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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

スケバルQ <6> 「ソードキル・ゾーン」

テレビ東京系「暁に斬る!」、千葉テレビ系「必殺仕業人」放映が終了しました。


しかし、町医者、並木平四郎役・北大路欣也主演の「暁に斬る!」、テレ東放映はこれで3度目。千葉テレビでも1回やっている・・・。何かとご縁があるようで。
もろにエログロな内容ながら、よくぞ真っ昼間にやってくださった。
このシリーズ、暗く陰気な中で山城新吾の道場主・半兵衛と五月みどりのお色気芸者・桃太郎が演じるコミカルなやりとりが見ものだが、後半は山城の出番が極度に少なくて、その穴を「Gメン」立花警部・若林豪の渋い浪人、左内が埋めている。しかし、コミカルシーンではやはりカタい感じだ。
「身の上、いや身の下の事だ」には大笑いしたが。
毎度の事ながら最後の2本は本当に、悲痛だなあ。あれはシビアだよ。
葵の御紋も仕置人の掟も無きままに悪を斬る、<閻魔>達の幕引きはあまりにも、あっけなかった・・・。
女房・お春役の名取裕子、他のドラマよりもいい感じなのは、何故だろう?

翌日からは又も、「長七郎江戸日記」。瓦版屋篇、途中回からの続き。
明るいのはいいが定番すぎて、代わり映え無し。まあ、こういうシリーズだが。



「必殺仕業人」最終回は恒例によって、季節は夏。
しょっぱなからいきなり裏殺しの見せ場が。
目立つやいと屋。相変わらず終始ドライな男。
が、とんでもない証拠から(ドジ!)標的の縁者の侍、裏仕事業界の大物(田崎潤!)らが介入、仕事の足がつき、レギュラーが2人、壮絶な最期を・・・。
哀れだ。そこまでの生活知ってるから余計に。
しかも、それは暗殺事件を調べていた侍と主水達との、敵対関係から生じた不幸なすれ違いをともなっていた。
その侍にとっては善人だった人物に、別な顔があることを後から上役に知らされ、戸惑う当事者の侍。
そして、事態収拾に向け、異例の掟破りが・・・。
侍と朝もやの中、仲間の敵をとるべく、珍しく武士らしく名乗りを上げて決闘に臨む主水が・・・かっこいい!しびれたぜ。
斬る男、斬られる男、いずれも哀しみを背負っている。
やはり「必殺」は時代劇のハードボイルドであった。

さて、次週からはまたも制作順をさかのぼって、「暗闇仕留人」へ。
石坂浩二の技、たしか途中で代わるはず。注目。


以上。
では又。

その後、テレビ朝日で北大路主演「名奉行!大岡越前」第一シリーズの再放送を、ちょっとだけ観た。
横暴な高利貸しを殺してしまった、と複数の人物が名乗り出るも、実質的にとどめを刺した人物を特定できない事件で、情状酌量の余地を与えるために近くにあった<閻魔像>を犯人に認定、さらし者にする判決の回があった・・・。
越前ファンには有名な伝説だが、こないだまで北大路が<閻魔大王>だったので、ちょっと笑った。
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  1. 2006/04/05(水) 21:03:36|
  2. 時代劇
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