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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

スケバルマン申紀・15「そしてあのコは、旅に出る」

旅人、覚書。


映画制作団体<地下テントろばくん>、
9月30日限りで、活動休止宣言!の衝撃から、
また、日数を経て・・・

9月28日付けで、HPに、
松梨智子監督による、<活動休止のごあいさつ>が、載った。
読んだ。

やりたいと願った事を、すべてやった・・・
って、今、すっきりと言えること自体、すごい事。
有言実行の人に、ふさわしいお言葉、なり。

そして、大変に、悩んできたのだろうけど、
今あなたは、自分の意志で、
一つの大きな区切りを、きちんと、付けようとしている。
とても、潔い。


映画以外でも、見聞を広める、時間がほしい・・・。
というのは、何となくだが、わかる気もする。

最近、小生も、少し違う形だが、
それがもっとしたくて、たまらなかった部分が、
少なからず、あった。

でも、生活や行動リズム、体調等とのバランス的な事や、
表現のやり方が、どうもよく、わからない事や・・・
・・・と、ずっと何か、もどかしいものがあって、
どこかで、つっかえていたような気がする。

だから、というのでもないのだが。


15年間にわたり、映像活動を通じて、
観客の小生や、多くの人々を楽しませてくれて、
どうも、ありがとうございました。
おつかれ様、でした!
と、伝えたい。


映画であれ、別の形であれ、
見聞を広め、燃料タンクに力を蓄えたら、
また何か、祭りを、やらかしてくださいね!と。


拍手、花束贈呈・・・の、心境、なり。

(まだ1日、早いけど、ね・・・の声)


以上。
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  1. 2010/09/29(水) 16:26:40|
  2. 映画(全般)
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スケバルマン申紀・14「あのコ・・・どこにいるのやら」

旅人、覚書。


2日目、26日・日曜。

幸い、今朝も良い天気。
ただ夕方は、雨天の可能性が。
空には、徐々にだが、雲が広がり始めている。


変更した予定通り、
午前中、平服にて、墓参。

昼飯のそばを食い、
都内で親族と別れ、
ただちに、房総へと向かう。

多分無理だろう、と、わかっているはずなのに。
2日連続は、珍しい事、なり。


結論からいえば、
2日目の旅は、やはり、失敗だった。

千葉駅より、JR外房線・上総一ノ宮駅(注1)まで、
各駅停車で進み、
臨時列車(後述)と、特急を1本、やりすごして、
次の各駅(38分後)を待っておれずに、
タクシーで、大原までぶっとばして、
いすみ鉄道に乗り換えて、行った。


だが・・・。


大多喜に付いた、午後5時過ぎには、
大名衣装行列は、すでに終わっており、
解散時集合場所の、学校校庭では、
屋台等の撤収が、始まっていた・・・。
御神輿だけは、まだ、
昨日の県道で、2基ほど、やっていたのだが。


それではと、
雨の降りだした大多喜駅で、下り列車を待って、
小湊鉄道との乗り換え駅・上総中野に、向かったのだが。
ここでも、タッチの差で、
五井行きの小湊鉄道・最終列車に乗りそこね、
房総横断は、断念す。
やむなく、大原まで、引き返すことに、したのだった・・・。(注2)


む、無念じゃ~。
アムンゼンにも、スコットにも、
コロンブスにも、マゼランにも、申しわけがたたん・・・。
(極地探検かよ~!の声)

月末期とはいえ、
千葉からの特急料金を、けちらなきゃ、よかった・・・!
あれもこれも見なきゃ、と、
見物に、色気を出しすぎたようだ・・・。

次回はもっと、移動時間に余裕を持った、日帰り旅にしよう・・・。


とはいえ、一つ、
予期せぬラッキー?が、あった。


日曜のみ、道中にて、
<お召し列車>を、見かけた事。

茂原駅を、各駅の電車が発車するとき、
車窓からふと、ホームの向こう側を眺めると、
何やら、チョコレート色の、新幹線のような、
鼻の出た車両が、停車していた。

ホームには、撮り鉄さん達らしき、人だかりが。
警備らしい警官も数名、見える。
一大撮影会と、化している・・・?
何だろう、あれは?

その後しばらく、車窓の景色には、
沿線や、田畑の真ん中で、望遠レンズを構えた、
老若男女の人々を、多数、目撃した。
どうやら、さっきの車両は、
相当に珍しい車両らしい、と、察した。

やがて、終点・後続乗り換えの、上総一の宮駅に着き、
駅近辺で、カメラや写メールを、準備している人々に伺って、
ああ、あれがそうなのか、と理解した次第。
彼らはどこかで事前に、臨時列車の運行時間を知って、来たのだろう。
臨時列車は、安房鴨川まで、行くらしい。(注3)

そこで警備の人々(男女とも県警配備)や、
見物の人々とともに、待っていると、
先程の車両が、さ~っと、通過した。
皆、うれしそうに手を振っていた。
つられて小生も、手を振った・・・。

今考えるに、この時点で、
ここに停車する、次の特急・安房鴨川行きの特急券を、押さえておけば、
まだ、祭りのエンディングに、わずかに間に合ったかも・・・
と、悔やまれる。
まあ、どっちみち、
大名衣装を概ね、外しているところに、着いたことだろうが・・・。


と、いう次第で。

これは、運がいいのか、悪いのか?
大変、難しいところだったが。

自称・フラッと旅人めも、
嵐と、急な予定変更と、ダイヤグラムには、
勝てん!という事だけは、
つくづく、悟ったのだった。


さて、来年は、どうしようかな・・・?と。


以上。

[スケバルマン申紀・14「あのコ・・・どこにいるのやら」]の続きを読む
  1. 2010/09/28(火) 21:03:25|
  2. 小旅行
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スケバルマン申紀・13「あのコはひとすじ20年?」

旅人、覚書。


外房・大原の、
はだかまつり(注1)の緊急ニュースを、観たがため?
いてもたっても、いられなくなり・・・!

