ゼルディアの、宇宙衛星基地。
スケバルマンAことアスカル、
ゼルディア、ゲルゲーゲルことズブール、
ハナコス・ガルス・OX(ゼロ・エックス)、
夏の終わりに、集合。
スケA「はァ~い、みなさ~んっ!おひさで~すっ!」
ゼル「ただいま~!ですね。
私はちょっと先に、帰ってたんですけど」
スケA「毎日、元気いっぱ~い、ですかァ~っ!?」
OX「冗談じゃ、ねえよ~!」
ゲル「東京近辺、連日、35度だぞ~!」
ガルス「この猛暑で、ついに、夏バテっすよ~!」
ゼルディア「アWorker.博士も、もうへばりかけてる、って言ってましたね~」
ハナコス「そんなんじゃ、今、京都あたりじゃ、暮らせませんよ~」
(注:ハナコスのみ、京都に住んでいる)
スケA「なんだなんだ、だらしねえな、みんな~!」
ゲル「そういうあんたは、どうやって、元気出してたんだよ~!」
スケA「毎朝、ヒーロー&ヒロインもの、ず~っと観てて、
元気貰ってたもんね~!」
ガルス「え、毎朝?だれすか?そのヒーロー&ヒロインって・・・」
スケ「MXテレビの・・・<ヤッターマン>!!」
(全員、ずっこける)
ゼル「ああ~、やってましたねえ。つい最近まで」
ゲル「終わりのほう、青いヤッター・ゾウと、
やせたヤッター・ヨコズナばっかし、だったねえ~」
ゼル「量産メカが、戦争映画や忠臣蔵ネタ、演じてますよねえ・・・」
ゲル「ありゃもう、善悪勝負じゃないよ~!めちゃくちゃだ~」
スケA「あれで毎朝、気分爽快!だったぜ~。あははははは~」
ゼル「今は<怪盗きらめきマン>、やってますね?」
スケA「あれだけ、怪盗ペアVS警官トリオ・チームで、
善悪が、いつもと逆なんだよな~!びっくりしたよ」
ゲル「タイムボカン・シリーズだから、
やってることは大体、一緒なんだけど、
まあまあ、面白い発想だな~」
ハナコス「で、観たんですか~?
今年の夏の、<ゴセイジャー>&<仮面ライダーW>の映画」
スケA「ふふふ・・・・勿論よ~!3D版で、しっかりな~。
<W>本編の終盤も、ばっちり、最終回まで観たぜ~!
このあたしが、劇場版を、見逃す手はないだろ~!」
ハナコス「でも、その前に、たしか・・・
6月のトリロジー3部作、後の2本も、観てるんですよね~?」
スケA「(焦る)うっ!やっぱり、覚えていたか・・・!」
OX「そういえば、あれの解説が、まだだったよなあ」
ゼルディア「すみません!あの頃から、データ準備していたんですが、
同時期に他の話題も、いろいろと入ってきたものですから。
すっかり、延び延びになっちゃってました~!」
スケA「気付けよ~!!もうすぐDVD、出る時期だろ~!」
ゲル「コミケ・ブースだったら、<落ちました>表示が出るところだな・・・」
ガルス「じゃ、そっちの2本も含めて、
ゆるりと、いきましょうかね~?」
0X「ゼルディアさん、解説お願いしま~す!」
と、いうわけで。
ゼルディア、通信。
1本目:超電王トリロジー
(「電王」のゼロノス&愛理が主役。ちょっと前々回、触れましたね)
2本目:同上(孫世代・超電王変身コンビが主役)
3本目:同上(「ディケイド」のディエンド君が主役、
「電王」世界へ見参! )
4本目&ONE:劇場版「ゴセイジャー」&「仮面ライダーW」
と、まあ今年は、仮面ライダー映画続き、ですね。
まず、超電王の3本は、内容的に、
レギュラーTVシリーズの、前後編くらいの規模ですね。
1本目のポイントは、
付かず離れず、いい距離感を保ったまま、
今も時々会っている、2人の仲。
2本目では、
純日本的な家で起きる、
老婆と孫娘の、ファンタジー・ホームドラマから、入ります。
おばあちゃんと、大学生くらいの孫娘の前に、
突然、もうひとりの、ニセ孫娘!?が、出現。
ドッペルゲンガーか?!
いえいえ、実は、怪人イマジンと契約した、
ある人の願いが、この状況を作ったんです・・・。
当のおばあちゃんは、まったくたじろぎもせず、マイペース。
2人に料理比べや、テニス対戦をすすめている・・・。
このおばあちゃんが、かわゆくて、いい!んですね~。
そこに、
超電王君と、テディベアの献身エピソードとが、重なるんです。
・・・あ、テディべアっていうのは、
ずっと契約してた、イマジンなんですけど。
どう見てもあの人、クマじゃなくて、青鬼、なんですけどね。
で、ある日その契約が、解消されちゃうんですよ。
時間列車オーナーの、気まぐれのせいで・・・!
いつもの助力なしで、戸惑う孫電王クン・・・!
ちょうどその時期に、孫娘ダブル化事件が・・・
と、いう展開で。
笑って、泣けますよ。
3作目では、
「ディケイド」の世界から、「電王」世界へやってきた、
ライダー・ディエンド君が、
電王クン達を巻き込んで、
トレジャー・ハンターの本領を、発揮します。
タイム・トリップ、時間列車ジャック、
変装、脱獄、射撃戦、
お堅い、時空Gメンライダーとの対決、
若き時空警察刑事との、因縁・・・!と、
ほとんど、ルパン3世さながらの、
大活躍!ですよ。
ここでのポイントは、
「何が君にとっての、お宝かな・・・?」ですね。
粋な、好みの一篇です。
そして・・・
ゴセイジャー&ライダーW、なんですが。
これは、3D本編上映前に、寸劇があるんですね。
この2作のレギュラー達が、映画館の客席で、
3D眼鏡を掛ける説明を、するんです。
こら~、フィリップ君!
他の人の眼鏡取っちゃ、だめでしょ~!
2個掛けても6Dには、なりませんよ~!
で、「ゴセイジャー」から、スタート。
地球の大都会に、どこかの星のお嬢様?が、やってきました。
運よく、ゴセイレッドと、ばったり。
だれかに、追われている様子。
あれれ、とっくに滅亡したはずの、宇宙人軍団・ウォースターが!
まだ外の宇宙に、残党軍がいたようです。
初期ウォースターの、生き残り幹部も、
様子を見に行く、といって、
地底軍団から離れて、しっかり合流。
彼ら、新・ウォースターの狙いは、
自分の星を滅ぼされたお嬢様が、持って逃げていた、
世界を崩壊させる力を持った、吹奏楽器。
で、ゴセイジャーや、6人目戦士・ゴセイナイトと、
新ウォースター達が、争奪戦、巨人メカ戦。
人間に化けていた、新ウォースターの、宇宙怪人達。
地球に来たばかりで、いつ、
ウエイターの仕方を、覚えたの?
それと、世界を破滅させに来た、宇宙人軍団なのに、
なぜ、チャリンコの大群で、
お嬢様とレッドを、追ってくるの・・・?!
自分達の住んでる地球が、こんな大ピンチ状況なのに、
地底軍団はまるっきり、模様ながめなの・・・!?
(いやがらせする相手が、皆、いなくなりそうなのに・・・?!の声)
と、よくわかんない所もあるけれど、
テンポよく、キレのいい、
スーパー・アクションの連続を、堪能できます。
なお、<髭男爵>の一人は、レギュラーの博士、
もう一人は、貴族っぽいTVアナウンサー?で、出演してます。
ゴセイナイトは、劇場版でもやっぱり、素顔を見せません・・・。
このまま、やっぱり最終回まで、なしかァ~!?
さあ、やっと!
ライダーW、です・・・!
