政の、日記。
8月26日・木曜。
夜7時前より、下北沢・本多劇場。
ロビーは既に俳優ファン・観客と、花束飾りでいっぱい。
当日席入場料、4500円。
舞台公演「THE KIDS」、拝見。
演出・出演が、小野寺丈氏。
冒頭自ら、劇中の台詞で、
<携帯電話OFFのご注意>を行なって、張り切っている。
とにかく、この出演メンバーが、すごい・・・。
映画「君は裸足の神を見たか」主役・
「ウルトラマンネクサス」隊長の、石橋保。
「新撰組」・沖田総司にして、
「はぐれ刑事純情派」上司役・島田順司。
「男はつらいよ」御前様の娘にして、
「必殺仕事人・激突!」お歌の、光本幸子・・・!などなど。
舞台には、おなじみSATOMI女史も、
ドラマ展開上重要な、
痛い目にあう、泣かせどころの役で、好演。
その上に、ジャニーズ・メンバ-まで、いるのだ。
よくぞ、これだけの人々を。
この芝居では、劇中に男性ナレーターが登場し、
状況のわかるように、解説をする。
取り壊し寸前の、学校旧校舎の、古い校門が、
ある法則に基づき、時空超越のゲートとなっている。
魂のみのタイム・スリップを繰り返し、
30歳以上の登場人物が、次々とゲートをくぐり、
1980年代の世界の、自分の若い体に、
突然、移動してしまう。
その間、2010年では、大人の体に、
子ども時代の自分が、入っているのだ。
そして2つの時代にまたがって、大混乱が起こり・・・
という、和製「バック・トゥー・ザ・フューチャー」なお話。
今回、なんといっても、ものすごいのは、
石橋保が、首相と・・・小3子ども時代の、
実質2役で、奮闘!する姿だった。
親のレールに乗って動くのに、
疲れてきて、悩んでいる、彼。
子ども時代では、「下品な言葉はいやだ!」と怒る少年姿、
記者会見で、ふざけておいたをする、
子ども化した<首相>。
空腹絶倒。
赤ちゃん姿のまま、会話する<大人>たち、
それに慌てる、母親や保母、といった、楽しい光景も多々、見られる。
若干の、法則的反則技?と、
親子の情愛でまとめる、終盤は、
実に、心憎い・・・のだった。
いや~、泣けて笑わせて。
なかなかやるのう、小野寺丈チーム。
観れて、みんな、ラッキーだったなっ!と。
以上。
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- 2010/08/27(金) 00:20:15|
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