またも大原駅から、乗りに行ってしまった・・・。
いすみ鉄道の、ムーミン列車。(注2)
黄色の車体に、ムーミンやミー、ニョロニョロの描かれた、
ユーモラスな、1両か2両編成の、あの列車。

(またかよ~!の声)
(映画に戻れよ~!の声)
(銚子電鉄にも、乗れよ~!の声も?)


折よく今週末は、
沿線の、大多喜駅近辺で、
秋の<お城まつり>が、あるのだ。


去年の土曜、大名行列を観損ねたので、
今年の土曜こそは、と、勇んでいたのだが。

またしても、その予定が、
おかしな事に、なってきた・・・。


というのは。
本来ならば、今年は、金曜の夜が、
前夜祭の、<光アート展>(後述)で、
土曜の昼間が、大多喜城の大名行列、
その夜が、地元の、御神輿わっしょい・・・
と、なるはずだったのだが。

ご承知の通り、
23日の木曜・祝日から、土曜の午前にかけて、
壮絶なる豪雨が、襲来したために、
行事の予定が、1日ずつずれ込んで、
大名行列は、29日の日曜になってしまったのだ。

その日曜の午前は、
23日に行きそびれた、
お彼岸の墓参の、振替日にあてているのだ・・・。
午前中に済ませて、会場に向かっても、
着くのは、午後5時過ぎ。
祭りの終わり、ぎりぎりだ。

ああ!なんてこった。
予定が、わやくちゃ。
しかし、いすみ鉄道は、ひさびさに乗りたい!ので、
結局、大多喜行きを・・・実行してしまったのだった。
異例の、2日連続訪問。


幸運だったのは、
金曜の予定だった、<光アート展>というイベントが、
土曜の夜になったため、
余裕で、観れるようになった事。
金曜だったら間に合わないし、
そもそも雨天で、観れなかったろう。

では、そちらを楽しみに、行くか・・・と。
気を取り直して、土曜の午後、
仕事の後、出掛けた。


例によって千葉より、外房線・各駅停車。

大原到着、待つ間もなく、
ただちに、すぐ発車の、
黄色い、いすみ鉄道車両に、飛び乗る。


去年と比べると、車窓の田畑では、
まだ、焚火の煙が、あまり昇っていない。

列車が、次の西大原駅を出て、
山林の間を、しばらく進んだとき、
突然、前方の乗客から、
「あ!イノシシが!」の声が。
後方にいたので、見えなかったが、
線路を横切った?らしい。
標高の低い、こんなふもとまで、出るのか・・・。


途中の国吉駅では、
主婦グループや、ファミリーらしき人々で、
大原行き側のホームが、ほんわかと、にぎわっていた。
ここには、ムーミン・グッズのお店が、あるのだ。
ホーム端のそばには、かかし?のスナフキンが、立っている。


田園風景の中、列車はゆるやかに、コトコトと走る。
録音の車内アナウンスを、聴くとわかるが、
この車両はディーゼル式で、
沿線家庭の天ぷら油も、ディーゼル燃料に使用している、という。
じつに、エコな列車なのである。


大多喜駅(注3)に到着した頃には、
すでに、午後4時台。

そのまま、駅前の<大手門>を、くぐる道へ。
<房州の小江戸>と、後ろ側にはある。

車両車庫前の、踏切を越え、
城のある山上へと、
アスファルトの道、メキシコ坂を、登る。(注4)

横手の夷隅川(いすみがわ)は、
大雨の後なので、やや緑っぽく濁っており、
岸の樹木や竹が数本、川に倒れて、突っ込んでいた。(注5)

山上の大多喜城内は、博物館なのだが、
4時には入場止めなので、
再建された天守閣の前で、他の観光客一同と一緒に、
山上より大多喜城下を、眺めるにとどめた。

すぐ下には、高校屋上の天文台、
やや遠くには、ふもとの街並みや、向こうの山地が。
いつ見ても、いい眺めだ・・・。


スペイン坂を戻って下り、駅前まで戻り、
今度は、中心街の商店街方向へ、坂を降りる。
県道前へ、出る。


この辺で唯一?の、コンビニの明かりが、
しっかり、ともっていた。営業中。
お祭りの客や地元の衆で、大いに、にぎわっている。(注6)

そこの幹線道路たる、やや広めの県道には、
不思議な光景が、あった・・・。

コンビニや幹部交番(注7)付近の県道は、通行止め。
バス(注8)や自動車はすべて、迂回させている。
その道の上に、
町じゅうの、お城祭りの人々が、総出で、
何やら、ずらっと並べて、点検している。

県道のアスファルトの、両側に、二列で、
白い大きめの、プラスチックのコップを、並べてある。
どれも何やら、いろんな手描きの絵が、描かれている。

コップの中には、少量の水と、
1本づつ、太いろうそくが、入っている。
そこへ、1本1本、着火をしている。

道の中央には、やはり紙を張って絵を描いた、
お燈明が、並べられている。
こちらもほぼ、同様の仕組みで、
一つ一つ、点火されていく。

こうして、コップ・お燈明・コップ、という、
ほぼ3つの列が、
長~く、出来ている。

・・・あ、なるほど、そういうことか、と。
ろうそくとお燈明で、川の字の長いのを作ろう、というわけで。
つまりこれが、<光アート展>、なのである。


やがて、夕闇が迫り、あたりが暗くなってくると、
見事な、長~い川の字の、
燈明の光のスロープが、出来上がっていた。
これがじつに、美しい・・・。

光の間を、縫うように、
はっぴの人々が、地元の子どもたちが、観光の人々が、
そして小生が、道の真ん中を、
眺めながら、ゆるゆると、歩いてゆく・・・。

道端の一角では、金属音の琴?らしき、婦人倶楽部が、
涼やかな生演奏を、している・・・。

こういう歩行者天国も、
なかなか、粋ではないか。


お燈明の紙には、さまざまな絵が。
小中学生のものが、多い。

地元の大多喜城や、城主・本多忠勝の甲冑、
つばめ、魚、詩歌の文字、万国旗、
ドラえもん、ピカチュウ、スティッチ、おでんくん・・・。
結構、バラエティーに富んでいて、面白い。


