シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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仕事人、他人の悪夢を垣間見る

小五郎の、日記。



7月1日。

梅雨の合間の晴れ、今年もやっぱり、蒸し暑い。

夕刻、原宿周辺を、散策。
時代が変わっても、相変わらずというか、
何だかライト・ピンクの、似合う街。


夜7時、会場に着く。
越坂康史監督「ナイン トゥ イレブン」。


上映後にゲスト・トーク付きのせいか、
撮影組のお友達らしき、割と小ぎれいな感じの人々が、
そこそこ、入っている。
21時からの回がなあ・・・と、ぼやく関係者の声も、あった。

(渋谷のミニシアターなら、その時間のほうが、入りそうだよなあ、の声)


監督からは以前、大体の状況・PR等を伺っていたので、
おそらくは、「黒いせぇるすまん」みたいな内容だろう、
と、あたりはつけていたのだが。
ほぼ、その通りだった。
「あなたの切なる夢をかなえます。ただし・・・」というやつ。


正直にいえば、劇中の一部に、
下品な効果音声(最初のほうの、電話のところ)や、
きたならしい表現(映画館で、ゲロなんて!)のシーンがあるため、
それらの部分では、気分が一時、悪くなりかけた。
これは、映画消費者的には、少し文句を言っておいた。
トランプ吐くとかに、変えられないの?などと。


なぜ、そういうシーンが入るのか?
監督の趣味?ということもあるのだろうが、
どうやら、ホラー映画的いたぶりでもって、
主役女優3人の演技力を、引き出したい模様、とみた。


こういうものは得てして、観客の賛否が、別れるものだ。
作品の達成とひきかえに、女優の好感度は、下がりかねないから。
つまりは、監督と小生の好み、趣味の感覚が違うのだろう・・・。

  
とはいえ、ドラマの構成としては、
なかなか面白かったことも、これは否定できない。


3人それぞれが、受難の主人公となる3部構成に、
もう一つのエピソードをプラスし、
リンクするように、できている。

全体をつなぐ人物として、
夜9時から11時まで営業している、
コンビニの店長が、登場する。
(それ、コンビニじゃないじゃん!の声)


一人目がある意味、一番気の毒な主人公だ。


そもそも、ミxxとラーメン、という、
ポスター商品のコンセプト自体が、思いっきり間違っている。
味が、合うはずもない。
常人でも苦情が来るのは、当然だ。


(3本目の主人公は、平気で食ってたけど、
相当な味音痴、なのかな?の声)
(俺はドXター・Xxパーが、飲めないや・・・の声)


そして主人公は、ただ、
消費者相談係の職務に忠実で、熱心なだけなのに。
それが元で、ストーカー的被害に遭って、
追放刑まで、くらっている・・・。
何でだよ!


店長はただ、結果的に、
疲れていた彼女を、休ませてあげたにすぎないわけで。


どう見ても、これ、彼女のせいではない。
電話の相手が、み~んな、悪い!
通報されても、文句はいえんぞ。
理由はどうあれ、責任とれよ!と。
まったく、これは現代社会の象徴なのか・・・と、嘆息。


2本目の主役女性については、
半分は、自業自得、と感じた。


周囲からイイ子に見られようとして、彼女は、
典型的ほら吹き屋に、なってしまった。
(つ~か、こいつは、女優向きかもな・・・?の声も)


はじめから無理して、
友人たちに、見栄を張りまくっていたのが、いけない。
(ここにも又、生活と戦うヒロインが・・・の声)


知ったかぶりは、なおいけない。
もし知らなければ、人に訊くなり、
後で、調べれてみればいい。
(これはあまり、他人のことは言えんけどな・・・の声)


男や収入が、無ければ無いで、
それなりの、<大人な>対処法が、あったはず。


ケ-タイで「貸した金返して!」言うよりも前に、
まず自分が5000円、貯金する努力をするとか、
自分から何か、しなさいっ!
男は、それからでいいじゃないか、と。


それと、早とちりすぎる。
映画館受付嬢としてのサービスは、
かなり、好印象なんだが。
受付の勘定が合わないなら、
職場の先輩を呼んで、ちゃんと確かめてもらうことっ!
他の人の目で見てもらえば、すぐにわかったはず。


しかし、まあ、幸運が訪れる商品・・というけれど、
これじゃ、一時しのぎじゃん。
若干、妄想ありとはいえ、
せっかくの、チャンスが・・・。
涙目。
一映画ファンとしては、
さすがにちと、お気の毒な・・・エピソードではあった。


(誰か、女優見習いで雇ってやれっ!の声)


大型字幕の使い方、
ラストでの人物達の固まり方などは、ちょっと笑えた。




3本目の主人公は、まさに、
あたしが主役よ!タイプの、根っからの女優業。
見るからに、気が強くて、わがままそうなキャラ。


面接のコスプレ写真を、
勝手に、風俗企業PR用に使われて、
「女優のキャリアに、キズがつくじゃない!」と、
マネージャーに怒ってるけど。


お気持ちは、お察ししますが。
そんなチャンスすら、来ない人達が、
いっぱい、いるんだから、ねえ・・・。
競争、きびしそうな世界だからなあ。
仕事選べる人って、少ないんだろうなあ・・・。やれやれ。
  

幸運にも彼女、店長のグッズの御利益で、
待ちに待ってたヒロイン役が来て、
あれよあれよの急上昇、
絵に描いたような成り上がりぶりが、楽しい。


つきあってる男(俳優らしい)に、
役の上で必要になった、運転のし方を、
急遽、教わってるが。


これこれ、無免許で路上練習は、違反だよー。
運転中、あんなに男に毒づいてるし、
カリカリきてて、危なっかしいじゃないか。
事故ったらどーすんの!もう。


そして・・・
まさに、頂点に立たんとした、その時、
思わぬ方向から、奈落がやってくる・・・。
しかし、それすらも、
仕事につなげてしまう、女優女史。
いい根性してるなあ。笑う。    


とにかく、ホスト役?たる店長の、黒いオバQみたいな存在感が、
気味の悪さと、ユーモラスな表情とを兼ね備えていて、よろしい。


3人の女性を翻弄する、最後のエピソードでは、
恐怖というより、ドタバタな状況を、
自らの手で、演出にかかる。
この人、悪人なの、善人なの?と、戸惑わされる。
多分、その両面がある、<商売人>なのだろう。


とりあえず、終わりよければ、
すべて良し、というべきか。


にしても、おすすめ商品には、せめて、
賞味期限くらいは付けて、売ってほしいものだ・・・などと。




以上。
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  1. 2010/07/01(木) 23:45:17|
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  4. | コメント:0
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