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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

夏の宿題は・・・秘宝自由研究

はぐれ仕事人・壱の、日記。


8月29日・日曜。


休日。完全オフ。
午前中は、ここの本文を、少しだけ記す。

今日も朝から、残暑がきつい。
猛暑日はもはや、24日は続いている・・・。
まともな雨は、さっぱり、降る気配もない。

あまり外に、出たくないものだが、
そうも言っていられない。
とりあえず、遅めでも、出なければ。
なぜなら、楽しいあれが、あるからさ・・・。

2日連続、またも、新宿・ロフトプラスワン。
今度は、<シネマ秘宝館 爆発まつり>。
(<まつり>ばっかじゃん!の声)

やや遅れて、午後3時頃に、到着。
前半作品を、観れなかったのが、残念だ。
この異常な猛暑続きが、つくづく、うらめしい・・・。

結構、エンタメ系自主映画のファン・関係者が、
多く来て、賑わっていたので、
ちょっと、ほっとした。
みんな、タフだなあ・・・。


さて、上映された作品、
短く触れておく。
(注:括弧内は監督、または制作団体名。
一部不明・不詳等あり)


今回、未見作品のうち、

「超法戦隊S.T.7」(王英)
「大甲子園 ~スチャラカ編~」(森潤也)
「ハラハラ爆弾超特急」(内田清輝)
「フェアリーセクターテントー」(西田特撮研究所)

・・・などは、観てみないと内容が、想像もつかないのだが。
う~む、面白そうだ、じつに無念!観たいよ~!
(だだっ子かよ!の声)


「ばくはつ五郎」(高田勉)
「ばくはつ五郎ZZ」(高田勉)
「夏は来ぬ」(荻野信夫)
「ひとみちゃん波瀾万丈 激闘バージョン」(繁田健治)

・・・あたりは、以前のバージョンを、観た事があるような。
まあ、これまでの各監督の傾向から、
大体、察しはつくのだ・・・!

おそらく、高田作品は、
もろに、どか~ん!の、ばくはつネタ。
荻野作品は、素朴な民話調に、人物横移動。
そして、繁田作品は、スイムスーツと、アクションが・・・!
ふふふふふ。

(だから~!それは毎回観てるあんたしか、わかんないって~!の声)


では、ちゃんと観れた作品を。

「爆弾特急」
(KUGASAWA MOTION PICTURES制作):
再見。
1985年・15分。
鉄道サスペンスを、模型で・・という、アイデア勝ち。
その特性を、じつに細かく検討していて、
お見事、という他なし!


「激闘口腔戦士ぺリオ」(KANZ):

これは初見。
少女マンガ方面によくある、ファンタジー・ヒーロー・アニメだが。
なんと、歯科治療系知識の、解説用語だらけで、
強引に、愛と涙の?演劇調にしているのが、爆笑、哄笑!
いいところに、気がついたね~。ツボはまった。


「名探偵ゴードン」(谷口祟):

文字通りの、探偵アニメだが、
キャラクターが、大変ユニークなデザインなのと、
推理にならない(!)ナンセンスな推理が、大いに笑える。
そういえば昔、どおくまんプロ?の、探偵パロ漫画で、
「犯人と思う人は・・・手を挙げてっ!」ってのが、あったな~。

「戦え!サザエさん」(???):再見。

何度見ても・・・おそろしい。
笑わせるんだけど、同時に・・・
ひでえ~!ザンコク!な展開だ。
司会コンビも、「何だが、痛いね~」連呼。
ああ、歳月よ。

「タクラビジョン(特別編)」(xxx):

これも、このネタ何度目だ~!!なのだが、
姑息な?繰り返し技も含めて、
やっぱり、笑わされてしまうのだった・・・。
モxラとラxス・・・やられた、その手があったか。
く、くやしいぜ!

「竹田の子守唄」(荻野信夫):

多分初見なのに、
再見のような、デ・ジャブ感がある・・・。
ほんのりと、子守の人物、横移動。微笑。


これにて、上映終了。

なお、司会者・斎藤館長&林広報部長の、
目下の、悩みは・・・

<ばくはつ>までやったら、もう、
<まつり>の、タイトル用のネタが、何もない!?事、だとか。

・・・いや、まだ何か,あるでしょ~?
<まつりだまつり>、とか・・・

やってきたぜまつり・・・
わっしょいまつり・・・
げきとうまつり・・・
げきとつまつり・・・  
ウルトラまつり・・・
スーパーまつり・・・
コンビニまつり・・・
おでんまつり・・・
おつりまつり・・・
エコポイントまつり・・・