夜も更けてくると、
光のホコ天の両端、交差点付近では、
秋祭り恒例の、御神輿が、
威勢よく、わっしょい、わっしょい。

銀行の角のパーキングでは、
一時、御神輿の列を、すぐ横に見ながら、
女性演歌歌手が歌い、聴衆が拍手、という光景も。
祭りならではの、フュージョン。

そばの看板によると、
<いすみ鉄道存続おめでとう記念>で、
歌手が、呼ばれていたそうな。
それは、よかった。
そういえば大原駅の売店に、20周年、とあったなあ。(注#)
まあ、まずはめでたい、光景であろう。


20時過ぎ発の最終列車で、引き返し、
大原乗り換えにて、外房線・千葉行きで、
1日目は、帰る。
もうちょっと、いたかったのだが、
これが、ぎりぎり、だった・・・。


2日目・日曜に、つづく。




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  1. 2010/09/26(日) 07:42:29|
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スケバルマン申紀・12「あのコも嵐にゃ弱かった」

左門の、日記。


9月22日、水曜。
中秋の名月。ほぼ満月、くっきりと空に浮かぶ。
思えば、月をゆっくりとめでる、暇と心の余裕も、
ここのところずっと、無かったよなあ・・・。
と、しみじみ。


9月23日・木曜・祝日。

非番なので、お彼岸の墓参に、
出かけようと、考えていたのだが。

早朝より、予想以上の大降り、
じきに、関東は、大雨洪水警報だらけに。
おかげで昨日とはうって変わり、一気に秋雨模様、
30度以上あった気温が、今日は24度まで、下がっている。
予報によると、土曜までは、雨になるらしい・・・。
(注:その後、昼間は20度、
   夕方以降は、17度位まで下がり、一気に寒くなった。)

やむを得ず、週末以降に延期を、決定す。
しばらく、自宅界隈で過ごしてから、動こう・・・と。
こんな天気に外出して、落雷でも食らったら、かなわない。

千葉テレビで「はるちゃん」(予約手違いのおかみさんを諌める話)、
「おれは男だ!」(恋のライバル・ゲストがミラーマン石田氏)等を観るも、
嵐と雷雨のせいで、受信状態が著しく、悪かった・・・。

MXの「じゃリン子チエ」(テツがニューハーフ?男に悩まされる話)と、
「うる星やつら」(タコを食う桜の木とプロレスする話)、
TVKの「サクサク」・音楽PV番組等は、
おおむね、受信良好なり。


本日、以上。



付記:9月24日(金)


23日は、この超・悪天候にもかかわらず、
まさか、やってはいるまい?と思われていた、
外房・大原の<はだか祭り>の、1日目が・・・
しっかり、行われていた。

そして、その夕刻、
1日目の祭りの締めに、
小学校の校庭で、落雷が発生。
参加者ら30数名(後に34人と判明)が倒れ、
搬送された、というニュースが・・・。
(ああ、無理せず、中止か延期していれば・・・の声)

翌・24日は、全国区のニュースに。
昼には、戦後初めて、
2日目の祭りが、中止となり、
現場検証が、行なわれたのだった。

例年、彼岸の法事や仕事と、よく重なる時期であるため、
今のところ、直接には観ていない、祭りなのだが。
海に入る、男っぽい、勇壮な、みこしの祭りなのだろう。

今回は相手が、自然の猛威、だった・・・。
明らかに危険、とみられる時には、
あえて無理をしない事も、
勇気・・・と、思うのだが。
来年は、好天下、つつがなく執り行われる事を、希望したい。


ルポ映像は、例年、
チバテレの1時間特番として、やや後に放送されるのだが。
今年は、朝の各局ニュース番組で、映像を観ることになった・・・。
今年度分のルポ放送、どうするんだろう・・・?

皆様、天候変化が著しい中、
どうぞ、お体お大事に。



以上。
  1. 2010/09/23(木) 11:00:12|
  2. 日記
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スケバルマン申紀・11「あのコが探した秘密のメモリー」

竜の、日記。


9月21日・火曜。

夜、19時過ぎより、
原宿・キネアティック。

<名もなき制作団体>関連、長短2本上映。

・・・そういう名前の、映画製作団体が、あるのだ。
俳優・女優中心の集まり、とのこと。
監督も、スタップも、大半が役者と兼務、という。
<無名塾>という名の、有名演劇集団が、ある位だから、
そういう名前の制作団体も、あるのだろう。

期間限定・作品公開の最終日。
前の回から時間が、若干押している様子。
当該プログラムの関係者、プラス一般観客で、
幾分、賑わっている。
女優率が、高い。

19時半頃より、拝見。
客席は大体、10人から始まり、
途中からも人が来て、17人くらいまで増えた。



まずは、ライトな短編。
辻和朗監督の「なんかイイ!」。


お気楽そうな女子大生、卒業旅行の2人旅。

ややでかい車で、買い物を楽しみつつ、
交互運転旅・・・のはずが、
一人が途中で交代をしぶり、
ショッピングセンターの屋上パーキングで、仲たがい。 
ドライブは一時、ストップ中。

で、各人、これまであった、
友情の思い出を、夢の中で振り返る・・・。

DVゼミ講師、地震予知?男など、
この能天気な、女子二人には、
変な男を呼びよせるフェロモンでも、あるのか?
と、ちょい心配になった。

明るくのんきな、すがすがしい、
女子2人の、友情物語。
クランク・アップ映像付き。  
 

5分の休憩後、メインディッシュ。

加藤一和・出演&監督の中編、「あじさい」。


赤川次郎文庫本の、角川映画化みたいな、
青春サスペンス・ミステリー。

とにかく、ツッコミどころだらけ!なのだが、
とりあえずサスペンスの筋は、最後まで引っ張れていて、
その点はよろしい。

途中、さまざまな怪しい人物達が、
ゲスト的に次々と、現れる。
結構、賑やかで、退屈しない。

随分若い、村長(?)は、
ちょっと珍しい、配役かも。
凸凹コメディ・コンビ?には、もっと全篇、
暴れて、逃げて?ほしい位で。

その分、ホストの役を担う、映画のヒロインや、
展開を引っ張る、周囲の主要人物達(数名)は、
その存在感がやや、希薄になっていた印象なのが、
何とも、惜しい。

発端3つの、偶然性?には、
ひとまず、目をつむるにしても、
事件解明のきっかけを持ってくる、女性ジャーナリストが、
中盤、事件展開とまったくからまず、
業界色むきだしな、TVクルー2組とのからみも、
特に無いのが、ちょっと不満だった・・・。

