。
どうやら調査のため時間旅行して集めてきたものらしい。
なぜかど派手な現代娘やミル・マスカラス?まで出てくる。
大家の「木の実を・・・」等、随所で大いに笑う。
やがて、外では宇宙戦争が始まるが・・・。
正に<SF落語>ショート・ショートそのままの世界が現出。
小松左京、かんべむさし、筒井康隆先生あたりが書きそうな、愉快なカルチャーギャップ寓話。落語でもやれそう。なかなかおもしろい。

ラストは「寅蔵と会った日」(再映)、再度ゆったり劇中浅草散策を味わう。
ほんとに、青年時代にあんないたずらっ子のアドバイザーがいたらなあ、と。
それと鈴木明日香はどこへ出演しても、目立つ。

主役の俳優・石見栄英氏にとっては、良き記念になる一日だったようだ。
今回一番お疲れ様だったのは、司会・進行のさいとうりか監督だろう。
5656会館のハッピ姿が何だか、よく似合っていた。

打ち上げに2次会まで残り、皆と談笑す。
しかし、電気ブランはかなり濃くてすぐ廻るので、皆さん、できればあらかじめ薄めて呑むことをお勧めしたい・・・。

さて。
又、イベント寅次郎しに行くとするか。


以上。





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  1. 2006/04/12(水) 00:24:30|
  2. インディーズムービー
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