シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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夏は・・・新旧交代

鉄の、日記。


ピンク映画・近況。

上野オークラが、近所にお引っ越し。
もうすぐ(8/1)閉じる旧館で、
特集上映、敢行中。

全部観たかったのだが、
7月29日(木)の分と、31日(土)とで、
合わせて、半分の本数だけ、やっと観れたのだった・・・。

チラシの文句を見ると、
「人類初のピンク映画監督 小林悟特集!」などとある。
(ネアンデルタ-ルか~ッ!の声)


7月29日・木曜。

引っ越し前に、旧館で、
普段の平和な?場内を、見ておきたくなった・・・。
実際、平日の場内は、概ね、静かなものである。
で、1600円で、3本観た。


「色情下宿妻 締め具合」:池島ゆたか監督(エクセス)

これ、好みの作品。
主演美女・平井由美の魅力が詰まった、1本。
80年代後半頃の、撮影か。
なんとなくハングマン、と思ったのは小生だけか?
(ヒロスケの曲が流れてる、初期のやつだな・・・の声)

ノッポの若手カメラマンと、小柄な作家志望、
夢ある男2人の、同居部屋にしては?
下宿部屋が、白っぽく明るく、小ぎれいで。

壁には、アラン・タネール映画特集の、ポスターが見える。
やってたなあ、アテネ・フランセや、旧・ユーロスペースで。

新宿野良猫娘・平井の、
やや当時のモデル風な、赤い衣装も、
あの時代の空気を、感じさせる。

2人の男の住まいに、彼女が転がり込んでから、
それぞれ、運が回ってくる。

カメラマン青年は、モデルの恋人(吉行由美)と別れ、
モデルは、大物写真家(池島)のもとへと、去った。

2人は、出世するけれど、
どちらか一人は、選べない・・・。
そしてまた、どこかへ、去ってゆく・・・。

今はどこで、どうしているのだろう?
届かぬ男の、手紙文・・・。
切ないなあ。思い出。
インターネットも、無い時代だったから、ね。



「福マン未亡人 男が欲しい」:渡辺元嗣監督(新東宝)

2つの風俗営業所で、ライバル同士、
風俗レディーの、顧客争奪&移籍合戦。
張り紙の店名呼称が、両方とも、
某ジxリアニメの、もじりらしい。笑える。

主役は、小川真実の、明るくてめげない、未亡人。
亡き主人の夢だった、マイホーム資金のため、
テレホン・エロも、出張風俗もやる、たくましさ。
終始コミカル、結構、人情喜劇路線。

中年店長男性の一方が、最初、おネエっぽいキャラだが、
小川のいないところでは、男キャラに戻ってる。
どうもひそかに、彼女に惚れてたらしい。両刀使い?

ちょっと、気になるのは・・・
林由美香の風俗ガールが、一時、
小川や、杉原みさおらと同じ事務所に、入っているはずなのに、
対面するシーンが、まるで無い。
多忙期だったので、完全な別撮りにしたのか?と。


「痴漢トラック 淫女乗りっぱなし」:関根和美監督(OP映画)

町田政則の、中年トラック・ドライバーが、実質的主役。
モデルは明らかに、菅原文太主演の、
東映映画「トラック野郎」シリーズ路線。

女房みたいに、つきあいの長い風俗女史に、
求婚しつつも、金を借りてる、
そこらはいいかげんな、トラック兄ちゃん。

弟分のドジがもとで、こわ~い組織のボスから、
トラックである物を、運ぶ<仕事>を頼まれ、ピンチに。
いつのまにか、同乗していたのは、
そのボスの、女(佐々木基子)・・・。
という、「トランスポーター」な展開に。

と、いう以上のものは、ほとんど何も無い、
わかりやすい、デコトラ・ロード・ムービー。
切羽詰まった状況の割には、
のんきな?解決と、あいなるのだった。



7月31日・土曜。
仕事・昼食の後、上野へダッシュ。

客席は既に、白髪のおっちゃん達や、
同世代ピンク・ファン等で、ほぼ満席に。
脇に座って、鑑賞。

超ロングランナー・小川欽也監督の、
怪談映画を2本、プレミア上映。
時間の都合で、2本目の「怪談 バラバラ幽霊」(1964年)のみを、
途中より、再見す。
通常料金でそのまま、その後に来るピンク3本も、観れるのだ。


