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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグル85「GメンVS怪人ザ・マーキュロ!踊る夜の饗宴」

神出鬼没怪人、マーキュロ・クロームの、報告。


よっ、諸君、おひさ!
ちょいと、拝見してきたぜ。
年1回の、あのさすらいの、フェスティバルをよ!



16日、夜23時半頃より、
テアトル新宿へ、入場。
<ピンク大賞>オールナイト、参加の為である。
この日のために、決して良くはなかった体調を、
春先から、じっくり、整えてきたのだ。


しかし、とても不思議なのだが。

このテアトル新宿、かつて毎年、
<日本プロフェッショナル大賞>、
略して<日プロ大賞>という、
大手系以外の、一般映画の年間表彰式・オールナイトが、
ずっと行なわれていた、会場なのだ。

が、今年、久々に復活した<日プロ大賞>は、
なぜか、今日(!)の開催会場を、
池袋の名画座、新文芸坐のオールナイト枠に、移動した。

・・・そう、そこはかつて、つい2年前まで、
こちらの、<ピンク大賞>オールナイトが、
毎年開催されていた、会場なのである。
そして<ピンク大賞>は、去年から、
テアトル新宿が、会場になっている。

なぜ、入れ替わったのやら・・・・?
しかも、両方が、同じ夜の開催、って・・・?
これは、偶然の一致、なのだろうか・・・?

双方で、週をずらしてくれれば、
重ならなければ、両方観れるのに・・・?
などと、映画ファンとしては、
大変、贅沢な悩みを、抱えてしまったのだが。

今回は、亀有名画座以来ごひいきの、
ピンク映画特集を、最優先!することにした。
これのために、一年間、待ったのだから。
やむを得ん、日プロ大賞関連は、又の機会に・・・と。

(あっちは今頃、どうなってるんだろう?と、
ちょっと、気にかけながら、ね・・・?の声)


幸いにというか、当日券は、
それなりに出ていた模様。

既に、入口やロビーは、
常連スタッフ諸氏や、観客、
女優、男優、ミニコミ誌「PG」方面関係者などで、
和気あいあい、大いに、賑わっていた。
こういう光景は、やっぱり、好きだな。

皆、揃ったところで、
<ピンク大賞>・表彰式が、始まった。
司会進行ととプレゼンター・チームは、例年にならい、
松島氏・女優のイ幸田李梨・日高ゆりあ&池島ゆたか監督の、各氏。

早速、表彰式に。
酒こそ入らねど、いわば、華やかなる宴。

新人女優賞、かすみ果穂・真咲南朋。
女優賞、亜紗美・藍山みなみ。
男優賞、野上正義・なかみつせいじ・野村貴浩。

新人監督賞、小川隆史。
脚本賞、大河原ちさと。
監督賞、友松直之。

技術賞は、音楽の大場一魅女史、再選。
これは、珍しいケース。

特別賞は、
対外PRも積極的になってきた、上野オークラ劇場に。
今の支配人は、大分若い、スーツの人。
バリバリ現役で、しかも新規建て直し中の劇場が、
表彰されるのは、大変喜ばしい。


そのまま、毎度休憩時間をはさんで、
オールナイトで、4本、観た。
内1本のみ、再見。


1本目、
加藤義一監督・城定秀夫脚本、創優和・撮影、
「壺姫ソープ ぬる肌で裏責め」。

持田茜(別名・しじみ:既述)・藍山みなみ・合沢萌・
THUNDER杉山・岡田智宏・なかみつせいじ、出演。

この作品は、再見。東中野以来。

大学生の、彼女の家から、
家賃不払い等で、追い出されてしまった、エロ漫画家青年。
同じ時期に、風俗店の客として、
再会した女性は、元高校同期生女子だった・・・。
彼女の家へ、転がりこむが、
やがて、中高年の、ある男も、やってきて・・・。

とにかく、ヒロインの可愛らしさが、いい。
なかみついせいじの、おやっさん・・・エロ漫画雑誌編集部の。
いかにもな、くせがあって、傍から見ると、面白いのだった・・・。
先輩学生も、なんだか、のんきな感じだなあ、と。 