動く目的は、各者別個とはいえ、もう少し、
あの女性とクルー2組の、交差ないしは合流が、
もっと早目に、あってしかるべきでは、ないのか?と。
あの唐突なつなぎ方では、こちらは、混乱するのだ・・・。

そのTVクルー側の、コント的寄り道エピソードが、
やや長すぎるのも、難点。
いきなりな転調のために、
そこまでの緊張感が、急に薄れているのだ。

業界人どうしの嫌味など、もういまさら、という感じで。
茨城(いばらき、なんだね・・・の声)ネタなどは、ちょっと面白いのだが。
この部分は、ドラマのSIDE=B、として、
別な作品なり、章なりに、
まとめ直してみては、どうか?と。

妊婦のシーンなど、
一部の台詞・音声が不明瞭なのも、マイナス点である・・・。
もう少し、録音・音声処理で、工夫してほしい。


で、結局、何も派手な演技を見せていない、
しかも、ほとんど本筋にからまない、
正体不明の、謎の黒衣の女?が、
劇中で一番、目立っていた・・・。

どうも、誰かの幽霊?らしいのだが、
その正体が、さっぱり、わからない。
ヒロインの行く先、
唐突に、ひょいひょい、自由闊達に現れる。


段階的?移動を見せたり、
姿が、くにゃりと曲がっていたり、
いきなり、遠くに突っ立っていたりと、
思わぬ?活躍ぶり。
彼女の出現シーンは、不思議にも、面白いのだった。


というわけで、エンタメ・ミステリー路線としては、
定番ものながら、考える間もなく?面白く運べているし、
オールスター映画みたいに、にぎやかで結構だったが。
まだまだ改善策が、必要なようだな・・・とも。

筋と構成を、十二分に練ってから、
そのうえで、
随所にふさわしい、いい演技を・・・!と。


でも、観れてよかったな~。
なかなかに、楽しき夜であった。



以上。
  1. 2010/09/22(水) 01:27:06|
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スケバルマン申紀・10「あのコは叫ぶよ血まみれで」

錠の、日記。


9月20日・月曜、祝日。
ようやっと、自主映画界隈に、復帰。

池ノ上・シネマボカン。

上映ミニイベント、題して、
<どんぐり眼プロダクション/SCUM2000 PRESENTS
WALK ON THE DARK SIDE>。


奇才・岡本泰之監督の、
20年にわたる創作活動の、回顧特集。

上映会参加者・ロケ地・スタッフ・キャストと、
かつての、池袋SCUM・<シネマキャバレー>色が、
濃厚なる、再見プログラム。

「MILKMAN」1&2、
(一度観たらもう、中毒もん!の、すさまじさ・・・の声)
(2本目は、旧SCUM常連、オールスターズ!の声)

「24日の木曜日 毒々デッドリー・ナイト」、
(名場面、羅列しまくり!の声)

「愛と憎しみの果て」、
(緊張感たっぷり!の後には、茫然の・・・の声)

「3人の魔女」、
(鍋シーンだけきもい、恋人選びは、難しい・・・の声)・・・。


B級・C級洋画ホラーへのオマージュ、バリバリ登場。
ちゃんと、サスペンスを保ちつつ、
ブラック・ギャグをもまぶしている。
 
映像シャッフル、とでもいうべき、
荒っぽさと細かさを同居させた、
不思議な編集による、テンポの良さと、
過剰!なる刺激性。
なかなか、他の監督に、
真似のできるものでは、ない・・・はず。

    
そして、最新作短編・「赤い無」、御披露目。
(待ってたぜ~!!の声)


「下妻物語」土屋アンナを想起させる、
  バイクのヒロイン・土田早苗は、適役。
キャサリンかつみ(男だろ!の声)、村田啓治も、活躍中。

かつての松梨監督をも、想起させる、
人工的で派手な、血の水芸、
とどまるところを知らない、男性の笑い上戸、
何が?誰が?映ってるのか、
さっぱり見えぬ、ゆすりの写真、
疑問点には一切答えず、逃げるような、終え方・・・。
やや自家中毒?が垣間見えるも、
大いに、爆笑!させられた。

曲者・岡本監督、
まだまだ、老けこむには早い。
力をためて、又、血とサスペンスと、
アクションとギャグの、花火を、
大いに、打ち上げていただきたい!ものなり。



以上。

  1. 2010/09/21(火) 01:14:06|
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スケバルマン申紀・9「あのコはどこのコ映画のコ」

主水日記。


連休中は、無理に予定を入れず、
とにかく、ゆっくりと休んで、
くつろぐように、心がけていた。

たまに、都内へ散策には、出掛けていたのだが。
えいやっ、っていう勢いがつかないと、
映画というものは、なかなか、観に行かないもので・・・。
本当にずっと、そちら方面での知人に、会わなかったな・・・と。

あ、ついさっき、
今開催中の、<水戸短編映像祭>HPで、
荒船監督の、オープニング映像、観たよ。

のんきそうな女子高生と、猫。
意表をついた、幽霊?の出し方だなあ・・・!
と、ちょい笑った。
まだ昼間は蒸してる、今年のお彼岸には、
ぴったし・・・か?
(リンクわかんないんで、HP検索してね・・・の声)


