壱の、日記。
11月25日・木曜。
依然、連日多忙なれど、
なんとか、仕事の後、夜の時間が空いたので、
あらためて、23日に観れなかった、池島監督映画を観に、
上野オークラ・新館へ。
実質、ピンク映画男優・なかみつせいじ出演作、新旧3本立て。
この日が、プログラム切り替え前の、最終上映。
舞台挨拶の日に比べると、客席は、静かなものである・・・。
時おり何か、ぶつぶつぼやいている中高年客も、若干いたようだったが。
さて。
「性愛婦人 淫夢にまみれて」:
後藤大輔脚本・池島ゆたか監督の、最新作。
オール・伊豆半島ロケ。サスペンス劇。
実質的に主役のなかみつは、引退した元・地学教師役。
所有のペンションで、
記憶がとぎれてる?らしき、和服妻と、
二人きりの、朝食。
毎朝、近所の明け番看護師女性とすれちがい、
山へ芝刈りならぬ、化石収集へ出掛けている。
彼は、伊豆半島が、長い時間かかって、
日本まで移動してきた、と考えていた。
一方、その看護師の一人は、ドクターや患者の男に惚れっぽくて、
まぐわっては、また捨てられ、別れてしまう日々。
「また、優しさに、だまされてみるか~!」が、口癖。
(いねえって!そんな看護師は!作家の妄想だァ~!!・・の声)
やがて、その看護師の病院で、傷の手当て受けた人物が、
和服妻のもとを、主人の留守に訪問、
ついつい、アレを、やってしまう。
彼は、金銭上場の相談に来た、主人公の弟だった。
が、どうも会話の内容が、少しおかしい・・・。
さらに、なぜか、化石の森の中まで、
元地学教師の後を追っかけてきた、看護師の口から、
ある事実が、知らされて・・・。
この瞬間、すべての作劇は、
コペルニクス的展開?を見せる。
大陸移動説的ロマンと、新たなる愛の始まりを、
情感あふれる形で、ミックス。
里見瑶子が、大事な役で登場。
文芸的で、いい話じゃないか。
泣かせるぜ。フッ。
これ、できれば次のピンク・ベストテン、出してほしいねえ。
以下2本は、旧作の再上映。
「浮気妻 ハメられた美乳」:小川欽也監督
なかみつが愛人持ちの大学教授、持田茜(=しじみ)が教授の若妻。
夫も妻も、こっそり浮気中。
若妻が、初恋の男と浮気した帰り道、
車が当たり屋にぶつかり、
事故の代理人として、接触してきた男に、
体と300万を要求され、屈辱的にいたぶられる。
夫に相談できない彼女は、浮気相手の男に頼るが、
彼にはすでに、婚約者がいた・・・。
そしてこの一件には、ある人物が裏で、糸を引いていた・・・。
という、わかりやすい脅迫サスペンス。
終わりは割と、あっけなかった。
「女将三十五才 染み出すシーツ」:新田栄監督
長瀞温泉ロケ、軽いエロ・コメ。
割とたわいもない、エピソードが羅列。
仁科夕希が旅館の女将で主演、営業で大車輪の奮闘。
旅館評論家?のお相手、
急なコンパニオン不足への対応、
友人にはったりをかましていた、中居の、
お悩み解消のためにも、ひと芝居。
休む間もなく、大忙し。
なかみつは、女将の旦那役。
生前の林由美香、サービス精神旺盛な、中居を演ず。
しかし、スタッフが3人しかいないのか?この旅館は・・・。
かなり、人手不足の模様なり。
誰か、手伝ってやれ~!
以上。
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- 2010/11/25(木) 23:25:44|
- 劇場用映画
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