続々・八丁堀の日記。
寒暖の差が、週によってばらついていて、
椿の花の咲き方が、あまり良くなかったとはいえ、
それなりに長く、寒かった、冬だが。
やっと、日中の気温が、10度を越え始めた。
また、一年が過ぎて、これの季節が来た。
流れさすらう週末観客、行きたきイベント多けれど、
公用、私用に、空き時間、
明日の行く先も定まらず、悩める身ではありながら、
時間的には可能な限り、きっと行きたや、このイベントに・・・!
とくれば、まずは、あれでしょ、あれ。
<映像温泉芸社 その17 湯けむり温泉芸社>。
例によって、野方区民ホールが会場。
入口階段に並んで、入場開始を待つ、通好み?な人々の列。
整理券は既に配り終わっているが、そのまま皆で、待つ。
例年と比較して、今年度の大きな特徴は、二つ。
号外と、司会進行。
まず、関係者により、入口の列に、<号外>が、配られた。
上映イベント開始前に、「皆さんに、大変残念なお知らせがあります!」の第一声。
(「え~!」「な、なんだってえ~?!」の声・・・沸く)
「上映時間が、遅れます!」の声とともに、用意された<号外>が、配られた。
明らかに、事件報道にありがちな、決まり文句をつなぎあわせた、冗談印刷物で、
早くも、一同、笑わされるのだった・・・。
その後、ロビーより入場。
顔見知り比率の高い、大入りの集客。
常連知人達との、最初の挨拶は、ほぼ毎回・・・
「残念ですよね、藤田まことさん・・・」「ほんとに・・・!」だった。
次に、進行の内容。
タイトル紹介のOP映像で、
酒徳ごうわく氏が演じる、某湯けむり温泉劇画のパロディ的イメージを、提示した。
「秘境で、卑怯な温泉芸社の過去を、洗い流す・・・」という表明?自体が、
ダジャレ合戦の得意な、ここのイベントの一面を、既に象徴している。
それに引き続いて・・・。
イベント常連のK・A女史による、なめらかなる司会進行の下、
予期もせぬ(予期すべきだったかもしれないが)構成が採用されていた。
過去に恒例の、コント小芝居は省かれ、
スクリーン上の、作品名等表記映写に、
<会社説明会>式の、概要表記が。
司会によると、つまり、上映会の運営が、
人手不足と高齢化(常連客も?)の問題に、直面してきているので、
今日のこの場で、作品上映等を兼ねて、
新たな参加者を募集したい、という事なのだった・・・。
老舗イベントならではの、悩みの種なのだろう。
いずこも、事情は同じのようだ・・・。
若手の理解者・協力者の募集、育成が、
いよいよ、急務となってきたようだ。
では、作品・ライブ等の概要を、
ほんのさわりだけだが、ご紹介しよう・・・。
(注:一部、順不同の場合あり・・・?)
「空気アマゾネス ~AIR AMAZONS~(完全版)」
酒徳ごうわく出演・監督。
B級洋画の、秘境探検ものの線。
山猿のごとく、ドッと現れ、
大群で並び、襲い来る?アマゾネスに、爆笑。
すばらしい、アイデア勝ち。
自然に家へ?帰って終わるのが、
いよいよ、可笑しいぞ。
「芸社通信17」
<亜乱陶氏>作品。(この意味わかるね?の声)
静止スライド写真で、企画会議の現状?を、報告。
ここでも、スタッフの欠席、人手不足、高齢化が議題に。
「人造犬クドリャフカー(前編)」
中村犬蔵監督。
キxxダーと、ハxxダーと、キャxxーンへの、
オマージュが、いっぱい。愉快痛快。
相撲界・バンクーバー五輪等の時事ネタも、
しっかりと、織り込んでいる。
しかし、今回は単なる、パロディ・ギャグのみではなく、
相当にシビアで、ハードな本筋ドラマが、
きわめて強固なる、印象に。
兵器ロボットものの、SFドラマ展開を用意。
こ、これは、うう~、泣けてくるぜ~。
やっぱり、男、だねえ。
ここで、コメディアン・ライブ。
今年もやっぱり登場、冷蔵庫マン。
ダジャレ・ネタの連打で、
<星座マン>変身も、披露。
今日の場内は、彼の狙いの「ひえひえだ~!」になるはずが、
むしろ、あったまって?しまい、
「お、おまえらァ~!!」と、ごくせん先生のごとく、
かん高く、観客一同への愛を?叫ぶ、冷蔵庫マンであった。
ここで休憩時間。
その間、スクリーンには、
関係各団体・監督らによる、
DVD販売予告・制作中上映の予告編等が、かかる。
ホラーDVDのが、ちょっと、こわすぎるかも・・・。
老舗・草野球映画の続編、特に予告映像の反応が、良い。
紆余曲折しながらも、進行中の模様。
諸氏待望の、本編完成は、近いのだろうか・・・?
