シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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夏は・・・街の片隅で

8月28日、夕刻。


午後5時半頃より、
新宿・Cafe Lavanderia。
大通りの、ちょっと裏手、
70・80年代、サブカル・社会科・文科系の匂いを感じる、
小さな、手作り風カフェ。

ここで昨日から、ささやかな自主上映会が、催されていた・・・。


<温知倶楽部の 温知な人々の上映会 
  vol.1 ~夏の夜の夢~>。

1000円x2プログラム。フード付き。 

行けるかどうか、当日ぎりぎりまで、
実は自分でも、わからなかった・・・。

で、寄ってみると、そこには、
10数名の、自主映画関係者や、友人らしき男女が。

チラシのDV上映作ラインアップと、
食事付きな事から、ただちに、
あ、これはなんとなく、NEONEO坐っぽいな、と勘が働いた。
実際、そちら経由で来られた関係者も、目立った。

夜の回からは、男女の人数が激増、
たちまち、20名程になった。


以下、上映作品。
(注:年度は制作年)


夕方の回。

  
「みんなでうたってる」:小林香織監督/2010年

ドキュメンタリー。60分。

監督の母校・宮城県の<三女高>(旧名)を、
2007年から2009年まで、長期取材。

新校舎の建設、旧校舎の取り壊し、
県の方針による、女子高からの共学化問題にからむ、議論沸騰、
などなどの過渡期を、克明に記録。

次々に登場するOBや、女子高生の集団が、
じつに、いきいきしてる。
しかも大半が、女声合唱部(OB合唱会もあり)であるため、
何かというとすぐ、歌う!シーンになるのが、
目立つ特徴、かつ、魅力。

合唱練習は勿論、同窓会や、現役生の行事、
共学化反対!運動の集まりなどでも、
とにかく、集まりゃ校歌や、課題曲を、
歌う、歌う!
全篇、合唱の力が、圧倒的に押してくる。

この人達の集まりでは、
カラオケ機械、ほとんど、要らないな・・・と。
だって、声量あるんだもん。先生の訓練の成果で。

3年生追い出し余興会では、下級生が寸劇やりながら、
今のアニソン(グレンラガンか?いやアクエリオンだな)歌ってたのが、
現代っ子だなあ・・・などど。

共学化には、OB・元職員から、
学校外の男子高校生!も含めて、
かなりの人々が、反対していた模様。

「共学の中学より、女子高のほうが友達ができて、過ごしやすかった!」
「男女同権と男女共学が、混同されている!」
等の声も、あった・・・。

だが、結局共学化は、通ってしまったようだ。

女子高ならではの、生徒にとっての環境のよさも、
明らかにあっただろう事が、伺えるルポだが。
あの状況じゃ、男子受験生がいたとしても、
すごく、行きにくいだろうし・・・?
「たとえ男が、入ってきても~!」とまで、言われちゃあねえ・・・。
ここ、無理に共学化しなくても、よかったんじゃ?という気もするが。
  
しかし、賽は振られてしまった。
今頃、どうなっていることやら。
ちょっと、心配だなあ・・・などと。



「きんぎょ」:菱木綾監督(再見)/2010 年

金魚一匹死んで埋めるところは、
やっぱり、ちょっと寂しいな~、と。
ラストで、ほっとする。
夏休みの里帰り、たまには、いいだろうなあ。


「赤いインクと黒い靴」:赤松桜監督(再見)/2010年

ひんやりした、オフィス廊下の中・・・
見える指輪が・・・切ないぜ。
小品だが、ラストにややインパクト、あり。


「豹」:門脇健路監督/2010年 

実験的映像、白黒、台詞なし。
夜の歩道橋で、無口な青年が、豹の写真並べて、
画面は、人工的に、反復運動・・・。
う~ん、まさにイメージフォーラム向き、だなあ。


夜の回。

「FOR YOU」:佐藤健人監督/2010年

基本的ドラマは、ほぼ一緒だが、
空気が重かった前作よりも、面白く観れた。

凶行を繰り返す、主人公、
疾走、また疾走。
・・・あれよあれよという間に、週刊青年漫画の如く、
展開が、非常にテンポよく運ばれてゆき、
とんでもなく男性的な、象徴的ラストへと、なだれこむ。
喜劇スレスレの線、極めてユニーク?なり。


「未練坂のヤドカリ」:小林総美監督/2008年


トイレ掃除して、家へ帰るだけの、ヒロイン。

無口・無表情だった、
主演女優の表情が、
昔、住んでいた家の窓を、のぞくシーンから、
急に涙もろくなるのが、印象的。

別れた夫が、妻と愛人を前に、あれじゃあねえ・・・。
そりゃ、見限りたくもなるわな。
でも、かつて暮らしていた家には、未練があるようで・・・。

後半、なぜか訪れた、落書きだらけの廃墟で、
眼鏡の女子高生と、
つながれた(!)謎の外国人?青年に出くわすと、
ヒロインの感情ははっきりと、表面化してゆく。

心理描写のおさまりどころが、そこに至るまでの過程が、
妄想シーンも含め、やや長めなのが、難点だが。
主演・石野由香里の存在感で、最後まで、引っ張った。


「GOD AND FATHER AND ME」:鈴木光監督/2008年 

息子が、親と、その周辺を訪ねる、
という形式の、ドキュメンタリー。

・・・絶句。

母上も呆れ、さじを投げかけてる様子。
山の上で、神になる!と言いだし、
社会的生活を捨てた、このお父さん。
言ってる事、めちゃくちゃ。
論旨が、さっぱり、理解できない・・・。

山の上の事務所で、
お金を貰って、電話に出ると、
相手の、病気が回復する?とか、
自分は神になるから、死なない、とか。

明らかに怪しい、
わけのわからない、お話ばかりしている・・・。
というか、これってほとんど、
何とか商法まがい・・・ではないのか?と。

ごめん、この人って、発想的に、
正直、ついてゆけない・・・のだった。
場内も、時折、失笑に包まれる。

このお父さん、ひょっとして・・・
あやしすぎる話を、お客にしながら商売してて、
自分でも、話してるうちにだんだん、
信じ込んじゃってるんじゃ、ないだろうか?などと。

共同で抗議が、来ないうちに・・・
これは、やめといたほうが・・・?などと。
ご家族や、周囲の人々も、
さぞ、複雑な心境だろう。

制作時から幾分、時がたっているが、
その後は、どうなったのだろうか、と。
 

以上。
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  1. 2010/08/29(日) 08:00:19|
  2. インディーズムービー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

観に来て頂き、ありがとうございました!感想も嬉しいです!
「みんなでうたってる」僕は観ていないのですが、この感想を読んで、とても観たくなりました!

では、またどこかの会場でお会いしましょう。
  1. 2010/08/31(火) 22:15:13 |
  2. URL |
  3. さとうたけと #-
  4. [ 編集]

No title

<さとうたけと様、
メッセージありがとうございます。

「FOR YOU」、
ぶっとんだ終盤まで、一気に見せていて、
なかなか面白い作品に、なりましたね。

「みんなでうたってる」は、それ自体が一つの、
社会的祭り、とでもいうべき雰囲気にみちた、
作品でしたよ。
機会があれば、ぜひ。

では、いずれ又、どこぞで。
  1. 2010/09/01(水) 03:06:39 |
  2. URL |
  3. アWorker. #-
  4. [ 編集]

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