劇場版では、TVシリーズ終盤手前と、
おおむね、リンク。
園咲一家の裏組織・<ミュージアム>が滅亡!する、
ほんのちょっと前頃に、この事件があった、
と、いう時間的位置の、お話になっています。
だもんで、TV同様、
警視ライダー・アクセル君と、関西系ヒロイン探偵所長は、
花火大会を控えて、
すでに、ラブラブの雰囲気・・・!なのです。
冒頭、風都上空で、いきなり、
<ミュージアム>の資金的バックボーン・<財団X>のヘリコプターが、
空中で国際的テロ活動チーム・<NEVER>に襲撃され、
積んでいた、特別製の変身ツール・<T2ガイアメモリー>が、
AからZまで、26個、
街じゅうに、景気よく?ばらまかれた・・・。
今回、風都の探偵事務所にやってきて、
翔太郎に、<NEVER>捜査への協力を依頼してきた、その人物とは・・・。
なぜか、この時点では謎の女だった、通称・シュラウドに、
そっくりな服装で登場した、女性国際捜査官(杉本彩)。
その姿から、フィリップ君は、
「もしや、僕の母親では?」と感じて、
親しみを、覚えるのだが。
これが、今回のWチームの捜査を、
大いに戸惑わせる事に、なろうとは・・・。
やがて、敵側のリーダーは、新たなる仮面ライダーと化し、
風都タワーを占拠、
メディア・ジャックと大金で、市民を翻弄。
さらにはフィリップを捕獲、利用して、
オール市民ドーパント怪人化計画を、
進行させようと、図る・・・。
園咲一家は、地底軍団同様?
模様眺めの構えで、動かない・・・。
つ~か、これって、すべての原因は、
キーパーソンの、教育的甘やかし、でしょ~!
これは社会的限度を、越えてるだろ~!
と、半分は、あきれてしまったぞ~。
敵側のダーク・ヒロインが、
かなり張り切って、アクションしてる。
ゲイっぽい台詞・仕草の犯人Bが、
割と陽気にはずむ?怪演。
そして!
単独では、変身できない?!かに見えた、翔太郎が、
フィリップの危機に、初めて・・・単独変身!
黒のライダー・ジョーカーに、なります!
えええ~、それ、ありなの~!?と、
いきなり見たので、ちょっとびっくり。
この映画に関しては、3D化は、大正解!!でした。
立体感、前後の奥行き、
空中アクション・シーンと、迫力が違います。
急速上昇!ライダー・キック!!
あ、それと、もうすぐTVで主役になる、
新・仮面ライダ-、000(オーズ)が、
助っ人で、ゲスト出演してます。
何か、たまたま、タワーに寄ってた、って様子の、
プータロー?みたいな、のんきな感じの人で。
メダルを、ベルトにはめこんで、変身!してます。
姿は、中華街風・・・?かな、と。
彼は今後、何を求めて、誰と戦うのでしょうか・・・?
ゼルディア・劇場版通信、以上。
スケバルマンA「・・・でさ、ついに終わったね~、<W>のTV本編も」
ゼルディア「終わりましたね~。一年間の探偵ヒーロー・ドラマが」
ゲルゲーゲル「あッ、という間だったような、気がするな~」
ハナコス「最後のほうは、やっぱりというか、
財団X幹部との、戦いになってましたね」
ガルス「あの財団、上にまだ、女性幹部がいたのね・・・」
0X「何か、MXの<ザ・ゴールデンアワー>で、見たような人だな・・・?」
スケA「<ウルトラマンガイア>でも、な・・・?」
ゼル「最終回、もうフィリップ君、現れないかと思ってました・・・」
ゲル「気付なかったのか?あの、カメラの視線・・・」
スケA「あれが、そうだったんだよね~」
ガル「単独で、ジョーカー変身の後、
あ、翔太郎、死んだ~っ!!て、思ったっすよね~」
ゼル「ミュージアムの長女も死んで、
彼女を愛しながら利用してた、財団男性幹部も、
Wとアクセルに、計画阻止されて、死んで・・・」
ゲル「デ-タ人間として不安定だった、フィリップは、姿が消えて・・・」
スケA「残った若菜姫が、脱獄して・・・」
ガル「兄弟愛で、助かった、ってとこっすね」
OX「ちょっと、こざかしくもずるい、終わらせ方だったかな~?と」
スケA「わはははは!この世に悪がある限り、
そう簡単に、仮面ライダーは、死な~ん!!」
(一同、笑う)
(しかし、しばらくの後、基地の隅では、
2人のみが、会話中・・・)
ゲル「最後のほうで、劇場版や、
次回作へのリンクも、少しあったよな・・・」
0X「財団Xが、出資検討候補に、NEVERチームや、
オーズ・メダルの研究者達?も、入れていた事ですね?」
ゲル「お、よく気がついたな。さすがだ。つまり・・・」
0X「オーズ世界は、W世界と、
はじめから直接、つながっている、ですね」
ゲル「(ニンマリ)・・・OXよ、いっそスケバルマンやめて、
うちのゲルザム様の組織に、入らないか~?情報部で」
0X「(ニンマリ)謹んで、お断り申しあげます。
敵のスパイ業は、やりませんから!」
ゲル「フッ、惜しいな・・・」
つづく?
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- 2010/08/31(火) 22:18:54|
- 特撮
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はぐれ仕事人・壱の、日記。
8月29日・日曜。
休日。完全オフ。
午前中は、ここの本文を、少しだけ記す。
今日も朝から、残暑がきつい。
猛暑日はもはや、24日は続いている・・・。
まともな雨は、さっぱり、降る気配もない。
あまり外に、出たくないものだが、
そうも言っていられない。
とりあえず、遅めでも、出なければ。
なぜなら、楽しいあれが、あるからさ・・・。
2日連続、またも、新宿・ロフトプラスワン。
今度は、<シネマ秘宝館 爆発まつり>。
(<まつり>ばっかじゃん!の声)
やや遅れて、午後3時頃に、到着。
前半作品を、観れなかったのが、残念だ。
この異常な猛暑続きが、つくづく、うらめしい・・・。
結構、エンタメ系自主映画のファン・関係者が、
多く来て、賑わっていたので、
ちょっと、ほっとした。
みんな、タフだなあ・・・。
さて、上映された作品、
短く触れておく。
(注:括弧内は監督、または制作団体名。
一部不明・不詳等あり)
今回、未見作品のうち、
「超法戦隊S.T.7」(王英)
「大甲子園 ~スチャラカ編~」(森潤也)
「ハラハラ爆弾超特急」(内田清輝)
「フェアリーセクターテントー」(西田特撮研究所)
・・・などは、観てみないと内容が、想像もつかないのだが。
う~む、面白そうだ、じつに無念!観たいよ~!
(だだっ子かよ!の声)
「ばくはつ五郎」(高田勉)
「ばくはつ五郎ZZ」(高田勉)
「夏は来ぬ」(荻野信夫)
「ひとみちゃん波瀾万丈 激闘バージョン」(繁田健治)
・・・あたりは、以前のバージョンを、観た事があるような。
まあ、これまでの各監督の傾向から、
大体、察しはつくのだ・・・!
おそらく、高田作品は、
もろに、どか~ん!の、ばくはつネタ。
荻野作品は、素朴な民話調に、人物横移動。
そして、繁田作品は、スイムスーツと、アクションが・・・!
ふふふふふ。
(だから~!それは毎回観てるあんたしか、わかんないって~!の声)
では、ちゃんと観れた作品を。
「爆弾特急」
(KUGASAWA MOTION PICTURES制作):
再見。
1985年・15分。
鉄道サスペンスを、模型で・・という、アイデア勝ち。
その特性を、じつに細かく検討していて、
お見事、という他なし!
「激闘口腔戦士ぺリオ」(KANZ):
これは初見。
少女マンガ方面によくある、ファンタジー・ヒーロー・アニメだが。
なんと、歯科治療系知識の、解説用語だらけで、
強引に、愛と涙の?演劇調にしているのが、爆笑、哄笑!