休憩終わり、再開。
「ウXコぶり夫くん」(再見?)
ARASHY監督作品。
いきなり、自宅?個室レベルへ、スケールダウン。
実写でジャ-、なんか汚いねえ・・・の声も。
「ウXンコぶり夫くん THE MOVIE 」(再見?)
<でぼんちょ>作品。
オールCG。無駄にすごい!
しかも陽性!
暴力的でありながらも、どつき漫才みたいで、妙に愉快だった。
「不良天使」(再見、アウトマン以来)
赤目監督。
ひきこもり男と、プリンと、
ちょっとヤンキー?天使(星野佳世)と、スーツな悪魔とで、
宗教のありように迫った、問題作・・・?
星野天使の、身もフタもなさに、大いに、笑わされる。
「海女ゾネス ~逃亡のシーン~」
AC部作品。白黒CGアニメ。
怪奇民話と忍者を、合わせたような冒険世界。
ああ、これからいい所で、上映終わり・・・。
もうちょっとだけ、見せてよ~、と。
ヒロイン達の運命や、いかに?
「タイムショック関根先生」
高岡晃太郎監督・出演。
通称・池テツ氏、堂々の主演。
自主喜劇映画版・「バック・トュー・ザ・フューチャー」。
タイムパラドックス作戦が、
なかなか、うまくいかないのが、笑わせる。
そして・・・。
「美人バラバラ生首事件」
「異人バラバラxxxx」
「長崎バラバラxx事件」
老舗の<創映会>制作、
新作作品3連打で、復活。
というか、3本で一組、昭和怪奇映画調。
この手のサスペンス・ドラマの、
<肝>だけをパッ、と再現、
インパクトでうっちゃり、勝ち逃げだ!
後で休憩時に、ロビーで、
生首役の人が、歩いていた・・・。
(天使の近くにある?存在かもな・・・の声も)
「ふらんくフルート」
伊勢田博行監督。
音楽コンクール対決に、
悪のロボット軍団との変身ヒロイン・バトルをからめた、
ギャグ&アクション・アニメ。
善悪対決、相互に容赦なしの、
音楽系ダジャレ合戦が、もう、たっぷりと・・・!
最早誰も、止められはしまいっ・・・!
(フッ、又、言っちまったぜ・・・の声)
ここで、又、一時休憩。
その後は、映像パフォーマー、
VJコミックカット氏による、お料理教室。
編集とつなぎ合わせの妙を、如何なく発揮。
いろいろと、発想のコツがわかって、面白い。
そして、再びライブ登場、
<冷蔵庫マン>氏の変身体、<アイロンマン>。
今度は皆、文句なく?熱~く、あったまっており、
脳波が渦巻く、大爆笑!
最早、無敵だ・・・。
「人造犬クドリャフカー(後編)」
勿論、中村犬蔵監督。
前編でのさまざまな謎が、次々と、明らかに。
更に、山x豊x先生にまで、インスパイアされた?
とんでもない、アジト潜入作戦が。
SF的技術ばかりか、
政治・経済・社会までも、渦中に含みこんで?
ここまで、スーパーハードな、ドラマ展開になろうとは!
驚きの、高品質な仕上がりに。
でも、ナンセンス・ギャグも、忘れてないぞ~。
これ以上、何を望むべきか?!
約4時間?にわたる、充実したイベントの終了後、
一部作品の上映内容(ここではとりあえず秘す)に関する、
あるニュース(?)が、配布された後、
これまた恒例の、一大合同打ち上げ会へと、
皆で、大移動。
関西から来たらしき人々とも、
大いに飲み食い、語り合い・・・。
実に、気分が良い。
いい旅夢気分に、なったのだった。
以上。
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- 2010/02/22(月) 18:00:01|
- インディーズムービー
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