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竜の、日記。
9月21日・火曜。
夜、19時過ぎより、
原宿・キネアティック。
<名もなき制作団体>関連、長短2本上映。
・・・そういう名前の、映画製作団体が、あるのだ。
俳優・女優中心の集まり、とのこと。
監督も、スタップも、大半が役者と兼務、という。
<無名塾>という名の、有名演劇集団が、ある位だから、
そういう名前の制作団体も、あるのだろう。
期間限定・作品公開の最終日。
前の回から時間が、若干押している様子。
当該プログラムの関係者、プラス一般観客で、
幾分、賑わっている。
女優率が、高い。
19時半頃より、拝見。
客席は大体、10人から始まり、
途中からも人が来て、17人くらいまで増えた。
まずは、ライトな短編。
辻和朗監督の「なんかイイ!」。
お気楽そうな女子大生、卒業旅行の2人旅。
ややでかい車で、買い物を楽しみつつ、
交互運転旅・・・のはずが、
一人が途中で交代をしぶり、
ショッピングセンターの屋上パーキングで、仲たがい。
ドライブは一時、ストップ中。
で、各人、これまであった、
友情の思い出を、夢の中で振り返る・・・。
DVゼミ講師、地震予知?男など、
この能天気な、女子二人には、
変な男を呼びよせるフェロモンでも、あるのか?
と、ちょい心配になった。
明るくのんきな、すがすがしい、
女子2人の、友情物語。
クランク・アップ映像付き。
5分の休憩後、メインディッシュ。
加藤一和・出演&監督の中編、「あじさい」。
赤川次郎文庫本の、角川映画化みたいな、
青春サスペンス・ミステリー。
とにかく、ツッコミどころだらけ!なのだが、
とりあえずサスペンスの筋は、最後まで引っ張れていて、
その点はよろしい。
途中、さまざまな怪しい人物達が、
ゲスト的に次々と、現れる。
結構、賑やかで、退屈しない。
随分若い、村長(?)は、
ちょっと珍しい、配役かも。
凸凹コメディ・コンビ?には、もっと全篇、
暴れて、逃げて?ほしい位で。
その分、ホストの役を担う、映画のヒロインや、
展開を引っ張る、周囲の主要人物達(数名)は、
その存在感がやや、希薄になっていた印象なのが、
何とも、惜しい。
発端3つの、偶然性?には、
ひとまず、目をつむるにしても、
事件解明のきっかけを持ってくる、女性ジャーナリストが、
中盤、事件展開とまったくからまず、
業界色むきだしな、TVクルー2組とのからみも、
特に無いのが、ちょっと不満だった・・・。
動く目的は、各者別個とはいえ、もう少し、
あの女性とクルー2組の、交差ないしは合流が、
もっと早目に、あってしかるべきでは、ないのか?と。
あの唐突なつなぎ方では、こちらは、混乱するのだ・・・。
そのTVクルー側の、コント的寄り道エピソードが、
やや長すぎるのも、難点。
いきなりな転調のために、
そこまでの緊張感が、急に薄れているのだ。
業界人どうしの嫌味など、もういまさら、という感じで。
茨城(いばらき、なんだね・・・の声)ネタなどは、ちょっと面白いのだが。
この部分は、ドラマのSIDE=B、として、
別な作品なり、章なりに、
まとめ直してみては、どうか?と。
妊婦のシーンなど、
一部の台詞・音声が不明瞭なのも、マイナス点である・・・。
もう少し、録音・音声処理で、工夫してほしい。
で、結局、何も派手な演技を見せていない、
しかも、ほとんど本筋にからまない、
正体不明の、謎の黒衣の女?が、
劇中で一番、目立っていた・・・。
どうも、誰かの幽霊?らしいのだが、
その正体が、さっぱり、わからない。
ヒロインの行く先、
唐突に、ひょいひょい、自由闊達に現れる。
段階的?移動を見せたり、
姿が、くにゃりと曲がっていたり、
いきなり、遠くに突っ立っていたりと、
思わぬ?活躍ぶり。
彼女の出現シーンは、不思議にも、面白いのだった。
というわけで、エンタメ・ミステリー路線としては、
定番ものながら、考える間もなく?面白く運べているし、
オールスター映画みたいに、にぎやかで結構だったが。
まだまだ改善策が、必要なようだな・・・とも。
筋と構成を、十二分に練ってから、
そのうえで、
随所にふさわしい、いい演技を・・・!と。
でも、観れてよかったな~。
なかなかに、楽しき夜であった。
以上。
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- 2010/09/22(水) 01:27:06|
- インディーズムービー
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