いいところに、気がついたね~。ツボはまった。
「名探偵ゴードン」(谷口祟):
文字通りの、探偵アニメだが、
キャラクターが、大変ユニークなデザインなのと、
推理にならない(!)ナンセンスな推理が、大いに笑える。
そういえば昔、どおくまんプロ?の、探偵パロ漫画で、
「犯人と思う人は・・・手を挙げてっ!」ってのが、あったな~。
「戦え!サザエさん」(???):再見。
何度見ても・・・おそろしい。
笑わせるんだけど、同時に・・・
ひでえ~!ザンコク!な展開だ。
司会コンビも、「何だが、痛いね~」連呼。
ああ、歳月よ。
「タクラビジョン(特別編)」(xxx):
これも、このネタ何度目だ~!!なのだが、
姑息な?繰り返し技も含めて、
やっぱり、笑わされてしまうのだった・・・。
モxラとラxス・・・やられた、その手があったか。
く、くやしいぜ!
「竹田の子守唄」(荻野信夫):
多分初見なのに、
再見のような、デ・ジャブ感がある・・・。
ほんのりと、子守の人物、横移動。微笑。
これにて、上映終了。
なお、司会者・斎藤館長&林広報部長の、
目下の、悩みは・・・
<ばくはつ>までやったら、もう、
<まつり>の、タイトル用のネタが、何もない!?事、だとか。
・・・いや、まだ何か,あるでしょ~?
<まつりだまつり>、とか・・・
やってきたぜまつり・・・
わっしょいまつり・・・
げきとうまつり・・・
げきとつまつり・・・
ウルトラまつり・・・
スーパーまつり・・・
コンビニまつり・・・
おでんまつり・・・
おつりまつり・・・
エコポイントまつり・・・
・・・いかん、どんどん規模が、身近になってゆく。
今宵は、ここまでにしとうござります。
以上。
[夏の宿題は・・・秘宝自由研究]の続きを読む
- 2010/08/29(日) 21:33:29|
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8月28日、夕刻。
午後5時半頃より、
新宿・Cafe Lavanderia。
大通りの、ちょっと裏手、
70・80年代、サブカル・社会科・文科系の匂いを感じる、
小さな、手作り風カフェ。
ここで昨日から、ささやかな自主上映会が、催されていた・・・。
<温知倶楽部の 温知な人々の上映会
vol.1 ~夏の夜の夢~>。
1000円x2プログラム。フード付き。
行けるかどうか、当日ぎりぎりまで、
実は自分でも、わからなかった・・・。
で、寄ってみると、そこには、
10数名の、自主映画関係者や、友人らしき男女が。
チラシのDV上映作ラインアップと、
食事付きな事から、ただちに、
あ、これはなんとなく、NEONEO坐っぽいな、と勘が働いた。
実際、そちら経由で来られた関係者も、目立った。
夜の回からは、男女の人数が激増、
たちまち、20名程になった。
以下、上映作品。
(注:年度は制作年)
夕方の回。
「みんなでうたってる」:小林香織監督/2010年
ドキュメンタリー。60分。
監督の母校・宮城県の<三女高>(旧名)を、
2007年から2009年まで、長期取材。
新校舎の建設、旧校舎の取り壊し、
県の方針による、女子高からの共学化問題にからむ、議論沸騰、
などなどの過渡期を、克明に記録。
次々に登場するOBや、女子高生の集団が、
じつに、いきいきしてる。
しかも大半が、女声合唱部(OB合唱会もあり)であるため、
何かというとすぐ、歌う!シーンになるのが、
目立つ特徴、かつ、魅力。
合唱練習は勿論、同窓会や、現役生の行事、
共学化反対!運動の集まりなどでも、
とにかく、集まりゃ校歌や、課題曲を、
歌う、歌う!
全篇、合唱の力が、圧倒的に押してくる。
この人達の集まりでは、
カラオケ機械、ほとんど、要らないな・・・と。
だって、声量あるんだもん。先生の訓練の成果で。
3年生追い出し余興会では、下級生が寸劇やりながら、
今のアニソン(グレンラガンか?いやアクエリオンだな)歌ってたのが、
現代っ子だなあ・・・などど。
共学化には、OB・元職員から、
学校外の男子高校生!も含めて、
かなりの人々が、反対していた模様。
「共学の中学より、女子高のほうが友達ができて、過ごしやすかった!」
「男女同権と男女共学が、混同されている!」
等の声も、あった・・・。
だが、結局共学化は、通ってしまったようだ。
女子高ならではの、生徒にとっての環境のよさも、
明らかにあっただろう事が、伺えるルポだが。
あの状況じゃ、男子受験生がいたとしても、
すごく、行きにくいだろうし・・・?
「たとえ男が、入ってきても~!」とまで、言われちゃあねえ・・・。
ここ、無理に共学化しなくても、よかったんじゃ?という気もするが。
しかし、賽は振られてしまった。
今頃、どうなっていることやら。
ちょっと、心配だなあ・・・などと。
「きんぎょ」:菱木綾監督(再見)/2010 年
金魚一匹死んで埋めるところは、
やっぱり、ちょっと寂しいな~、と。
ラストで、ほっとする。
夏休みの里帰り、たまには、いいだろうなあ。
「赤いインクと黒い靴」:赤松桜監督(再見)/2010年
ひんやりした、オフィス廊下の中・・・
見える指輪が・・・切ないぜ。
小品だが、ラストにややインパクト、あり。
「豹」:門脇健路監督/2010年
実験的映像、白黒、台詞なし。
夜の歩道橋で、無口な青年が、豹の写真並べて、
画面は、人工的に、反復運動・・・。
う~ん、まさにイメージフォーラム向き、だなあ。
夜の回。
「FOR YOU」:佐藤健人監督/2010年
基本的ドラマは、ほぼ一緒だが、
空気が重かった前作よりも、面白く観れた。
凶行を繰り返す、主人公、
疾走、また疾走。
・・・あれよあれよという間に、週刊青年漫画の如く、
展開が、非常にテンポよく運ばれてゆき、
とんでもなく男性的な、象徴的ラストへと、なだれこむ。
喜劇スレスレの線、極めてユニーク?なり。
「未練坂のヤドカリ」:小林総美監督/2008年
トイレ掃除して、家へ帰るだけの、ヒロイン。
無口・無表情だった、
主演女優の表情が、
昔、住んでいた家の窓を、のぞくシーンから、
急に涙もろくなるのが、印象的。
別れた夫が、妻と愛人を前に、あれじゃあねえ・・・。
そりゃ、見限りたくもなるわな。
でも、かつて暮らしていた家には、未練があるようで・・・。
後半、なぜか訪れた、落書きだらけの廃墟で、
眼鏡の女子高生と、
つながれた(!)謎の外国人?青年に出くわすと、
ヒロインの感情ははっきりと、表面化してゆく。
心理描写のおさまりどころが、そこに至るまでの過程が、
妄想シーンも含め、やや長めなのが、難点だが。
主演・石野由香里の存在感で、最後まで、引っ張った。
「GOD AND FATHER AND ME」:鈴木光監督/2008年
息子が、親と、その周辺を訪ねる、
という形式の、ドキュメンタリー。
・・・絶句。
母上も呆れ、さじを投げかけてる様子。
山の上で、神になる!と言いだし、
社会的生活を捨てた、このお父さん。
言ってる事、めちゃくちゃ。
論旨が、さっぱり、理解できない・・・。
山の上の事務所で、
お金を貰って、電話に出ると、
相手の、病気が回復する?とか、
自分は神になるから、死なない、とか。
明らかに怪しい、
わけのわからない、お話ばかりしている・・・。
というか、これってほとんど、
何とか商法まがい・・・ではないのか?と。
ごめん、この人って、発想的に、
正直、ついてゆけない・・・のだった。
場内も、時折、失笑に包まれる。
このお父さん、ひょっとして・・・
あやしすぎる話を、お客にしながら商売してて、
自分でも、話してるうちにだんだん、
信じ込んじゃってるんじゃ、ないだろうか?などと。
共同で抗議が、来ないうちに・・・
これは、やめといたほうが・・・?などと。
ご家族や、周囲の人々も、
さぞ、複雑な心境だろう。
制作時から幾分、時がたっているが、
その後は、どうなったのだろうか、と。
以上。
- 2010/08/29(日) 08:00:19|
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秀の、日記。
8月27日・金曜。
やや夏バテ気味だったので、
自主上映会見学を、休んだ・・・。
やれやれ、さすがに、
体力年齢を感じるのう、と。
8月28日・土曜。
とりあえず、体調が概ね戻ったので、
猛暑続く中、勇を鼓して、外出す。
午後3時頃、新宿界隈。
ふと、ロフトプラスワン前を通りかかると、
<竹熊健太郎先生50周年記念・たけくままつり>?なる、
当日イベントの、表示が。
2300円&飲食代。
ちょっと、寄ってみよう。
中では、先生御自身が、
高校時代の、文章表現に凝っていた友人や、部活の様子、
故郷のお父様のお話等を、
とても楽しそうに、話されていた。
50年になる人生を、振り返る企画の模様、なり。
(おめでとうございます!の声)
とにかくこれが面白く、
70年代に、「ど根性ガエル」や、
「宇宙戦艦ヤマト」のアニメ再放送を観て、
はまった世代の小生らには、
いちいち、うんうん、わかるわかる!というものばかりであった。
当時は、マニア、という言葉はあったが、
おたく、という言葉は、まだ世間に広まっておらず、
TVアニメは、一般には<テレビ漫画>と、呼ばれていたのだった・・・。
竹熊先生は今も、大学2か所で、漫画史等の講師を務められ、
多忙な活動の日々を、送られている。
そこから、学生漫画同人誌の執筆者も、現れている、という。
他にもいろいろ、新プランが、検討中の模様。
聞き手は、カエルのような目玉の付いた、
シルバーのヘルメットを、かぶった長髪女性。
お弟子さんらしい。
漫画も、執筆中のようだ。
もう少し時間があれば、
出版業界参加時等の、細かいお話も聴けたのだが。
場内の皆、続きの次回トークを、希望している模様なり!