ではそろそろ、ぼちぼちと、
シネマ旅再開へ、向かうとするかな・・・と。


以上。
  1. 2010/09/19(日) 11:29:26|
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スケバルマン申紀・8「あのコはさすらう街の中」

はぐれ仕事人・参の、日記。


9月18日、土曜。


今日は、急な法事のため、
臨時に、すべての映画イベントを、休んだ。


今頃、新宿の予約制<タクラビジョン>イベントや、
高田馬場の、<B-DASH>の人達は、
例によって、みんなで、盛りあがってる事だろうなあ・・・。


最近は、平日も朝が早く、
仕事関係が、やや多忙な日々に。
終わってからも、疲労が、なかなか取れず。

あ~、今映画観ても、きっと寝ちゃうな~、
という日が、続いていた。
これではレイトショーなど、無理。

映画資料集めは、暇を見て相変わらず、続けてはいるが、
それ以外の活動が、今週は、ストップしている状況・・・。
いかんなあ。
ぼちぼち、なんとかせにゃ~、と。



ついさっき、
俳優・小林桂樹、16日に逝去の報を、知った・・・。
合掌。


以上。



付記:9月19日(日)

シネ秘&芸社方面では、やはり、まず、
「日本沈没」の、吠える!!田所博士や、
平成復活版「ゴジラ」の、涙もろそうな首相、なのでしょうね・・・。
小林桂樹。

昔は、読み方がわからなくって、
え~と、「けいき」さん?などと、お呼びしてましたが。
やっぱり、「けいじゅ」さんだったんですね。
80年代頃までは、
「あ~、あの、漢方でスキッ!ってCMの人・・・」って、
往年の東宝映画を知らない人には、よく説明してました。

森繁映画だけでなく、
「サラリーマン出世太閤記」2本の、
丸刈りや相撲をやる社員役でも、主演してましたね。
同じ監督が70年代に、「ウルトラマンA」本編をやってました。

しかし、「江分利満氏の優雅な生活」での主役、
あの酒場だべりは、長カッタナア・・・!
横にいるイデ隊員が、すご~く、眠たそうだった・・・。

実は高校の最初の頃、「ゆうが」が読めなくて、
「ゆうび」?とか言ってましたが。
今思うに、「ゆうび」も、優雅な語感で、
ちょっと色っぽくて、いいんじゃないか~?などと。
勿論、国語のテストでは、
「ゆうが」じゃないと、駄目なり!ですけれどね。

これらの戦中派・直情邁進型の対極にあるのが、
植木等主演の、初期<無責任>シリーズで。
ちょうど交差しかけてた手前の作品が、
「裸の大将」・小林桂樹主演版。

「裸の大将」は、山下画伯当人を見て、研究されたとかで。
さすがに、よく、なりきってるなあ、と。
TVの雁之助版・塚地版とは、少し違うけれど、
時代背景がわかって、いろいろ面白かったなあ・・・と。


「真昼の暗黒」(なぜか未見)主演の、
矢野宣(やの・せん)氏も、
17日、逝去されたそうで。
TVのサスペンス・時代劇などで、
時折見る脇役のほうが、印象に残ってます。


斎藤由貴の先生が、
「ピラニアの群れに放たれた金魚」と呼ばれてて、
ビーバップ・ヒロシの清水浩次朗が、ノリノリのライブ会場で、
「はしか、みたいなもんですね・・・」とつぶやき、
的場浩司が、不良っぽい高校生役で目立ってた、
TBS系「はいすくーる落書」シリーズ。
これ、台詞表現が面白いな、と。

その脚本家、山元清多氏も、
12日、逝去。

「ムー」「ムー一族」の頃から、最近まで、書かれてたんですね。
そういえば、久世光彦組のドラマ・スペシャルを、よくやってましたよね。
昭和の終戦前後が舞台の、2時間ものを。
すご~く長い、キャリアなんですね。

石黒賢・二谷友里恵主演のキャンパス・ドラマ、
「青が散る」も、担当。
ということは、あの、男子学生が脱ぎまくる、
宴会?シーンも、書いたんですよね・・・?
あれって原作にも、あるのかな~?それとも?

ああ、とうとう、昭和末期や平成初期すら、
遠くなり始めた感が・・・。



昭和・平成の映画・TV界での、貢献数多き、
各氏に対し、敬意をこめて、
合掌・・・。


以上。
  1. 2010/09/18(土) 20:00:23|
  2. 劇場用映画
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スケバルマン申紀・7「あのコは水辺でパイレーツ」

政の、日記。


9月12日・日曜、朝。

この日曜くらいまでが、
残暑の終盤に、なることだろう・・・。

さて。
今日行かなきゃ、本当に、やりそこねちゃう!
という、2つの事をしに、
意を決して、出掛けた。


そのひとつが、
ポレポレ東中野の、モーニング・ショー。
東ヨーイチ(東陽一)監督の、DV最新公開作、
1000円X2本。
(なぜ2本立て1500円じゃ、ないんだ・・・?の声も)

これがなんと、
<エロ・バリアフリー映画>、なのだ。

場内には20数名の男女客、
耳にプラスチックの補聴器を付けた人も、数名いた。
皆、結構、楽しんでいる様子。

上映中の画面には、
<ト書き>を含んだ、白い日本語字幕と、
女優による、弁士のごとき、
副音声ナレーションが、入っている。

1本目の最初では、やや、くどい感じもしたが、
じきに、慣れてきた。

ところどころ、
生中継のパロみたいになって、笑える箇所もあった。
そういう所の場内反応は、非常に良かった。

2作品の筋についていえば、
80年代にっかつロマン系の、スタンダード、といったところ。


1本目「ナース夏子の熱い夏」は、
ずばり、男のロマン。

里見瑶子&若旦那役登場、
唐突なんで、アレ?と思ったが。
じきに、ああ、そうつながるのか、と納得。
(注:ある日転倒して、入院したのだ。)


医療機関の人間からしてみれば、
ナースと初対面で、そんなあほなァ~!な、浮気展開。
職場のシャワールームで会ってたら、
いくらなんでも、すぐ周囲にばれるよ・・・!などと。