・・・いかん、どんどん規模が、身近になってゆく。
今宵は、ここまでにしとうござります。



以上。



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  1. 2010/08/29(日) 21:33:29|
  2. インディーズムービー
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夏は・・・街の片隅で

8月28日、夕刻。


午後5時半頃より、
新宿・Cafe Lavanderia。
大通りの、ちょっと裏手、
70・80年代、サブカル・社会科・文科系の匂いを感じる、
小さな、手作り風カフェ。

ここで昨日から、ささやかな自主上映会が、催されていた・・・。


<温知倶楽部の 温知な人々の上映会 
  vol.1 ~夏の夜の夢~>。

1000円x2プログラム。フード付き。 

行けるかどうか、当日ぎりぎりまで、
実は自分でも、わからなかった・・・。

で、寄ってみると、そこには、
10数名の、自主映画関係者や、友人らしき男女が。

チラシのDV上映作ラインアップと、
食事付きな事から、ただちに、
あ、これはなんとなく、NEONEO坐っぽいな、と勘が働いた。
実際、そちら経由で来られた関係者も、目立った。

夜の回からは、男女の人数が激増、
たちまち、20名程になった。


以下、上映作品。
(注:年度は制作年)


夕方の回。

  
「みんなでうたってる」:小林香織監督/2010年

ドキュメンタリー。60分。

監督の母校・宮城県の<三女高>(旧名)を、
2007年から2009年まで、長期取材。

新校舎の建設、旧校舎の取り壊し、
県の方針による、女子高からの共学化問題にからむ、議論沸騰、
などなどの過渡期を、克明に記録。

次々に登場するOBや、女子高生の集団が、
じつに、いきいきしてる。
しかも大半が、女声合唱部(OB合唱会もあり)であるため、
何かというとすぐ、歌う!シーンになるのが、
目立つ特徴、かつ、魅力。

合唱練習は勿論、同窓会や、現役生の行事、
共学化反対!運動の集まりなどでも、
とにかく、集まりゃ校歌や、課題曲を、
歌う、歌う!
全篇、合唱の力が、圧倒的に押してくる。

この人達の集まりでは、
カラオケ機械、ほとんど、要らないな・・・と。
だって、声量あるんだもん。先生の訓練の成果で。

3年生追い出し余興会では、下級生が寸劇やりながら、
今のアニソン(グレンラガンか?いやアクエリオンだな)歌ってたのが、
現代っ子だなあ・・・などど。

共学化には、OB・元職員から、
学校外の男子高校生!も含めて、
かなりの人々が、反対していた模様。

「共学の中学より、女子高のほうが友達ができて、過ごしやすかった!」
「男女同権と男女共学が、混同されている!」
等の声も、あった・・・。

だが、結局共学化は、通ってしまったようだ。

女子高ならではの、生徒にとっての環境のよさも、
明らかにあっただろう事が、伺えるルポだが。
あの状況じゃ、男子受験生がいたとしても、
すごく、行きにくいだろうし・・・?
「たとえ男が、入ってきても~!」とまで、言われちゃあねえ・・・。
ここ、無理に共学化しなくても、よかったんじゃ?という気もするが。
  
しかし、賽は振られてしまった。
今頃、どうなっていることやら。
ちょっと、心配だなあ・・・などと。



「きんぎょ」:菱木綾監督(再見)/2010 年

金魚一匹死んで埋めるところは、
やっぱり、ちょっと寂しいな~、と。
ラストで、ほっとする。
夏休みの里帰り、たまには、いいだろうなあ。


「赤いインクと黒い靴」:赤松桜監督(再見)/2010年

ひんやりした、オフィス廊下の中・・・
見える指輪が・・・切ないぜ。
小品だが、ラストにややインパクト、あり。


「豹」:門脇健路監督/2010年 

実験的映像、白黒、台詞なし。
夜の歩道橋で、無口な青年が、豹の写真並べて、
画面は、人工的に、反復運動・・・。
う~ん、まさにイメージフォーラム向き、だなあ。


夜の回。

「FOR YOU」:佐藤健人監督/2010年

基本的ドラマは、ほぼ一緒だが、
空気が重かった前作よりも、面白く観れた。

凶行を繰り返す、主人公、
疾走、また疾走。
・・・あれよあれよという間に、週刊青年漫画の如く、
展開が、非常にテンポよく運ばれてゆき、
とんでもなく男性的な、象徴的ラストへと、なだれこむ。
喜劇スレスレの線、極めてユニーク?なり。