(是非!の声、多し)
午後5時過ぎ終了、
名残は惜しいが、小生は、
次なる会場へと、向かうのだった・・・。
つづく。
- 2010/08/29(日) 07:56:40|
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政の、日記。
8月26日・木曜。
夜7時前より、下北沢・本多劇場。
ロビーは既に俳優ファン・観客と、花束飾りでいっぱい。
当日席入場料、4500円。
舞台公演「THE KIDS」、拝見。
演出・出演が、小野寺丈氏。
冒頭自ら、劇中の台詞で、
<携帯電話OFFのご注意>を行なって、張り切っている。
とにかく、この出演メンバーが、すごい・・・。
映画「君は裸足の神を見たか」主役・
「ウルトラマンネクサス」隊長の、石橋保。
「新撰組」・沖田総司にして、
「はぐれ刑事純情派」上司役・島田順司。
「男はつらいよ」御前様の娘にして、
「必殺仕事人・激突!」お歌の、光本幸子・・・!などなど。
舞台には、おなじみSATOMI女史も、
ドラマ展開上重要な、
痛い目にあう、泣かせどころの役で、好演。
その上に、ジャニーズ・メンバ-まで、いるのだ。
よくぞ、これだけの人々を。
この芝居では、劇中に男性ナレーターが登場し、
状況のわかるように、解説をする。
取り壊し寸前の、学校旧校舎の、古い校門が、
ある法則に基づき、時空超越のゲートとなっている。
魂のみのタイム・スリップを繰り返し、
30歳以上の登場人物が、次々とゲートをくぐり、
1980年代の世界の、自分の若い体に、
突然、移動してしまう。
その間、2010年では、大人の体に、
子ども時代の自分が、入っているのだ。
そして2つの時代にまたがって、大混乱が起こり・・・
という、和製「バック・トゥー・ザ・フューチャー」なお話。
今回、なんといっても、ものすごいのは、
石橋保が、首相と・・・小3子ども時代の、
実質2役で、奮闘!する姿だった。
親のレールに乗って動くのに、
疲れてきて、悩んでいる、彼。
子ども時代では、「下品な言葉はいやだ!」と怒る少年姿、
記者会見で、ふざけておいたをする、
子ども化した<首相>。
空腹絶倒。
赤ちゃん姿のまま、会話する<大人>たち、
それに慌てる、母親や保母、といった、楽しい光景も多々、見られる。
若干の、法則的反則技?と、
親子の情愛でまとめる、終盤は、
実に、心憎い・・・のだった。
いや~、泣けて笑わせて。
なかなかやるのう、小野寺丈チーム。
観れて、みんな、ラッキーだったなっ!と。
以上。
- 2010/08/27(金) 00:20:15|
- 演劇
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急報。
ショック。
「パーフェクトブルー」「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」の、
今敏(こん・さとし)監督、
新作制作中に、膵臓がんで、
24日、急死。
芸能レポーター・梨本勝氏、
21日、肺がん死去の、
その驚きも、さめやらぬ間に・・・
ああ!この人までも。
雑誌等で、ジャパン・アニメ界の人材育成不足を、
とても、案じていた、その人が・・・
こんなに早く。
なぜだ~?
「パーフェクトブルー」は、
アイドル歌手商売周辺の、皮相で暗い部分が、強調されていて、
観ていて、嫌になったものだが。
「東京ゴッドファーザーズ」は、
ホームレスたちが、拾った幼児をどうしよう?と奮闘する、
比較的にハートフルな物語で、後味もよろしかった。
「千年女優」・「パプリカ」は、未見。
享年、46歳。
まだまだ、働き盛りだったろうに・・・。
無念。
合掌。
以上。
付記:8月27日(金)
人形アニメーション作家・川本喜八郎氏、
23日、逝去。
NHK人形劇では、「三国志」を担当。
そういえば、漫才師の紳介・竜介が声を演じてた、
紳々・竜々っていう、
解説者人形コンビが、出てたよなあ。
その竜介も、もう、いない・・・。
享年、85歳。
2005年まで、現役だったそうな。
長寿、大往生・・・。
合掌。
以上。
- 2010/08/25(水) 23:26:29|
- 劇場用映画
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ゼルディア通信、パート2。
22日・日曜。
朝より、池袋へ。ウルフェス。
<ウルトラマンフェスティバル2010>。
舞台ショーを、拝見。
いきなり、新マン(ジャック)がやられて、気の毒でした・・・。
80とウルトラマン・ゼロが、ウルトラ展示会の準備中。
怪獣や悪役宇宙人の再現体が紛れ込んで、大暴れ。
敵役の<サロメ星人>達だけ、人間体でした。
そうです、あのニセセブンを作っていた、人間型宇宙人です。
ウルトラマン・ゼロが、ブレイクダンスしたり、
白黒の悪役男女怪人が、華麗に、ダンス!しながら、戦ったり。
演技的に、結構見どころが、多かったなあ。
主演・ゼロは終盤、明らかに、
全身、汗だくでありました。力演。
ああ、古谷さんも、かくや・・・!と。感慨。
ウルフェス後、銀座シネパトスへ。2日連続。
<ウルトラマン大会>プログラムの、再現上映あり。
TV版2本と、アニメ映画の「USA」を合わせて、
当時放映中の子供アニメ、「ウルトラマンキッズ」のキャラ達が、
つなぎの解説と、ミニコントをやる、という構成。
「キッズ」の声の出演が、何となく、ドラえもんっぽいです。
ガッツがスネ夫、バルタンがジャイアン、なもんで。
初代マンは、TV版より、ヒドラの回。
交通事故死した子供の亡霊?が、空飛ぶ怪獣を実体化、
道の自動車を、襲う話。
バトルは割と、地味な回ですね。
スぺシウム光線、構えかけて、
撃てないで、逃がすんですよね・・・。
気持ちはわかるんだけど。
あれだと、何の解決にも、なってない気がするんですが・・・。
「ウルトラマンA」は、超獣アリブンタの回。
でかいアリ地獄に、人間が引きずり込まれ、
地下鉄の人達が、溶ける!
