シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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秋は退治に出掛けたけれど・・・

竜の、日記。


土曜。
半日仕事。

午後、ポレポレ東中野へ。

何やら、映画で使ったとおぼしき、
こげ茶色の、ラーメン屋台?らしき自動車が、前の道に停めてあった。

吉祥寺と二か所で、めでたく公開初日を、迎えたのは・・・。



「堀川中立売」:柴田剛監督


京都市内の路地裏で、
妙なペットボトル飾りを、飾り付けて回る、
少女と少年たち、丸刈りのおっちゃんのシーンから、
すでに何だが、変。

部屋で後ろ向きの長髪人物、
女か?と思ったら、ヒモの男だった。
囲ってるツンデレOL、勤めてる会社の雰囲気も、
皆、大オーバーで、すごく変。
毒々しい、コントのような雰囲気が、続く。

そんな中、2つの要素が、交差する。

A*
オカルトチックで、かつナンセンス・コントのような、
世界を守護する、霊的警備隊?と、
今さら、見え見え?の、メディア情報操作をも牛耳って、
お色気女性幹部と、イケメン青年組織を、思うがままに動かしている、
いかにも怪しい、悪役商人組織の、設定の面白さ。
霊きゅう車で街を巡る、怪物的実質経営者キャラが、
いやがうえにも、不気味な存在感を醸し出す。

(青年組織の、ホームレス狩り連中の歓声シーンは、
さすがに、痛ましいよな・・・の声)


B*
過去に少年期に福岡で、衝動的殺人歴があり、
ひっそりと京都に流れてきた、寺田青年。
怪物氏に紹介された再就職先が、
かつてやっつけたのと同様の、貸金業者の会社なのが、皮肉な巡り合わせ。

この青年役が、ショーケンみたいに、好演。
次第に、居場所が世間にばらされ、追い詰められてゆく中、
本音をぶちまけ、裏返った存在感を、見せてくれる。
ダークな青春ドラマの、ひりひりする、いたましさ。
この寺田役が、70年代青春ドラマ風で、いい。
(素人の限度なき、つきまとい写メールは、
自分達の好奇心の裏返しみたいで、何か嫌な感じだったな・・・の声)


A・B両方の要素が、
京都というフィールド上で、徐々に、見事に融合し、
交互に波状攻撃で、襲ってくる。
やがて、キャスト一時交換!?まで行なわれ、
ハイテンポの市民大乱戦と、周囲の混迷は、頂点に達する・・・。

これが、もう、たまらん・・・!すごい刺激的。
京都の交差点同様、まさに、映画自体が、
どたばた動き回り、あるいはもだえる人物達の、
行き交う橋であり、交差点。

終盤のゆるやかな収束が、むしろもったいない位、なり。
これは、まだ終わらんよ!という余韻(酔いん?)すらあった。
欲を言えば、眼鏡ツンデレOL女史に、
後半でももっと、暴れてほしかったかな・・・と。
路上で乱闘中に、大根、振り回すとかして。

宮川ひろみ女史が、TVレポーター役で、かなり出番多し。
円谷英二系ファンにも、ツボなシーン、あり。
平成ガメラより、楽しい~!ところ。
ゆえに、ちょいとお勧めしとく。



その後、渋谷ユーロスペースへ。
まず、シネマヴェーラに入る。

「グエムル - 漢江の怪物 -」:ボン・ジュノ監督


いくらなんでも、ホルマリンから、
川の生物が、あんなもんになるなんて。
まさかねえ。

き、きもい人食い怪獣だ~。
ぬるぬる、ぐにゃぐにゃ、ぐちゃっ!
うわ、被害ひでえっ。
不意打ちがコワい、グロイ、ケムい、いた~い!


悲惨、慟哭、雄叫び、
対する、暴れん坊ファミリー達・・・!
親子兄弟の濃い目な、絆・フォーエバー。

売店の、黄色頭の親父が・・・
怪獣以上に、丈夫すぎるぞ~!
普通死ぬぞ、あそこまでやられたら。

孫娘と宿なし少年の、空腹時交流、
叔父さんの、逃げ足の早さなどにも、ご注目。

怪物の迫力、音響の恐怖、
えばってる米軍科学者、ちょい笑えたアウトブレイク男、
怒り、守銭奴ども、デモ、
つかみあい、ど突き合い、銃に弓矢に細菌・ガスと、
いかにもな見どころ取り揃えて、てんこ盛り。

韓国庶民派らしき、涙ものの、
親父さん泣かせなシーン、満載。
そこまでやるか!の、パワフルさ。
観ていて終始、平成版「ガメラ3」みたいな、どんより気分にさせられ、
とても痛々しい、SFパニック映画なんだが。
ラストはちょっと、泣けるねえ。



9時より、ノーゲストのレイトショー。


「犀の角」(さいのつの):井土紀州監督


1時間未満の、デジタル中編ドラマ。
しかしおそらく、地上波での放映は、無理だろう・・・。

オXム事件のその後、流浪の民となった、
新生教団員達の、煩悩を捨てきれない悩み、
その新教団一派を、小遣い貰って、妨害・迫害・追放する、
地元町民の暴れん坊高校生達、
両者所属男女の間に芽生えかけた、つかのまの交流、認識の差異・・・。
というテーマの、話だから、まず無理。

しかも、妨害派側に小遣いを渡すべく、
霊きゅう車(またも!)で、町を巡っている男(演:「へばの」吉岡)は、
旧教団の行為に嫌気がさして、反対派に回った人物、なのだ・・・。

両者をイーブンに描きながら、
思春期特有の、男女のあまずっぱい心情と、
それぞれが所属する、小社会立場上の戸惑いとが、
ドラマを形成して、ある感銘をしたたかに、与えている。

・・・やっぱり、欲望や怒りってやつは、
たとえ宗教やってても、そう簡単には、消えないもんなんだろうなあ・・・などと。
そういうときゃ、家で早く寝ちゃうのが一番、って気もするけどね・・・と。


以上。




付記:11/29(月)


最初アップするとき、「堀川中立亮」、と書いてしまいましたが、
正しくは、「堀川中立売」、でございました。
関係者の方より、異例の?ご指摘メッセージがございましたので、
ここにお詫びして、訂正いたします・・・。

多分、「堀川亮」という声優氏のお名前が、
脳髄の片隅に、ひっかかっていたため?かと、思われます。
どうも、すみませんです。




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  1. 2010/11/21(日) 01:37:35|
  2. 劇場用映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<秋の空には凝り性女・・・ | ホーム | 秋に暴れてアバレンジャー>>

コメント

タイトルが...

この度は映画『堀川中立売』をご覧いただきありがとうございます。
ご感想も、楽しんでいただけたようで、嬉しい限りです。

一点修正いただきたいところがあるのです。

それはタイトルで、

>堀川中立亮

ではございませんで、

>堀川中立売

「売」

であります。

お手数なのですが、こちらを修正頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

『堀川中立売』配給担当・田中
  1. 2010/11/29(月) 01:20:00 |
  2. URL |
  3. 堀川中立売 #-
  4. [ 編集]

これは、失礼をば・・・!

<「堀川中立売」配給担当・田中様、

丁寧なるご指摘メッセ-ジ、恐縮でございます。
これはどうも、大変失礼をば致しました。
早速、訂正させていただきました。

お読みいただきまして、光栄でございます。
ありがとうございます!
すごい面白いです、ヒット祈願しております!
  1. 2010/11/29(月) 01:55:58 |
  2. URL |
  3. アWorker. #-
  4. [ 編集]

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