しかし、そういう謎めいた女性に、
この出版社男性は、つい、惹かれてしまったのだな・・・。
とてもいい年上女房がいるのに、困った男だ。

勘のいいらしい女房も、よく、荒立てなかったもんだ。
本来、はらはらもんだよ。
腰、もう、大丈夫ですか?
と、気遣いしたくなるシーン、多し。

川瀬陽太の出てくる後半は、
<にっかつ系>ロマンの匂いを、それなりに醸し出しており、
割と、感情移入できた。
男達と、ヒロインがすれ違うあたり、心にくい。
そう、これが、ロマンというものよ。


これに比べると、2本目の、
商業的?監禁もの「私の調教日記」は、
どうも、いただけない。

最初に、主役2人のアツアツぶりを、
十二分に見せておかないと、
その後の、忍耐強制展開が、映えてこない・・・。

それがすっぽり欠けたまま、劇が始まるため、
万事が、よそ事っぽく、見えてしまうのだ。
そのせいか、どうも興奮度が、乏しい。

しかも、このヒロインは、見たところ、
かなり、強い!はず。
夜道で、しつこいナンパ男達に、
派手に蹴りを入れて、追い払ってるくらいだから。

そんな女が、この理不尽な状況下で、
なぜ彼氏と、屋敷を逃げ出そうと試みるとか、
バトル・アクションするとかを、まるで、しないのか?
なぜ、そうあっさりと、
セラピー気分に、なれてしまうのか?

さっぱり、わからないのだ・・・。
説得力が、無い。

しかしながら、珍妙な言語を多用する、
謎の組織?メンバーズは、ちょっと面白い。
<刑事まつり>あたりでやってそうな、おふざけシーン。
3人のマスク男とヒロインの、ベッド・シーンでは、
皆、爆笑していた。
(これじゃ、プロレスだよ~、の声)



午後、関東某所にて、
屋外プールにつかる、休息。
やっと、2年ぶりに。よかったよかった。
これで今年の夏は、ちゃんと終わったな~、と。


夕方には、東中野へ、
ちょっとだけ寄ってから、帰った。
プールの匂いがあるので、
映画館は、遠慮しといたが。
なんというか、ちょっと安堵したのだった・・・。



以上。
  1. 2010/09/12(日) 22:58:42|
  2. 劇場用映画
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スケバルマン申紀・6「あのコはどこでもお宝探し」

秀の、トピックス。


9月11日、土曜。

この日は、世界的には9年前の、
<9・11の悪夢>の日、なのであろう・・・。

その数年前から、日米の対テロ・アクション方面の劇映画は、
話題作だからと、正月映画などで観てしまうと、
いつも、不愉快な思いをしていた。
そしてあの痛ましい大事件が、起きてしまった・・・。

以来、その時期は、基本的に一切、そういうのは、
金を払って観るのを、やめている。
うっかりTVで映ると、ただちに、
チャンネルを変えるように、なった・・・。


女優・深津絵里、「悪人」で、
モントリオール映画祭・最優秀女優賞、受賞。
おお、よかったね~!

深津絵里っていうと、昔はショートへアーで。
「1999年の夏休み」では男の子、
「真夏の地球」では、スイカ男に会う娘・・・とか。

スキー好きのサラリーマン・OLのドラマで、
合同カラオケに行って、本木雅弘の前で、
春を愛する人は・・・を歌うOLとか、
いろんな職業の助手役で、主演のイメージが、
いろいろ、浮かぶんだけど。

「踊る大捜査線」の刑事や、「カバチタレ!」の法律家で、
ちょっと役柄、変わったな。
映画「阿修羅のごとく」で、
昭和の「時間ですよ」「ムー」に出そうな、
ああいうコミカルな演技も、OK!になったし。

TV・予告編を観る限りでは、
「悪人」、かなりつらそうな、話の感じだが・・・。
なにしろ李相日監督は、
あの、「フラガール」の監督だから。
さて、どうしようかな・・・と。


土曜は、新人・百瀬エナ、アイドル・デビューの日でもある。

自主映画女優&パフォーマーとしては、
正式命名前に、見知っていたが、
すでに舞台俳優も、始めているらしい。
まあ、まずはやってみなはれ、と。
今後の活躍に、大いに期待しようではないか。


出会いもあれば、別れもある。


クレージーキャッツ・谷啓、
10日、自宅で倒れ、脳挫傷により、
11日、病院にて逝去、のニュース。

また、昭和芸能の巨星、墜つ・・・。

ジャズ音楽からギャグへ、そして俳優へ、という人も、
今は、あまりいないだろうな・・・と。

信じられないのだが、小生が幼児?のころまでは、
日活アクションの映画みたいな、
ジャズ・コンサートのユニットが、いわゆるアイドルになれた、
という時代が、あったのだそうな。
その生き残り組が、植木等の歌と、TV・映画のギャグ・コントとで、
スターになった、という位置づけなのだろう。
20代の頃、「日本の喜劇人」を文庫本で読むまでは、まったく知らなかったのだ。


思えば、70年代以降、
あまりに多くの有名人たちの死を、
ニュースや雑誌記事で、見せられてきたものよ。
家族の介護が、ずっと大変だったり、
悲惨な、気の毒な終わり方をしてしまった人々も、多かったものだ・・・。

そういう事を考えるに、
自宅内で歩けて、かくしゃくとしている状況での、
家族にみとられての死は、
哀しいが、
まだしも幸せ、大往生なほうだったのでは・・・
と、思いたいのだ。


享年78歳。合掌。


そして、小生は・・・。

自宅内で、失くし物を探すため、
予定外の、お片付け作業。

無くしてた中から、
未現像のレンズ付きフィルムと、
10円玉3枚を、発掘した。
今日から小生を、
お宝探しのディエンド!と呼んでほしい。
(そこは、ジャングルかよ~!の声)


