壱の、日記。
6月11日・金曜。
夕方、銀座シネパトス。
まず、東宝映画版・「裸の大将」。
脚本家・水木洋子特集の、1本。
放浪の画家・山下清画伯の自伝をもとに、自由脚色、とある。
主演は、小林桂樹。
意外にも?ちゃんとなりきってるのが、すごい。
戦時中から、終戦直後、行動成長期までの、放浪記。
道中、飯をいただくために、ちょっとした嘘をついてるシーンが、可笑しい。
周囲から、なんやかやと、きつく扱われたり、逆に世話を焼かれたり。
なんだか、他の当時の日本人より、自由に往来してるみたいだなあ、と。
古いフィルム作品なので、画面が大分、オレンジ色がかっていた・・・。
円谷作品常連・大村千吉、クレージー・キャッツの姿も見える。
そういう時期だったんだなあ、制作が。
そのまま、同じ所で、レイトショーに再入場。
<女優・ひし美ゆり子特集>トークショー、第2弾。
当日券が若干、残っていたので、ぎりぎりセーフ。
幸運だった・・・。
この日は、バースデイ翌日とかで、パーティー・セレモニーあり。
ここでも御時世?ツイッターのお話が、ちょっと出ていた。
で、司会・樋口氏(48歳)との、上映前のトーク中に、
特別ゲストで、アマギ隊員こと、古谷氏!と、
「ウルトラマンA」の美川隊員役・西恵子氏が、登場。
なんて、ウルトラファン冥利に尽きる、夜なんだ!
と内心、興奮を抑えられず。
そして・・・な、なんだ、あれは?
なにやら、水色のエヴァ・使徒?めいた物体が、
壇上に、運ばれてきた。
なんと、ウルトラ警備隊の隊員服、
上半身の形と色にデコレートした、
洋服店のあれ!みたいな、ケーキだったのだ。
首の上に3本、長いロウソクが立っていて、
吹き消すセレモニーに。
さすが、アンヌ隊員のお祝い。
まずは、めでたき限りなり!
なお、この場にて、
12月頃、新写真集出版予定の発表も、行われていた。
上映作品は、東映・野田幸男監督の、アクション映画。
「不良番長 骨までしゃぶれ」。
・・・し、しかし、まあ、これは。
でたらめにも、程がある・・・!
全体の主役は、新宿のバイク番長・梅宮辰夫だが。
渡辺文雄が親分(またかよ!)の裏組織と、
シマで利害対立、
きつ~いお仕置きを、食らう。
運び屋役のお調子者・山城新吾が現れるや、
悪のりが、止まらない。
たちまち、殆ど、筋も何もないに等しい、
むちゃくちゃ、でたらめ、いい加減、
やりたい放題の、展開に。
途中から、藤竜也も合流、
九州は熊本・天草の、観光地タイアップ・ロケで、
番長チームと、太田美鈴のコスプレ?美女と、新宿の組織が、
ダイヤ入り、赤いスーツケースを奪い合い、
逃走、ドタバタ、ドンパチ、艶笑コント、
バイク飛ばして、仇討ち、白馬の勇士・・・という、
後はもう、ひたすらギャグと、
派手なアクションあるのみ、となる。
劇場版「トリック3」は、しっかりドラマ派・兼・ドタバタだったが、
これは、ほんとうの、むちゃくちゃや・・・!と。
(白馬だけ、同じだったな・・・の声も)
ひし美女史は、熊本出身のCA・兼・槍道場の使い手で、りりしく登場。
その槍さばきで、スケコマ番長・梅宮も、
軟派エロな山城も、たじたじ・・・!
しかし、道場主の父上が、由利徹とは。
珍しく気まじめ?かと思ったら、
娘の初夜を、検分!始めさせといて、
中途解約なんて、そりゃお父さん、あんまりだぜ~。
仲間に吊り下げられる、梅宮辰男、
ロボコンみたいに、飛んでくるチンピラ男、
パンツ一丁で暴れる、安岡力也、
撃たれても、平気でしゃべりまくる山城新吾・・・。
もはや、ブレーキは効かない、誰も止めない、コンボイ状態に。
場内、当然、爆笑の渦に。
まあ、日頃のストレス解消には、ぴったりの、
馬刺し効果?的映画、だろう。
笑う門には、福来たる。それが一番。
いやはや、場内いっぱいの、観客の一人たる、小生にとっても、
大いなるプレゼントであった!のだった。
ひし美さん、会場の皆さん、ありがとう!
以上。
スケバルマンA「・・・つ~か、あたしら本文で、全然出てないじゃん!」
ゼルディア「不良番長の映画に、3人娘が、ひょいひょい出てたけど、
あれ、姉さん達だったりして・・・ね?」
ゲルゲーゲル「ま、まさかな・・・?」
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- 2010/06/12(土) 01:27:22|
- 劇場用映画
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