懐かしきモノクロ・パートカラー、
さすがに古いフィルム、カラー部分が皆、オレンジ色。
大人っぽくて、エネルギッシュな、
俳優・女優達の怯え方が、素晴らしい。

つい、涙・・・。
大井・亀有時代を、思い起こす。
あそこいらでも、こういう怪談もの、特集した週があったよなあ・・・。

引き続いて、一日早いのだが、クロージングの舞台挨拶。
しのざきさとみ・イ幸田李梨・AYA・佐倉萌、
および小川監督が、ずらりと壇上に。
やや遅れて、伊藤清美女史も、駈けつけた。
現役支配人が、司会で進行。
大入り満員を、大変喜んでいた。

小川監督トークは、遠くのラジオ放送みたいで、
ちょっと聴き取りにくいのだが、
いろいろ、面白いエピソードがあるようだった。

(売っていた刊行物にも、インタビューが。
 すごい、豊富だ・・・の声)

トークによると、ここはなんだかんだで、
相当な長~い年数、営業してきている模様。
元・上野東映だったのでは、との事。
つまり当初は、一般映画館だったわけだ。

だからピンク初期の、「肉体市場」等は、
別な小屋で、かかっていたらしい。
黎明期の上映記録などは、上野オークラにも、
さすがに、残っていないそうな。

ともあれ、にぎやかに終われるのみならず、
すぐ隣近所に最新鋭の新館まで、オープンできるというのは、
閉館・消滅相次ぐ、ピンク映画館においては珍しく、
うれしいことである。

8/1(日)には、できたての新館で、なんと、
女性客限定上映&トークも、やるとか。
どんな話、してるんだろう・・・? 

正式オープンは、4日。 
新館での、意欲的興行展開に、期待したい。


イベント後に、3本観て、帰る。


「監禁の館 なぶり責め」:竹洞哲也監督

沢井真帆・イ幸田李梨・AYA、他、出演。

・・・こ、これは・・・女優・男優達の扱いが・・・
相当、ひどい扱いだ。
えぐい。えぐすぎる。
まったく、鬼だな、竹洞。

バンパイアみたいな、やたらに人をぶつ、
親のせいで?遊び方が狂った女が、
あまりにも、こわすぎる・・・。
番人の小男も、不気味だ。
彼らのために、渋谷から、
玩具にさせる者達を、さらってくる姉も、かなりイカレてる。

皆、調教で<犬>にされたり、
森のかかし?にされたり。
主演男優を窓ガラスに、体当たりさせたり。
裸で川や野原を、走りまわらせたり。
とどまる事を、知らない・・・。

SMというより、ホラー。
もう、むちゃくちゃ。
たしかにかなり、刺激的だが、
これじゃ、あまりにも、救いがないよ。

せっかく出てきた、サーモン鯖山の、
出番が少ないのも、不満あり。
もう少し、動かせなかったのだろうか?


「人妻発情期 不倫まみれ」:工藤雅典監督

小松友里・朝吹ケイト・佐倉萌・川瀬陽太、他・出演 。

冒頭、人目もあろうに、
向こうに人の大ぜい見える、公園の木陰で、
大胆にも、直立のまま、行為に及ぶ、
中年男と、女。

主人公は、買い物依存症の、人妻。
大手金融機関の旦那は、仕事一辺倒の、DV野郎。
やがて、多額のカード借金がばれ、
夫は、離縁話を言い出す・・・。

そんな満たされぬ日々の中、
熱帯魚の店で、ふと出会った、
別な金融機関の、若き男性(川瀬陽太)。

主婦には伏せていたが、彼は、
借金の取り立て屋で、風俗稼ぎのあっせん屋。
やり手の女性店長の下で、ビジネス・パートナーとして、
10年間、働いていた。

ここで時折、会うことが、
二人にとって、憩いのひとときに、なっていった。

だが、ある日、二人は互いの正体を、知ってしまい・・・。


80年代後半から、90年代初頭にかけての世界。
カード地獄が、世間で盛んに言われ始め、
まだ携帯が、それほど普及してなかった頃の、作品。
でもこれ見ると、まだまだ、バブルな感じだよなあ。

