政の、日記。
実は、今年最初の、スクリーンでの映画鑑賞は、
1月8日、金曜の夜だった。
今年最初の、映画館内での映画見物は、
当初はもっと、明るいコメディ系のを、と想定していたのだが。
時間の都合等により、なぜか、
銀座シネパトスの、シネ・パニック邦画特集レイトショーより、
「東京湾炎上」、となったのだった・・・。
よりにもよって、何という気まじめな再映ものを、
しょっぱなに、選んでしまったものよ・・・。
でも、20人くらい、観に来ていたぞ。
反資源ナショナリズム組織の、武闘派暴動チームによる、
タンカー・シージャック。
なぜか、水谷豊がいる。
日焼け・黒塗りなので最初、わからなかった。
狙いは、日本国内の備蓄基地破壊、という要求。
東京湾でオイル炎上、噴煙・ガスで関東全滅!の危機に。
抵抗した乗員たちが、一人また一人と倒れ、
藤岡弘の石油採掘プロと、丹波哲郎の船長が、
対するヒーローになる、という海洋サスペンス。
非情なる犯人側を、単なる悪役にしていない台詞などは、いいんだが。
う~ん、全体にドラマ構成の、何かが、弱いのだ・・・。
状況説明中の、パニック想定映像は、シーン流用もあるんだろうが、
かなりの派手な火炎と、写真合成で、それなりに恐さと迫力を、示してくれる。
だが、他の東宝特撮映画よりも、派手なシーンの分量が少ないので、
どうしても印象が、地味になってしまう。
今なら、CG入りで、もっとリアルにやれるんだろうが。
それと、パニック合成以外のシーンが、
だらだらと展開し、間延びの感をぬぐえず、
やや腰砕けになる・・・。
地上のヒロインとの、ロマンス回想シ-ンなどは、その典型で。
一篇の家族写真(哀・・・)にも、満たない印象しかもたらさないのは、なぜなんだ?
発想は、おそるべきものだが、
表現法が、あまり画期的ではなかった。
惜しい出来・・・なり。
それでも、あんまり冷血で、殺伐とした映画は、
本来ならば、めでたい正月始めに、
映画館まで行って、観ようとは思わないぞ!と、一応言っとく。
あくまでも、今回は順番の都合だからな!ということで。
ああ、苦渋の、選択だったな・・・。
以上。
スポンサーサイト
- 2010/01/10(日) 11:59:53|
- 劇場用映画
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0