夜、レイトショーにも間に合わないので、
フジの、世界柔道。

やるじゃん、日本勢!
男女で、ダブル・トップ。
生で観ると、結構興奮、迫力だ。

普段は、通常放送の番組が延びるので、
留守録画時には、敵視!?していた、スポーツ特番だが、
今夜だけは、素直に嬉しいので、
暫時休戦、呉越同舟、勘弁して差し上げよう。
(それが、素直じゃないんだよ~!の声・・・。)


明日もまだ、暑そうだな・・・。



以上。
  1. 2010/09/11(土) 23:39:31|
  2. 映画(全般)
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スケバルマン申紀・5「あのコは島でも人気者」

主水日記。


9月9日・木曜。


やっと、気温が下がったので、体力がやや回復。
仕事の後、ひさしぶりの、映画館へ。
で、選んだのは・・・。


夜7時、ポレポレ東中野。

DVドキュメンタリ-、「祝の島」。

かつては一つの共同社会だった、離島の島民が、
近くに原発建設が、持ち上がったがゆえに、
反原発派と推進派の対立で、二分され、
一時は祭り開催も、ままならなかった、という哀しみ。

反原発運動、それ自体よりも、
70・80代の、高齢島民男女が、
お年寄りと呼んでいいのか?という位に、
元気で、活発、ユーモラスな、
動き回りぶりにこそ、驚く。
皆、表情が、じつにいいのだ。

何しろ、40代・50代の男女が、
島では、<若手><働き手>なのだ。
ウニを採っているおばあちゃんや、
一本釣りの魚に、いらっしゃ~い、なんて云ってる、
漁師のおっちゃんが、
皆、70代から80代。

それがあたり前の、
農業・魚業主体の、離島の生活。
東京近郊や千葉とは、生活感覚がまるで違うのが・・・
結構、カルチャー・ショック、だった。

小学校入学式、島民大集合。
新入生が、男の子一人。
迎える在校生が、男子一人に女子一人。
で,3人は兄弟。
場内、皆、笑う。

一番悠々と、マイペースなのは、
祖父の代からの棚田を、耕作する老人氏だろう。
田植え、刈り入れを、自ら行ないつつ、
祖父の悲願だった、開拓記念の詩の、
棚田のの石への掘りこみを、
今、しっかりやっているのだ・・・。
悠久の、歳月。

近隣友人男女どうしの、
夜のお茶会や、年越しの模様は、
「来年、生きてるかねえ・・・」などと云いつつも、
じつにほがらか、のんびりくつろぎ、ユーモラス。

しかし、むやみな長生きではなく、
たとえば、80代になったら、制度として、
薬で、生死の選択をしたら・・・などと、
けろっと話す、彼らの言葉には、
一瞬どきっ、とさせられた。

少子高齢化、と、メディアではひと口に云うが、
所変われば、その現状は、一様ではないようだ。
当事者たちの、生活現状と希望は、
果たして、ちゃんと国や世間に、把握されているのだろうか・・・?
と、大いに,考えさせられるのだった。



引き続き、DV劇映画レイトショー。
いまおかしんじ監督、「ゴースト・キス」。

お話自体は、よくある、シンプルなやつで。
脱ぎシーンを除いては、ほぼ、
ワンセットの舞台で、出来る内容。

監督のピンク映画同様、
主役のキャバクラねえちゃん、
随所であけっぴろげに、ストリップ・サービス。

この姉ちゃんの部屋に、トイレのドア経由で、
謎の女子高生と、妙な男性達が、頻繁に出入りし始める。
彼らは、足こそあれ、幽霊・・・なのだが、
部屋から外へは出られず、すぐ中に戻ってしまう様子。

幽霊達の衣装が、無理やりに<お揃い>で、
幽霊男性3人が出るたびに、
場内、笑ってしまう。
じゃ、なんでトイレ空間修理人だけ、あの作業衣なんだ・・・?

同居の浮気者男性や、女子高生の友人男子には、
幽霊達がまったく、見えないのだ。

見えない相手がいるのを、いきなり信じろと言っても、
そりゃ、無理な話で・・・哀。

そこから、悲喜劇のドラマが派生し、
それらは過不足なく収拾、
エロくも明朗に、決着がつく。
全般に、人物達や画面の動きがおとなしく、
きれいに収まりすぎ?の感も、なくはないが。

ついこの間も、小生らは、
そういう種類の、発展形ともいうべきピンク映画を、
上野で、しっかり観たばかりではないか?
フフフ。
(松田彰監督が、映画美学校で掛けたDV映画にも、
そういうドラマ仕立てのが、あったよな・・・の声)


と、微笑しつつ、
のんびりとスクリーンを、眺めるのだった。

暑さも峠を過ぎて、
今夜はよく、眠れそうだ・・・。



以上。
  1. 2010/09/10(金) 01:31:36|
  2. 劇場用映画
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スケバルマン申紀・4「ハリケーン、嵐のようなあのコだぜ」

弐の、日記。


やっと関東に、雨が降った。
台風が、列島縦断のおかげで、
昼以降は、豪雨に・・・壮絶。
夏じゅう分の雨が、風と共に、降りしきった。
ようやく猛暑から、解放されたのは、よかったのだが。

帰り道、駅前で1時間以上、足止め。
京成線で、一部の踏切が締まり、上がらなくなったため、
市内の南北の交通が、寸断され、
バス・タクシー等の折り返しが、大渋滞で、
大幅に、遅れていた・・・。
まったく、散々だった。

なお、この週末に、
県議会議員の補欠選挙が、行なわれる予定だったが、
空席2つに対し、候補者が2名のみだったため、
先週土曜の時点で、無投票と決まった・・・。
ちょっとばかり、拍子抜け、なり。


以上。
  1. 2010/09/08(水) 23:20:56|
  2. 日記
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スケバルマン申紀・3「あのコはよく寝て、よく戦うコ」

ゼルディア、通信。


9月5日・日曜分。

やはり、暑い一日でした。
外出は、断念。

朝、「ゴセイジャー」。

元・ウォースターの、例の移籍幹部が、
自分を雇っていた、地底軍団のボスと幹部に対し、
クーデター計画を、実行。

かつて彼らの封印に使われていた、
大きなギア型の封印ツールが、発見されるや、行動開始。

自ら手にとって、まず、
ゴセイジャー達の強化武器を、すべて封印!