今見ても結構、こわ~い・・・。
ゾフィー参上篇なので、出たんでしょうね。
「ウルトラマンUSA」は、
アメリカ向けの、長篇アニメ。
おそらく、TVで連続放映にしたかったんでしょうね。
飛行ショー部分が、ちょっと、長~い!ので、
前半・中盤はやや、かったるかった。
グレムリンみたいな奴と戦うあたりは、
結構迫力あって、いけたな~。
音楽が一部、「スーパーマン」のに似てました。微笑。
終了後、そのまま、
もうひとつの、<劇場版>へと向かいました・・・。
その話は後刻、別の記事にて。
ゼルディア通信、以上。
- 2010/08/22(日) 22:13:04|
- 特撮
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ゼルディア、通信。
21日・土曜。
午後、銀座。
松屋で、水木しげる展。
階段に並んで20分待ちの、混雑。
貸し本原稿に、少年誌用に描き変えた原稿を、
上下に並べての展示に、見ごたえあり・・・。
18時前より、銀座シネパトス。
こちらは、特別トークゲスト2名の、名前に魅かれて、
余所でのレイトショーもうっちゃって、来場。
だってね~、桜井浩子さんと、古谷敏さんですよ~!
「ウルトラQ」江戸川由利子&科特隊・フジアキコ隊員と、
初代マン・スーツアクター&「セブン」アマギ隊員、ですよ~!
とくれば、かかる映画は、当然に・・・!
18時15分、「劇場用映画 ウルトラマン」。
初代マン篇。
実相寺昭雄監督の各話より、エピソードを編集、
ビートルの絵を追加、
80年代風BGM・主題歌、
ナレーション等を加えた、ブローアップ版。
み~んな、よ~く知ってる、エピソードなんですけど、
実はこれ、TVでなく大スクリーンで観るのは、
初めてなんですよ。意外にも。
ガヴァドン・テレスドン・ジャミラ、
スカイドン・シーボース、登場。
バルタン星人やレッドキング・ゴモラ・ケムラーなども、
回想シーンのみ、登場。
・・・といえば、大体どの話かは、もう、わかりますよね?
テレスドン篇は、夜なので、場面全体が暗い目。
地底人も、あれだけ周到に、進出準備をしておきながら、
光の刺激対策が、不十分なばっかりに・・・
あれは、抜けてたですね~。
泥まみれ、悔し泣きの、ジャミラ・・・。
あれはほんとに、哀しすぎる、人間くさい話ですよね・・・。
ゲストトークでも、
「出てる僕らにも、この話は、つらかった・・・」とのこと。
「イデが別人、かっこいい!」との声も。
スカイドン撃退作戦が、ドタバタになってしまうあたりでは、
やっぱり、老若男女、爆笑に!なりました。
ハヤタとスプーンのシーンでは、
「これ!これだよ~!」の声が、場内より続出。
有名になったですね~。
怪獣供養中に、フジ隊員が電話に出る所も、
大いにウケてます。
そして、やだい、やだい!とすねすねなシーボース、
寂しげ、でも、ユーモラス。
叱ってロケットに載せる、ウルトラマンが、
昔の先生みたいに、見えましたね。
撮影当時、桜井さんは、
実相寺監督の演出意図が、よくわからなくて、
しばしば衝突!しかけては、怒り、
「才能のある監督なんだから・・・」と、
キャップ(小林昭二おやっさん)に、なだめられていた、というお話で。
亡くなられた今になって、ようやくわかってきた、そうです。
(それ、なんとなくわかるな・・・の声)
古谷さんも、現場ではすご~く大変、だったみたいです。
「Q」のケムール人役のときは、
マスクが8キロ?もあって重くて、
しかも機械入りでうるさくて、かなり困ったそうです・・・。
このときの評判が良くて、引き続き呼ばれた、という、
初代マンの現場では、
さらにすさまじい、涙ぐましきご苦労が、ありましたようで・・・。
トーク後に、自伝の御本を、読ませていただきましたが。
あれは、とてもここで、私の口からは・・・。
ぐすん。ご了承ください。
というわけで。
桜井さん、古谷さん、
そして、大阪からも、千葉からも、
全国からやって来られていた、ウルトラ・ファンの皆様、
はるばる、御来場、ありがとうございました!
感無量です・・・。はい。
ゼルディア通信、いったん、終わります。
翌日分に、つづく。
- 2010/08/22(日) 03:39:28|
- 特撮
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からくり屋の、日記。
8月17日・火曜。
19時頃より 、
御茶ノ水、アテネ・フランセ、
瀬々敬久監督・特集上映。
「HYSTERIC」(後半のみ、再見):
公開時の初日に、テアトル新宿で観た、劇映画。
小島聖・千原浩史主演、というと、これが浮かぶ。
今で言うDV彼氏から、彼女が逃げ続けては、
追いつかれて発見され、また離れられなくなり、
一時は、腐れ縁で共働きするも、
又別れて・・・を、繰り返す話。
しかもこの暴力旦那、
隣人のサラリーマンを、殺してしまうのだ。
そのあたりは、ダイレクトにではなく、
遠くからの目線で、二部屋の窓を覗いている形で、
そこに音声を重ねて、描かれている。
ワンシーン・ワンカットの応用は、お家芸ではなく、
当時の尖鋭的な監督達は、こぞって使っていた。
一応、フィクションではあるが、
実際に起きた、ガス爆発男女事件なども、
参考にして、織り込まれている。
キャメラ目線、あるいは、
ゲーム機目線?シーンも、なぜかあって、凝っている。
そこだけ、画面カラーを変えてあるのは面白い。
描き方があっさりしていて、ねばりが無い!との批判も、
当時からあったようだが。
あれ以上ギトギトで、どぎついリアル描写にされたら、
こちとら、たまらない!
だからあれ位が、感情移入する側には、ちょうどいいのだ。
最後の再会篇では、
お互いの性質を、よく知っていながらも、
もう、ヒロインの生活は、元彼のそれとは、別次元になっていた。
昔のようにはいかない事を、悟りきれず、
またも暴れる、旅人?男が・・・。
何だか、哀れだった。
いすみ鉄道など、千葉県内でのロケが多いのは、
ちょっと、うれしい作品。
8月19日・木曜。
「借りぐらしのアリエッティ」(シネコン):
アニメ界の両巨頭も、さすがにご高齢、なので・・・
「ギブリーズ」等につづく?
ジブリの新世代育成プラン、登場。
(「耳をすませば」の近藤喜文監督が、今いればなあ・・・の声)
「トトロ」や「ぽんぽこ」、「ポニョ」ほどには、
描写が濃くはないし、
アクションも、小規模。
実にささやかな、アニメ映画だが。
のっぺらぼうな「ゲド戦記」などよりは、数段、上出来。
一寸法師的親子アクション、
家屋・部屋の視野変化などは、それなりに面白く、
ちょっとした登山隊・探検隊気分。
ダンゴ虫やゴキブリが、
すっきり、きれいに見える映画は、珍しいかも・・・と。
悪役?お手伝いおばさん、
ほとんど、コメディエンヌ。
女エノケンみたいで、笑えた。
小人たちとの、たわいもないドタバタが、
<配役>しだいで、こうも愉快になる、という見本。
それと、猫の動きがいい。
逃亡、お引っ越し、というよりは、希少民族流浪談、
そして、明日への出発、という印象だった。
道中に、幸あれ。
以上。
- 2010/08/19(木) 23:48:47|
- 劇場用映画
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政の、日記。
8月15日、日曜。
朝から、灼熱の中・・・
東京湾岸、お台場・有明。
今日行かないと、行きそびれてしまう・・・!
夏の恒例・コミックマーケット、訪問。
例によって、ゆりかもめで向かい、下車。
入り口前のパーキングで、
一般客の列に並び、皆と、順番を待つ。
誘導係の人々も、「しばらく耐えてくださ~い!」と叫びつつ、
水を、求めている・・・。
ペットボトルの水と、タオル代わりの物を、用意しておいて正解だった。
海風も若干吹き、「天の恵み!」と喜ぶ声、多し。
愛知万博のときよりは、幾分、待ちが楽になった・・・。
で、どうやら無事に、
Aエリアの後ろより、入場。
だがすでに、午前10時半の時点で、
Aエリア場内の人間渋滞は、壮絶な状態。
とても、奥まで入って、ひとまわりする、という、
いつものルートは、抜けられそうにないので・・・
一旦、通路経由で、Bエリアへと避難。
例の、停止中のエスカレーターの、前まで行って、
2000円の、分厚い総合パンフを買い、
約1時間かけて、
日曜ブースの見出しを、オール・チェック。
こんなにたくさん、あるのか・・・!
