順之助の、日記。
「うる星やつら」、夕方のMXテレビ放送が、
終盤近くにして、再び、お休み期間に。
今度は、「マクロスF」全話放映のため。
といっても、もう終盤近くまで来てるから。
2月28日の再開後、まもなく、全話終了の予定。
この、80年代ボーイズ&ガールズに多大なる影響を与えた、
画期的一大ドタバタ・アクション漫画&アニメの、功績については、
ここで一言では、語りつくせないものが、ある・・・。
物凄く大雑把に言ってしまえば、これはいわば、
我ら世代の、直接には観れなかった、
「てなもんや三度笠」等に相当する程の、
動画コメディアン総出演の、
長期にわたるコメディー番組、であって。
エノケンやフランキー堺、バスター・キートンやジャッキー・チェン等の、
コメディー映画にあるような、肉体的アクションとギャグを、
アニメ世界に広げて、
筒井康隆SFと漫才を、ふりかけてみました、という印象が強い。
それは、大いなる正解、だった。
無論「らんま1/2」も、その延長上にある。
かつ、後に云う<萌えアニメ>路線の、
本格的始まりでも、あったわけで。
原作者・高橋留美子女史の、喜劇的感性や、
人物・背景等を、かなり自由奔放な表現法に任せた、
岡正プロデューサーや、押井守監督ら新世代スタッフの存在も、
無論、大きいのだが。
「THE MANZAI」など、一連の関西系漫才ブームと、
それに引き続く、同じフジテレビ系の、
「おれたちひょうきん族」「笑ってる場合ですよ!」等による、
ギャグ大好き風潮の空気が、作られていなかったら、
「うる星やつら」は、あんなに人気が、爆発しなかったのではないか。
まさかこんなにも長く、続くとは思っていなかったが・・・。
エンタメ番組としても、文化的研究対象としても、
「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」同様に、
もっといろいろ、語られるべき内容を、
十分に有したシリーズ、なり。
ただし小生は、TVアニメに関しては、
最後の半年ほどは、立体感が薄れており、
勢いと面白さが大分、減衰していたように思う・・・。
はっきりいえることは、「うる星やつら」は、
舞台化・実写映画化が、相当難しいだろう、という事。
少なくとも、複数の女優・俳優が、同時に大勢、
「ピーターパン」のごとく、空中浮遊可能な舞台装置でないと、
舞台化はほとんど、無理。
なおかつ、皆で、
丁々発止のやりとりが、できないといけない。
劇団四季でも、可能かどうか・・・?
また、実写映画化するにしても、おそらく、
洋画の「バロン」(トロン、ではない)クラスの、すごい規模になってしまい、
予算も人手もCGも、膨大なものになるだろう事は、目に見えるようである・・・。
(これが「じゃリン子チエ」なら、十分可能だろうが・・・?の声)
どんな番組も、永遠には続かないだろうが、
その足跡と功績と、間接的影響は、ずっと、残ることだろう。
(By松平長七郎、の声)
本当は、MX放送終了時に、
はるか以前、別な掲示板に記したのを回想して、書くつもりだったのだが、
ここのブログ更新が、先に終了となりそうなので、
ここに早めに、覚書しておきたい。
一方。
湾岸戦争時も、テレビ東京系で夕方、普通に放映していた、
こちらも、伝説的アニメ番組。
「楽しいムーミン一家」第1部、
tvk(横浜)朝8時台の放送が、
最終回にて、終了。
科学者・スノ-クは、ようやく飛行船を完成、飛行実験に成功。
活火山を観察後、
妹のフローレンス(旧称・ノンノン)を、ムーミン谷に残して、
世界一周の旅に、出発。
魔女の娘と祖母は、魔法修行のため、
こちらも、空へ。
スナフキンは、ムーミンに笛を託して、
歩きで、さすらいの旅に。
残ったメンバー達は、冬眠の準備に、入るのだった・・・。
続編が、26本だけあるんだが、放送はあるんだろうか?
以上。
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- 2011/02/10(木) 21:21:47|
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