「未練坂のヤドカリ」:小林総美監督/2008年


トイレ掃除して、家へ帰るだけの、ヒロイン。

無口・無表情だった、
主演女優の表情が、
昔、住んでいた家の窓を、のぞくシーンから、
急に涙もろくなるのが、印象的。

別れた夫が、妻と愛人を前に、あれじゃあねえ・・・。
そりゃ、見限りたくもなるわな。
でも、かつて暮らしていた家には、未練があるようで・・・。

後半、なぜか訪れた、落書きだらけの廃墟で、
眼鏡の女子高生と、
つながれた(!)謎の外国人?青年に出くわすと、
ヒロインの感情ははっきりと、表面化してゆく。

心理描写のおさまりどころが、そこに至るまでの過程が、
妄想シーンも含め、やや長めなのが、難点だが。
主演・石野由香里の存在感で、最後まで、引っ張った。


「GOD AND FATHER AND ME」:鈴木光監督/2008年 

息子が、親と、その周辺を訪ねる、
という形式の、ドキュメンタリー。

・・・絶句。

母上も呆れ、さじを投げかけてる様子。
山の上で、神になる!と言いだし、
社会的生活を捨てた、このお父さん。
言ってる事、めちゃくちゃ。
論旨が、さっぱり、理解できない・・・。

山の上の事務所で、
お金を貰って、電話に出ると、
相手の、病気が回復する?とか、
自分は神になるから、死なない、とか。

明らかに怪しい、
わけのわからない、お話ばかりしている・・・。
というか、これってほとんど、
何とか商法まがい・・・ではないのか?と。

ごめん、この人って、発想的に、
正直、ついてゆけない・・・のだった。
場内も、時折、失笑に包まれる。

このお父さん、ひょっとして・・・
あやしすぎる話を、お客にしながら商売してて、
自分でも、話してるうちにだんだん、
信じ込んじゃってるんじゃ、ないだろうか?などと。

共同で抗議が、来ないうちに・・・
これは、やめといたほうが・・・?などと。
ご家族や、周囲の人々も、
さぞ、複雑な心境だろう。

制作時から幾分、時がたっているが、
その後は、どうなったのだろうか、と。
 

以上。
  1. 2010/08/29(日) 08:00:19|
  2. インディーズムービー
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夏は・・・あの時代へ

秀の、日記。


8月27日・金曜。

やや夏バテ気味だったので、
自主上映会見学を、休んだ・・・。
やれやれ、さすがに、
体力年齢を感じるのう、と。   


8月28日・土曜。

とりあえず、体調が概ね戻ったので、
猛暑続く中、勇を鼓して、外出す。

午後3時頃、新宿界隈。

ふと、ロフトプラスワン前を通りかかると、
<竹熊健太郎先生50周年記念・たけくままつり>?なる、
当日イベントの、表示が。
2300円&飲食代。
ちょっと、寄ってみよう。

中では、先生御自身が、
高校時代の、文章表現に凝っていた友人や、部活の様子、
故郷のお父様のお話等を、
とても楽しそうに、話されていた。
50年になる人生を、振り返る企画の模様、なり。
(おめでとうございます!の声)

とにかくこれが面白く、
70年代に、「ど根性ガエル」や、
「宇宙戦艦ヤマト」のアニメ再放送を観て、
はまった世代の小生らには、
いちいち、うんうん、わかるわかる!というものばかりであった。
当時は、マニア、という言葉はあったが、
おたく、という言葉は、まだ世間に広まっておらず、
TVアニメは、一般には<テレビ漫画>と、呼ばれていたのだった・・・。

竹熊先生は今も、大学2か所で、漫画史等の講師を務められ、
多忙な活動の日々を、送られている。
そこから、学生漫画同人誌の執筆者も、現れている、という。
他にもいろいろ、新プランが、検討中の模様。

聞き手は、カエルのような目玉の付いた、
シルバーのヘルメットを、かぶった長髪女性。
お弟子さんらしい。
漫画も、執筆中のようだ。

もう少し時間があれば、
出版業界参加時等の、細かいお話も聴けたのだが。
場内の皆、続きの次回トークを、希望している模様なり!
(是非!の声、多し)


午後5時過ぎ終了、
名残は惜しいが、小生は、
次なる会場へと、向かうのだった・・・。


つづく。
  1. 2010/08/29(日) 07:56:40|
  2. トーク
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