行きたいところだけ選んで、昼食のパンをほおばる。
落ち着いたところで、見どころの多そうな、
Aエリアまで、バック。
午後4時の終了まで、見れる限り、
同人誌関係を、見てまわることにした。
映画化するというので、
「ヤマト」や、「電人ザボーガー」関連の資料を探したが、
あいにくと、目立つものが、見つからなかった。
もう少し,ゆっくり廻る時間が、あればなあ・・・。
昭和&平成ライダーや、ウルトラ、ゴジラ、
故・池田駿介氏関連のものなどは、
かなり、置いてあった。
龍馬・岡田以蔵などの、幕末時代劇漫画や、
三国志のBLパロ漫画なども、相変わらず、多い。
白い海軍服の男性と、
噂の初音ミク?らしき、コスプレイヤーと、
新撰組隊士姿の女性ペアとが、
普通にすれ違う、ここならではの、光景。
今年、特に目立つのは、
<鉄道擬人化>漫画ブースの、多さ。
西武線のボーイズ・パロものなど、結構、笑える。
「日本の首都は、所沢!」と、のたまいつつ、
数種類の、詰襟制服の青年姿で、
<西武池袋>と、<東武東上>と、
<営団(メトロ)有楽町> が、
いかにも言いそうな事を言って、
路線自慢?などの、対話をする・・・。
よくわからないが、少女漫画や、
深夜やローカルのアニメ方面で、
そういうのが、流行りなのだろうか?
面白い発想、なり。
東急・京浜急行・京成や、
モノレール、トンネル等、
いろいろ応用が、ききそうだ。
詳細を語る間がないが、
めったにお目にかかれない方など、
これ以外にも、多くの人達との出会いが、あったのだった・・・。
さて、期間限定、
全国・通人・趣味人達の、
平安京を、めでた後は、
実物の、都内の散歩でも、
ちょっとだけしてから、帰るとするか・・・。
以上。
- 2010/08/16(月) 21:18:53|
- 日記
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竜の、日記。
8月8日・日曜・21時、渋谷。
ユーロスペース・レイトショー。
ダーティ工藤監督のDVドキュメンタリー・「石井輝男魂」。
ノーゲストの日で、
客は、多分男性が、7人位だった。
新東宝・松竹・東映でのモダン・アクションから、
「網走番外地」、エログロ時代劇・猟奇犯罪ものまで、
どぎつさと軽快さとを同居させた、
独特の劇映画群を、連発してきた、
石井輝男監督も、この夏で、没後5年・・・。
生前の御本人を、既に無き名画座・大井武蔵野館で、
幾度も、トークゲストとして、お見かけしていたものだ。
エログロ路線のころは、出た女優が、
他監督の班から、嫌われてしまっていた・・・という、
気の毒なエピソードも、今回、作品中で披露されていた。
写真・インタビューの豊富な、
だが動きの少ない、このドキュメンタリーで、
画面がもっともエネルギッシュに、弾んで動いて見えたのは、
皮肉なことに、
「無頼平野」撮影中の、記録映像パート、だった。
主演俳優は、非常に積極的に、
演技や殺陣に、没頭・集中していた。
(まさか彼が、あんなことになるなんて・・・!の声)
8月14日・土曜、午後。
またしても、上野オークラ・新館。
トーク&サイン会の後、
上映3本、拝見。
「未亡人銭湯 おっぱいの時間ですよ!」:
新作。五代暁子脚本・池島ゆたか監督。
上野オークラ新装開店に、合わせて制作された、
いわば、ピンク・オールスターキャスト映画。
題名通り、TVの「時間ですよ」シリーズを意識した、
明るく、コミカルな内容。
主人公は、風呂屋の若き未亡人。
亡き主人役は・・・監督。
今、彼女に惚れてるのは、
かなり歳の離れた、大学教授。
とにかく、お風呂シーンのメンバーが、男女ともにすごい。
イ幸田李梨・里見瑶子も、しっかり出てる。
バーの女役・日高ゆりあ、
お江戸伝統?の、イケメン三助に、メロメロ。
ポイント・サービス商法が出てるあたり、
時代反映、ですなあ。
盗撮?野郎の、存在をちらつかせる、
あの赤い目は、誰?と思えば、
これが、後半に・・・ね。
いくら好きな女性がいても、
脅迫は、ダメ!反則でしょ~。
当然、某強烈女優?により、
たっぷり、お仕置きだベ~!な運命に。天罰。
万事が、割とのどかな、解決(というのか?)で。
やれやれ、ほっとした。
「セックスガードマン すごい腰使い」:
旧作。深町章監督。再見。
里見瑶子・酒井あずさ・鏡野有栖、
川瀬陽太&ベテラン男優2名、出演。
新人ガードマン青年(川瀬)が、八王子へ着任、
宝物蔵の警備に行く。
女は苦手だ、とぼやきつつ、
先輩ガードマンが、女房と、
いちゃいちゃしてるのに呆れながら、
青年も結構、手柄を立てつつ、
自分も3人の女性に、翻弄される、というドタバタ。
里見の女怪盗、忍者装束なのに、
なぜか、「ベルばら」陶酔人間。
ガードマンを、「アンドレ!」と呼ぶ。
「あれは、民衆の叫びかっ!」って・・・
いや、あれは単に、
いちゃいちゃ夫婦が、もだえてるだけだって。
と、いたってのんきな、ライト・エロ・コメディー。
「痴漢警報 ゆび這う車内」:
こちらも、池島ゆたか監督。
日高ゆりあ主演、珍しい?OL役。
不倫相手の上司に、最近、
あっさりと捨てられて、くやしがっている。
そんなとき、アキバ系?らしき痴漢青年に接近され、
怒って、とっつかまえて叱っていた、
その時、事件発生。
自分の過去の、失恋体験とリンクした、
変な幻惑の世界が、現出して・・・?
ばればれのセット・シーンが、逆に、
時空を超えた、夢?の幻惑的効果を、
ささやかに、だがなかなかに面白く、発揮している。
相撲取りVS拳銃男など、無茶を承知の奇想が、取り柄。
一応のハッピーエンドには、なっている。
劇中でも、主人公が言っている通り、
勿論、犯罪行為は、いけませんよ~!
これはあくまでも、<映画>ですからね~。念のため。
21時より、銀座シネパトス・、レイトショー。
東宝の怪奇映画、「血を吸う薔薇(ばら)」を、再見。
何度も観たはずなのに、しばらくぶりに観ると、
どうしてこんなに、ぞくぞく、してくるんだろう・・・?
岸田森という才能、決して、「ファイヤーマン」だけじゃないのだ!
ちなみに、もう1作、出演してるぞよ。
以上。
- 2010/08/15(日) 08:12:57|
- 劇場用映画
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ゼルディアの、衛星通信基地。
ガルス、ゼロ・エックス、ミホ、基地に揃う。
ガルス「(空手ポーズ)やっほ~!おひさ~!ガルスだぜ~!」
0X(ゼロ)「(両手クロスする)ゼロ・エ~ックス!だよ~ん」
ミホ「(手を振る)は~い!皆さん、おひさで~す。ミホで~す」
ガルス「ええと・・・誰だっけ~?」
ミホ「やだ~、こないだ、出たじゃないですか~!」
ゼロ「・・・ああ、ゼルディア姉さんの、家出会見のときの人ね。
ガル「あ、そうだ、司会してたっけ。思い出したっすよ・・・」
ミホ「いやあ、すみませんね~!出番、少ないもんで」
ゼロ「ハナコスさんも、な・・・?」
ガルス「てなわけで、今週は、
Aさんやゼルディアさん達が、夏休み中!なので、
ナビゲーターは、うちらが、代行しま~す!」
ミホ「あ、多いよね~、今の時期。生番組とかで」
ゼロ「アWorker.博士も、休暇中に言ってたな。
3ヵ月ぶりくらいで、チバテレの<夏の嵐>と、
<必殺仕事人V>、オンタイムで観たら、
両方とももう、最終回直前だった、ってさ・・・」
ミホ「ああ、あれね~、東海テレビの、<夏の嵐>って・・・!