弱体化に焦りつつも、ゴセイナイトと共に、
戦地にやってきたゴセイジャー達と、
地底軍団幹部達とを、
両方いっぺんに、完全封印!
さすれば、地球はわれ一人のものだ!

・・・と、もくろんだのですが、大失敗。
ギアは途中から、事前に察した地底側によって、
偽物と、すり替わっていたのです。

かくて彼は、追い詰められて、
巨大化するも、
正義側巨人に倒され、お約束の爆発!
あ~あ、これで本当に、ウォースター組は全滅・・・ですね。
一応は、ね。


引き続き、新ヒーロー、登場。
仮面ライダーOOO(オーズ)、第1話。

いきなり美術館が、怪人退治のためとはいえ、
容赦なく、派手に、ぶっこわされました。
「ギャラリーフェイク」の藤田も、真っ青・・・。
ああ、壊された壺の山が、もったいないっ。

定職なし、住居なし、警備バイト等を転々。
ちょっとのお金とご飯と、パンツがあれば十分、って、
まさにプータローそのものの、のんきな感じの、主人公。
すべての人とは、一期一会、一宿一飯。

ヒロインのほうが、「うる星やつら」のしのぶみたいに、
怪力?!で。
なのに怪現象には、「きゃ~っ!!」だって。
これは、毎週、ギャグ・メーカーになりそうですね~。

怪人出現を予見していたらしい、財団オーナー?らしき人物。
何だか、主水と小五郎の上司同心に、似てますね・・・?
女性秘書?のいるオフィスに、ケーキ用意して、
オーズに?「ハッピーバースデー」、歌いまくり。変な人。

メダルを拾った主人公に、ベルトを与える、謎の幹部・・・腕だけ。
とりあえず、怪人に倒された青年刑事に、とりついて復活!しました。
何者?そして目指すものは?

自販機?がバイクに変形する、ライダー部隊の黒いマシンが、
オートバジンやゼクト・メカを、思い出させますね。

前作<W>より、大分、
ゆる~い感じの、始まり方ですが。
ま、始まっちゃえば、引っ張って行って、
何とかなるでしょう・・・?と。
<響鬼>の終盤みたいに、あまり、
バタバタにならない事を、祈ります・・・。


昼間、掃除・整頓。
ビデオ&DVD録画機を一台、交換・接続、
TVを再調整。

オール地デジ化までは、ひとまず、
これでゆこう、と、決意。
画質云々よりも、まず、
ローカル局まで受信できることが、先。


夕方、MXで「ファイヤーマン」。
リアルタイムは、久しぶり。

荒れると共食いさえする、海底の凶暴怪獣は、
どう見ても、<帰りマン>のアーストロンそのままで、
新鮮味は、とぼしい?ですけれど。

海面に極彩色の、噴煙があがるところなどは、
結構、いい感じです。

SAFの潜水艦、冒険気分出て、結構いいなあ~。
隊長名は、SF作家・海野十三から来てるのかな?

今回のゲスト・初老の田所博士は、
「日本沈没」の、小林桂樹さん・・・ではなくて。
初代ゴジラでも博士だった、平田昭彦さんでした。
「新ハングマン」で、ゴッド・天知茂の伝令役、でしたね~。

アカレンジャー、いえ、ファイヤーマン・岬の恩師。
地上にやってきた頃に、身元不明?にもかかわらず、
初対面時の、熱意!に、感じ入ってくれて、
弟子として暖かく迎え、教えてくれた、博士。

その博士が、海底怪獣の攻撃で、
潜水艇ごと、殉職・・・。
涙。

一時は、怒り、荒れまくる岬さん・・・ですが。
科学者として、最後まで活動していた恩師に、
敬意を評する、隊長と、岬。
泣けて、きます・・・。

その仇を取る作戦を、
博士の残したデータとメッセージを元に、
岬自ら、きちっと立案して、
怪獣を誘導して、迎え撃つのが、
さすがに科学者チームらしい、です。

ドラマは、ストレートに、熱くこみ上げるものがあって、
なかなか、いいんじゃないでしょうか?


本日のゼルディア通信、終わり。
  1. 2010/09/07(火) 22:00:51|
  2. 特撮
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  4. | コメント:0

スケバルマン申紀・2「あのコが山からやってきた」

鉄の、日記。


9月4日・土曜。

いまだ、猛暑。
午前、仕事。

午後、帰る。
クーラーをかけ、
夜までゆっくり、ぐっすり、寝る。
暑さもあって、疲労が、たまっていたらしい。

週末としては、異例だが。
本日、映画イベントは、ほねやすみ。


以上。
  1. 2010/09/04(土) 21:38:16|
  2. 日記
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(新)スケバルマン申紀(サルキ) 「あのコは暴れっコ」

おでん屋・左門の、つぶやき。


山本小鉄も、初代若乃花も、逝ったな・・・。
合掌。


俺たちにとっての若乃花は、二代目?だからな。
巨人・大鵬(たいほう)・玉の海、いや卵焼きか。
初代の連勝時は、60年代。
俺たちがまだ、ベビーだった頃だからな・・・。


初代は「土俵の鬼」と、言われたらしいが。
一度、若貴ブームのせいか、
突然、アニメ映画になってたが、
結局、観に行かなかったな・・・。


そういえば、うだるような木曜の夕方に、
MXテレビで、小鉄を見たな。
猫の小鉄と、剥製のアントニオと、アントニオJr.・・。
アニメの、「じゃりん子チエ」。
元ネタは、あの人だったんだねえ・・・。


と、それだけ。


まだ一週間は、猛暑だろうな・・・。


以上。
  1. 2010/09/03(金) 19:41:17|
  2. 日記
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