見事、ベストテン1位。
作品賞・女優賞(藍山みなみ)・男優賞(なかみつせいじ)を受賞。


2本目、ベストテン2位、
友松直之監督・大河原ちさと脚本、小山田勝治・撮影、
「老人とラブドール 私が初潮になった時・・・」。

夜道で、謎の<ロボット野犬>に襲われ、
性的攻撃(!)まで受ける、気の毒な女性の姿・・・。

唐突に、野上扮する老人、和風の家屋に一人住まいの景。
・・・え、何がどうしたんだ?と、
一瞬、戸惑わされる。

床の間にはなぜか、動かぬメイド人形が、一体。
旧式の試作品で、合うバッテリーが、切れている様子。

そのメイド人形は、老人の実家で、
幼少時から仕えていた、試作品メイドだった。
老人が、メイド人形の手入れをしながら、
子供時代や若き日、両親の死後、一時的結婚・離婚と、
メイドとの長きにわたる生活を、
しみじみと、懐かしそうに、回想する・・・。

一方、某有名電気街では、
ニュータイプの、女性アンドロイド・ロボット達が、
通好みの人々向けに、次々と開発・発売されていた。
そこへ捜査にやってきた、女性刑事は、
業界のレクター博士?みたいな、何者かと接触、
凶悪なロボット野犬の、発生理由を、調べにかかっていた・・・。

という、押井守監督「イノセント」の外伝みたいな、
近未来SF・ホラードラマ、&若干?バラエティー。
そこに、人造セックスの吸引力を加えて、なかなか刺激的世界。

とにかく、犬やロボ、レクター?等の造形が、
ユニークで、面白い。
狭い世界に、なにもかもが、
ぎゅうっと、凝縮されている感じ。

でも、映画全体を、真に引っ張っているのは、
過去シーン以外では、ず~っと、殆ど動かない、
主演のメイド人形嬢、そのものだろう・・・。

監督賞・脚本賞・男優賞(野上正義)受賞。


3本目、ベストテン4位、
佐藤吏監督・金村英明脚本、大場一魅・音楽、
「三匹の奴隷」。
(ストレートな、タイトルだ・・・の声)

亜紗美・友田真希・真咲南朋・
那波隆史・なかみつせいじ・黒木みらい・柳東史、出演。

オムニバス3部作形式、共通する一部人物が登場。
1本目では、ヒロインたる人妻を、
夫の公認!で再生?するべく、いたぶりまわす、
クールでシビアな、変態(!)緊縛男が、
2本目以降で、
まるで別なタイプ(!)の女性を、相手にしているのが、
すごい、ギャップで・・・。
目が、点になる・・・のだった。

女優賞・男優賞・新人女優賞(真咲)・技術賞(大場)を受賞。


ラスト4本目、ベストテン5位、
池島ゆたか監督・後藤大輔脚本・長谷川卓也撮影・大場一魅音楽、
「エッチな襦袢 濡れ狂う太もも」。

日高ゆりあ・真咲南朋・上原優・
野村貴浩・なかみつせいじ・柳東史、出演。

普段は、ぱっとしない日常生活をしている、
見知らぬどうしの、男と女。

ある日、ばったり出会ったがために、
互いに、高貴な令嬢と、大会社の二代目息子などと偽って、
延々、ふりをし続けるのだが、
だんだん、大ボラになってきて、収拾がつかなくなり・・・。

いるよなあ、嘘を更なる嘘で、固めちゃう人って。
言いだすと、引っ込みつかなくて、
ついつい、見栄張って ・・・ね?
O・ヘンリーあたりの短編で、
夏のリゾートホテルに泊る、謎の男女が・・・というのがあったなあ。

下痢男ってのは、ちょい下品だが、
おとぎ話兼落語のような、ちょっといかしたコメディー。


男優賞(野村貴浩)・新人女優賞・技術賞(大場)、受賞。



かくて夜は、明けた。
外へ出ると、新宿の街は、
もうかなり、明るい。

さて、軽い朝食の後は、
どこかで、朝寝と昼寝を、いっぺんにするか・・・。



以上。
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  1. 2010/05/19(水) 00:09:21|
  2. 劇場用映画
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