渡辺裕之の日焼け刑事と、長塚京三の軍人が、
海辺で、男の決闘・・・ってやつね~。懐かしいわ~」
ガルス「ヒロインの令嬢、高木美保、だったよねえ~。
<長七郎江戸日記>とか、出てた人・・・」
ゼロ「日活ロマンの、赤座美代子さんも、出てたね~」
ミホ「お子様には、ちょっと、早いかしらねえ~?」
ガルス「必殺は、ゲストが下町の玉三郎、で終わってたっすね~」
ミホ「梅沢富美男!ブーム来た頃だったわね~」
ガルス「花屋の政がやっつけるのが、
将軍家の親戚で、遠藤憲一だよ~」
ゼロ「あの、<湯けむりスナイパー>の、な」
ミホ「でも政が、幕府の隠密に見つかっちゃって、
追われて、逃げて、
チーム解散しちゃうんだよね・・・かわいそう」
ゼロ「心配ないよ。今頃<逃亡弁護士>だから・・・」
ミホ「それは上地クンでしょ!政は鍛冶屋になったの! 」
ガルス「チバテレの後番組は、
<大江戸捜査網>あたりに、なりそうっすね・・・」
ゼロ「MXじゃもう、杉良太郎と梶芽衣子版が終わってて、
里見浩太朗御大の時期のに、替わってるよねえ・・・」
ミホ「あの人ももう、助さんじゃなくて、黄門様よねえ・・・」
ガルス「由美かおるさんも、ついに、
入浴シーンから、引退っすよねえ・・・」
ミホ「(しみじみと)そうねえ・・・って、こらこら!
ここはそういう、大人の番組枠じゃ、なかったでしょっ!
戻しなさいよっ!いつもの路線に!」
ガルス「(ニンマリ)・・・あ、そうそう。特撮ドラマ、でしたね~」
ゼロ「村上弘明さんの話、もう少し、していい?」
ミホ「仮面ライダー方面でね!お願いしますよ~!
もう・・・やれやれ、やっと元に・・・」
ガルス「じゃ、ライダーWと、ゴセイジャーあたりで、いいすか~?」
ミホ「(ズルっ、とコケる)始めから、やりなさいよっ!」
ミホ「つ~か、ゴセイジャー、
始めのほうで迷走、してません?」
ガルス「あ~、そうっすねえ。
最初何か、話が気まじめっつうか、
あんまり転がらなくて、カタかったかも・・・」
ミホ「天界の見習い天使が、地上との掛け橋が消えたんで、
帰れなくなって、やむなく自分たち5人だけで、
地球防衛の使命を、やらなきゃならなくて」
ゼロ「防衛戦士としての未熟さを、
宇宙人軍団・ウォースターの悪役達に、指摘されてて、
そこから一歩前進して、って話が、
ずっと毎週、続いてたからな~」
ガル「レギュラーの少年が、どうせ何も変わらない、ってぼやいてたのが、
だんだん、その気になってくるのが、リンクしてるよね~」
ミホ「レオの初期程じゃないけど、なんか、
ユーモアが入りにくい、感じだったのよね~」
ガル「居候先の博士が、少年のお父さんで、
ルネサ~ンス!の、髭男爵の人だったり、
ゲストにさかなクン博士呼んだり、してたんだけどね~」
ゼロ「ギャグが、目立たないんだよね・・・。
設定上あまり、いじれなかったのかな、この時期は?」
ミホ「今一つ、雰囲気が、はずんでなかった気が、するわね~」
ガル「初期の敵グル-プが、宇宙船ごと地球にぶつけようとして、
あっさりやられて、全滅しちゃったのも、そのせいかもな~?」
ゼロ「一人だけ生き残って、新組織に加わったけどね」
ガル「その新組織見て、笑っちゃった!
クールでスマートな、宇宙人軍団の次が、
地底からの、泥くさくてごっつい、
妖怪みたいな、怪人軍団なんだもん!」
ゼロ「お前ら~、<ゲゲゲの女房>から、来たんかい!と」
ミホ「あそこから180度、イメージがらりと、変わったよね・・・!」
ゼロ「圧倒的パワー進攻で、体当たり・破滅傾向の、
ウォースター軍団と比べると、
地底軍団は、姑息な心理かく乱作戦が、得意みたいだね?」
ガル「首相とか、有名なスポーツ選手とか、
人気のあるタレント・チームとかを、
地底に引きずりこんで、さらったり、ね~!」
ゼロ 「青年の恋心を、じゃましたり、とかな~。
あんまり世界制圧と、関係なさそうだけど」
ミホ「イエローの前に、母親のニセモノ、出したり・・・ね!
いやがらせみたい、ねえ」
ガル「地底から出てきたばっかりのときに、
<仮面ライダーG>の向こうを張ったのか、
堂々と、TV局をジャックして、ADさん達操って、
<徹子の部屋>のパロディ番組みたいなの、やってたよ~!」
ゼロ「あれは、笑ったな・・・。
結構知ってるじゃんか!地上の情報」
ガル「怪人たちにカンぺ見せて、キュー!出してる、ADさん達。
すごい職業意識だな、操られてても・・・!」
ミホ「あ、それと6人目の戦士、出たよね?」
ガル「ライオンの頭に変形!かっくいい~。
元は<ジャングル大帝>、かな?」
ゼロ「超古代から、蘇ったにしては、
ツールが、携帯っぽいよな・・・と」
ガル「それは、天使のゴセイジャーも・・・
って、あっちはカードケ-スか」
ミホ「いや、6人目も、カード使ってるでしょ・・・?」
ゼロ「設定、いつも後から、できるんだろうな・・・」
ゼロ「でもあいつ、なぜか、素顔を見せないで、
毎回、言いたい説教言って、一人で去るんだよな・・・」
ガル「ウォースター達が言ってた事を、彼が言ってるんだよ、ねえ」
ミホ「見たい!素顔が。果たしてイケメンなのか、どうか!」
ガル「女性幹部も出てないしな、今回は・・・」
ミホ「で、<仮面ライダーW>、なんですけど」
ガル「こっちは迷走どころか、逆に、
新キャラ投入も、伏線消化も、
すご~い順調、快調!なんすよね~」
ミホ「そして、すでに一つの、クライマックス!だぜ~、と」
ゼロ「おそらく、9月中までで、完成だろうから、
そろそろ、終盤の用意中、だな~」
ミホ「ものすご~く、波乱万丈な展開だったけど、
う~んと中略して、ごくごくかいつまんで、語るとですね・・・
はい、どうぞ」
ゼロ「(ナレーター調に、低い声で)
・・・地方都市・風都の、闇の帝王・園咲家は、
表稼業の、博物館管理とは別に、
謎の科学研究組織・<ミュージアム>を、運営していた!」
ガル「そのリーダーは、怪人ドーパントに変身しても最強の、
園咲家の、パパだった!」
ミホ「パパ・・・ん、まあ、そうだけど、ねえ」
ゼロ「彼ら園崎一家は、
人間が怪人に変身できる、夢のツール、
ガイアメモリーを、開発・販売し、
市民にばらまいて、人体実験的データを、集めまくっていた!」
ガル「そして、ある遺跡を調べて、
何かの力を得ようと、研究していた・・・」
ゼロ「その組織の後継者は、最初、
やり手のビジネス・レディだった、長女と、思われていた・・・」
ガル「怪人化した、その長女を、
白い怪人と化した、男性ドクターが、診察した!」
ゼロ「二人はライダー達と戦いつつ、手を組んで、
ミュ-ジアムの組織を、パパから乗っ取ろうと、画策し始めた!」
ガル「しかし!このドクター怪人は、
警察官警視のライダー・アクセル君の、
家族の仇でも、あった!」
ゼロ「そして、Wとアクセルくんの力で、退治された・・・」
ガル「この頃から、Wもアクセルも、
更なる強化モードへと、移行していった!」
ゼロ「ただし、その使い方を指導する、
謎の黒服の女が、いた・・・」
ガル「立場を失った長女は、組織から追放され、
代わってパパは、二女の姫を、
<ミュージアム>の新幹部に、任命した~!」
ゼロ「長女は、組織の出資者である、
とある財団の、若手幹部のもとに、かくまわれ、
再起を、図っていた・・・」
ガル「一方、もとは街のアイドル的DJだった、姫は・・・」
ゼロ「当初、この組織継承を、大変、いやがっていた・・・」
ガル「一時は、仲の良いフィリップと、
街を去って、家出しよう!と、打ち合わせる・・・が・・・」
ゼロ「ドクターが長女同様、診ている頃から、
既に心身変貌の、兆候があった・・・」
ガル「そしてついに、本格的に、
ゼロ「その力と、組織への責任とに・・・」
ガル・ゼロ「・・・目覚めてしまった!!」
ミホ「あの辺、二女姫の性格変貌が、
ちょっといきなりで、唐突、なんだけどね・・・」
ガル「その過程でわかった、意外な事実!」
ゼロ「Wチーム、ハーフボイルド探偵・翔太郎君と、
その相棒、情報検索の、フィリップ君は、
組織を逃げ出して、処刑された、
科学者の遺言に、大ショック!」
ガル「記憶になかった、検索もずっとできなかった、
フィリップ君自身の、正体とは・・・(ごくっ)」
ゼロ「・・・そう、園咲家の、もう一人の息子、だったのだ!」
ガル「ガ~ン!
