TV・映画界おくりびと。
元TBSアナウンサー・吉村光夫氏、3日逝去。84歳。
「夕焼けロンちゃん」司会。
優しそうな、笑顔の似合うおじさんだった。
番組内であの珍奇な「ウルトラファイト」を、放映していた枠で、
「ロンちゃんのウルトラファイト!」
「吸血植物ケロ二アと、エレキングの対決だよ!」などと、当人が笑顔で紹介していた。
助手の女性アナが、「トミ-とマツ」・国広富之の女装シーン写真を、
「胸やけロンちゃんに、なってしまいますね」と、言っていた記憶が・・・。
ロカビリー歌手・山下敬二郎、5日逝去。71歳。
ロカビリー3人男の一人、「ダイアナ」一曲で?一世を風靡。
「必殺」シリーズ音楽・平尾昌章氏も、ロカビリー・ライブ系で盟友。
ダークダックスのテナ-担当歌手・高見沢宏氏、7日逝去。77歳。
デュークエイセスと、区別がつけにくいチーム、と、ずっと思っていたな~。
テレビプロデューサー・横沢彪氏、8日逝去。73歳。
フジ系「スター千一夜」「ママとあそぼう!ピンポンパン」、
「おれたちひょうきん族」「笑っていいとも!」他の現場を、担当。
よくも悪くも?日本のTV番組に次々と、新風を吹き込んだ人物。
バラエティではプロっぽいのより、ちょっと遊び感覚な雰囲気を、作る傾向があった。
番組内で大物タレントに、「ぼくはやるけど君はどう?」などと言って、
自分も一緒に、粉まみれになったりしていた。
俳優・細川俊之氏、14日逝去。70歳。
TBS系「ムー一族」の、たこハ郎とのコンビで、
毎週定期便でやってくる、自称「一乗寺家の代理」?人として、知った。
同じ人がFM東京では、「ワールド・オブ・エレガンス」ナレーター。
サラリーマンにならず、退職金も年金も無い世界に入ってしまいました、と番組内で語っていた。
夏の暑い昼下がりに聴くと、なんだか、ゆったりできたような・・・。
時代を作った、各人に対し、合掌。
追記:1月18日(火)
元NHK・ドラマディレクター・和田勉、14日逝去。80歳。
北大路欣也版「竜馬がゆく」は、さすがに記憶がないが、
NHKドラマでは、中学・高校時代頃から、よくその名前を見かけていた。
向田邦子脚本の「阿修羅のごとく」(照明が異様に、暗い・・・)、
名取裕子版「けものみち」(伊東四朗がおびえてて、主役男女のラストが、コワい・・・)、
モーレツ・ビジネスマンもの「ザ・商社」(山崎努が海外で、吠える!)、
・・・などなど、多くの名作を、演出。
とにかく、TVドラマは、アップ多用と音楽大きめで、
視聴者を振り向かせるんだ!という人で。
映画も撮っているが、TVほどには、芳しくなかった。
「ハリマオ」は、
戦後ヒーロー伝説に裏返った解釈を、というドラマは興味深いものの、
得意のアップ・シーンが多すぎて、ロケ場面とのバランスを欠いていた。
そこらの反省からか、「完全なる飼育」では、
アップはかなり減らして、撮っていた。
小島聖&竹中直人で、エロ演技させる目的?の映画なのだが、
にっかつロマン等に慣れた目には、ややヌルい印象だった。
「いいとも」にも出ていた、あのパワフルなガハハおじさんが、
その演出の人だと気付いた時には、何となく、納得したものだった・・・。
深町幸夫、久世光彦、五社英雄、といった人々と並んで、
昭和TVドラマ界の、名匠、なり。
合掌。
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- 2011/01/14(金) 22:38:44|
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