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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

スケバルマン申紀・7「あのコは水辺でパイレーツ」

政の、日記。


9月12日・日曜、朝。

この日曜くらいまでが、
残暑の終盤に、なることだろう・・・。

さて。
今日行かなきゃ、本当に、やりそこねちゃう!
という、2つの事をしに、
意を決して、出掛けた。


そのひとつが、
ポレポレ東中野の、モーニング・ショー。
東ヨーイチ(東陽一)監督の、DV最新公開作、
1000円X2本。
(なぜ2本立て1500円じゃ、ないんだ・・・?の声も)

これがなんと、
<エロ・バリアフリー映画>、なのだ。

場内には20数名の男女客、
耳にプラスチックの補聴器を付けた人も、数名いた。
皆、結構、楽しんでいる様子。

上映中の画面には、
<ト書き>を含んだ、白い日本語字幕と、
女優による、弁士のごとき、
副音声ナレーションが、入っている。

1本目の最初では、やや、くどい感じもしたが、
じきに、慣れてきた。

ところどころ、
生中継のパロみたいになって、笑える箇所もあった。
そういう所の場内反応は、非常に良かった。

2作品の筋についていえば、
80年代にっかつロマン系の、スタンダード、といったところ。


1本目「ナース夏子の熱い夏」は、
ずばり、男のロマン。

里見瑶子&若旦那役登場、
唐突なんで、アレ?と思ったが。
じきに、ああ、そうつながるのか、と納得。
(注:ある日転倒して、入院したのだ。)


医療機関の人間からしてみれば、
ナースと初対面で、そんなあほなァ~!な、浮気展開。
職場のシャワールームで会ってたら、
いくらなんでも、すぐ周囲にばれるよ・・・!などと。

しかし、そういう謎めいた女性に、
この出版社男性は、つい、惹かれてしまったのだな・・・。
とてもいい年上女房がいるのに、困った男だ。

勘のいいらしい女房も、よく、荒立てなかったもんだ。
本来、はらはらもんだよ。
腰、もう、大丈夫ですか?
と、気遣いしたくなるシーン、多し。

川瀬陽太の出てくる後半は、
<にっかつ系>ロマンの匂いを、それなりに醸し出しており、
割と、感情移入できた。
男達と、ヒロインがすれ違うあたり、心にくい。
そう、これが、ロマンというものよ。


これに比べると、2本目の、
商業的?監禁もの「私の調教日記」は、
どうも、いただけない。

最初に、主役2人のアツアツぶりを、
十二分に見せておかないと、
その後の、忍耐強制展開が、映えてこない・・・。

それがすっぽり欠けたまま、劇が始まるため、
万事が、よそ事っぽく、見えてしまうのだ。
そのせいか、どうも興奮度が、乏しい。

しかも、このヒロインは、見たところ、
かなり、強い!はず。
夜道で、しつこいナンパ男達に、
派手に蹴りを入れて、追い払ってるくらいだから。

そんな女が、この理不尽な状況下で、
なぜ彼氏と、屋敷を逃げ出そうと試みるとか、
バトル・アクションするとかを、まるで、しないのか?
なぜ、そうあっさりと、
セラピー気分に、なれてしまうのか?

さっぱり、わからないのだ・・・。
説得力が、無い。

しかしながら、珍妙な言語を多用する、
謎の組織?メンバーズは、ちょっと面白い。
<刑事まつり>あたりでやってそうな、おふざけシーン。
3人のマスク男とヒロインの、ベッド・シーンでは、
皆、爆笑していた。
(これじゃ、プロレスだよ~、の声)



午後、関東某所にて、
屋外プールにつかる、休息。
やっと、2年ぶりに。よかったよかった。
これで今年の夏は、ちゃんと終わったな~、と。


夕方には、東中野へ、
ちょっとだけ寄ってから、帰った。
プールの匂いがあるので、
映画館は、遠慮しといたが。
なんというか、ちょっと安堵したのだった・・・。



以上。
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  1. 2010/09/12(日) 22:58:42|
  2. 劇場用映画
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