OAのコンピュ-タが、皆まだ、
白いプラスチック・ボディーの、デスクトップ型なのは、
さすがに、時代を感じる・・・。

なお、熱帯魚の店長役は、
元・コントチーム<怪物ランド>の、赤星昇一郎。 


「性感療法 白衣の愛撫」:片岡修二監督

しのざきさとみ・伊藤清美・水鳥川彩・下元史朗・池島ゆたか、出演。

中年映画監督、EDになって、医院へ。
伊藤清美が、ドクター。
看護師も協力して、なんとか直そうとするも、
なかなかうまく、回復せず・・・。
監督故、妄想シーンはいろいろと、浮かんでくるのだが。

愛妻家だが、妻にいわせると、
いまだに、だらしないらしい、
古いつきあいの脚本家(池島)が、友人。

脚本家の妻との、ひとときの浮気?も、
やむを得ず、テクニックだけで行なう、状況。

ラスト、皆それぞれ、一様に、ため息。
なんとも、しまらない。

中年層にしかわからない、ぼやきだらけで。
あまり、元気が出ない、お話だった・・・。



追記:8月11日(水)


さて、それから、めでたく新館がオープン。
8月7日・土曜に拝見した、
今回の新館初、新作初上映作品は・・・。


「三十過ぎの人妻 午後の不倫タイム」:加藤義一監督・城定秀夫脚本。


いきなり、しじみ嬢扮する、天国の天使が、
スクリーンから観客に向かって、
可愛~く、自己紹介。

が、この天使のしている、
仕事、というのが・・・えっ?
地上の人間達の、モニター観察で、時間つぶししつつ、
人間達の寿命をつかさどる、ロウソクの炎の、番人だって?
それって、たしか・・・
地獄の番人の、仕事じゃないのか~?!
と、つっこんでしまった。

で、この天使の大ドジで、
うっかりロウソクの火を1本、消してしまい、
すぐに死ぬ予定の無かった、
中年主婦(佐々木麻由子)が、突然死!して、
魂が天国の門に、来てしまう。

事態を知って、地獄・極楽判定の門番役人(男性天使)に、
カンカンになって詰め寄る、主婦。
さあ、大変。
神様に、怒られる・・・と、おびえる天使。

さらにまずいことには、その後、この男女天使が、
ある愛の行為(大体わかるね?の声)に、時間を取られて、
対策・対応が遅れ、
主婦のもとの身体が、夫(なかみつせいじ)により、
火葬されて、骨のみになってしまった事。

「旦那のところに返してよ!」と怒る、主婦の魂。
さあ、どうしよう?

そこで、天使が一計、
ちょうど予定通りに、タイミング良く?急死したばかりの、
人物の体に、主婦の魂を、
移植・転生する作業に、成功。

ただ、その体は・・・女子高生のものだった。
棺のそばにいた、元彼氏高校生は、仰天!
一時は、状況把握できず、戸惑う。

もとの女子高生との、態度・所作の違いなどから、
ようやく、この異常な状況を、
信じるに至った、男子高校生だが。
今度は2人で、主婦の旦那を、納得させなければならない。

当然、知らない女子高生に、いきなり来られた旦那は、
「ふざけんな!」と、怒り心頭。

女子高生(の姿をした、主婦)が、
男子高校生をともなって、説明に来ても、
頑として、信じようとしない・・・。

しかし、彼女は、あきらめられなかった。
そして、思いを伝えるべく、ある策に、出た・・・。


という、ドタバタな発端ながら、
ほろりと泣かせてくれる、心にくい映画。

公園の、対話シーンが、とても、いい・・・。
なつかしの80・90年代の、洋画体験談など、
ぐっ、とくる。
ずるい位、なり・・・。


女子限定映写でも、これは特に、評判が良かったそうで。
それは、そうだろうなあ。納得。
必見の、ハートフル快作。


これを観た直後に、舞台挨拶で、
ある驚きのニュースが、突如、発生した・・・。
それについては、8月7日分の、ピンク映画記事を。


以上。

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  1. 2010/08/03(火) 07:26:48|
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