じゃ、長女や二女姫と、兄弟じゃん!!冬ソナかよ~!って」
ミホ「道理で、お互い、他人の気がしなかったわけだ・・・」
ゼロ「やがて、その事実と、二女姫が怪人幹部だという事を、
フィリップも、知ってしまい、
兄妹駈け落ちは、中止になった・・・」
ゼロ「性格が完全に、皮肉に変貌した二女姫は、
ドーパント怪人達を率いて、大暴れ・・・」
ガル「ライダー達とも、姉とも、対立抗争開始!」
ゼロ「しかも、あの謎の女、シュラウドは・・・」
ガル「ライダー・アクセル君に、園咲の長女が、
アラ知らないの?、と、
あっさり、明かしたんスけどね・・・」
ゼロ「母親、だったんですよ。長女・二女・フィリップ君の」
ミホ「あ、やっぱり、ってね~」
ガル「アクセル君や、例のドクターに、
ガイアメモリーや変身・強化道具を渡していた、理由も・・・」
ゼロ「亭主や、ミュージアムのあり方に、
ついていけなかったから、外から、止めようとした・・・」
ガル「でも、変身と超能力を、手に入れたドクターは、
野望にとりつかれて、暴走してしまった・・・」
ゼロ「一方、その力を、アクセル君は、
最初こそ、復讐のためだったけど、
ドーパント退治と、正義のために使っていった・・・だね」
ガル「結局、原因はほとんどが、
一家族の内輪げんか、だったんですね~」
ゼロ「風都の住民には、迷惑なケンカだったよな~、と」
ミホ「はい、結構です。大変よくできました。
かくて、長女VS二女VSその弟、
仁義なき乱戦に、突入ですね・・・。不幸だな~」
ガル「で、大阪もンの、スリッパ探偵所長も、
どうにもできない、悲劇の状況下・・・」
ゼロ「ついに、ごく最近、
最大の謎の扉が、開かれたんですよ~!!」
ミホ「・・・え?まだ、何かあるの?」
ガル「きっかけは、博物館長こと、園咲パパを尊敬する、
インディ・ジョーンズ風の女性が、
ライダーWコンビの探偵達に、
園咲パパが失くした、
ミュージアムの遺跡の力を、発動する鍵を、
探してほしい、という依頼からね」
ミホ「うんうん」
ゼロ「その過程で、もっと恐ろしい事実が、判明したんですよ・・・」
ガル「その遺跡の、井戸みたいな穴に、
幼い頃に、フィリップ君が・・・」
ミホ「・・・ま、まさか・・・」
ガル「落ちて、一度死んでた、
でも生き返った、っていうんだよね・・・」
ミホ「えええ~?!うそ~!
じゃ、もしかして、その遺跡の穴には、
人間再生力の、エネルギーが?」
ゼロ「・・・いや、再生力というより、ですね・・・」
ガル「園咲家の、説明によるとですね、
特定の人が、この世で最強最大の、
<ミコ>になれる、力、なんだそうですよ・・・ね」
ミホ「ミコ?ミコってあの、神社の、ミコ?」
ガル「ええ、大体、そんなような。
最強の、神の力を受ける、ミコ、なんすよ~」
ゼロ「そして今、発掘を担当してきた、園咲家の実力者で、
年齢も若く、女性で、
そのミコの、最大の候補者とは・・・?」
ミホ「・・・二女の、姫!?」
ガル「はいっ!正解で~す!おめでとうございま~す!」
ミホ「め、めでたくないっしょ~!!冗談じゃないっ!
世界、めちゃくちゃになるでしょ~!!すぐやめさせてよ!」
ガル「そ、それがですねえ・・・
園咲ワルパパは、園咲一家の全メンバーを集めて、
フィリップ君を、いわゆる、いけにえにして・・・」
ゼロ「あの井戸に、彼を落っことして、
二女姫に体ごと、吸収させて・・・
二女姫をミコ化する儀式を・・・」
ガル「・・・とうとう、行なっちゃったんですね~!あの親父」
ミホ「あああああ~、もう、やっちゃったの~!!!
は、破滅だ~!!」
ガル「でも、探偵君と、フィリップ君の思いとが反応して、
相棒パワーで、ライダーWが再生して!
怪我してたアクセル君も、協力してくれて」
ゼロ「園咲家のワルパパは、倒されて、変身メモリー壊れて。
炎の中で、自滅したんですけど・・・」
ガル「フィリップ君も、無事もとどおりの体に、戻ったンすが・・・」
ゼロ「屋敷ごと、焼け落ちたんですよ、遺跡が・・・」
ガル「長女は生きてて、二女姫は・・・ね?」
ゼロ「現場から死体が、見つからないそうです・・・」
ミホ「という事は・・・ミコに?」
ゼロ「不完全体、でしょうけどね。おそらく・・・。
フィリップ君を、吸収しそこねましたから」
ガル「<ドラゴンボールZ>で、人造人間吐きだした、
セルみたいな、もんスよね~」
ゼロ「そういうこと・・・だね」
ミホ「あ~、それでね。
園咲パパが失くしてた、鍵って、何だったの?」
ゼロ「あ、<はけ>でした。発掘作業用の」
ミホ「・・・はけ?」
ゼロ「子どもたちの小さいころの、サインが入った、はけ、でした・・・」
ガル「それを儀式のとき、手元に、置いておくつもりだったようっす。
「家族が仲良かった頃の、思い出に、って・・・(涙)」
ミホ「あのボスにも、人間らしい思い出が、あったんですね・・・」
ガル「だったら、一度死んでた息子を、いけにえにすんなよ~!って」
ミホ「終盤は、ライダー達や、長女と、
ほぼミコ化した二女との、戦いになりそう・・・ね」
ガル「いよいよ、大詰めだな~!」
ゼロ「財団幹部の男は、どうなったのか?気になるな~」
ミホ「あの、ところで、あれは、観たの~?」
ゼロ「あれ、って?」
ミホ「・・・うん、MXで、日曜に放送中の・・・アレ」
ガルス「あ、<ファイヤーマン>っすか~?」
ミホ「それ、それよ!どうだった?」
ガルス「う~ん、2度くらい観ましたけど、
あれは、ねえ・・・」
ゼロ「SF冒険ものとしては、理科系の説明があったり、
岸田森さんとか、アカレンジャーさんとか、
渋い俳優が揃ってるのは、
悪くないんですけど、ね・・・」
ガルス「海底を探索する、魚型の潜水艦とか、水しぶきとかは、
まあまあ、いいんですけど~」
ゼロ「ファイヤーマンのボディーが、
腹筋割れてるのが、ねえ」
ガルス「宇宙人っぽいマスクは、好みなんスけど、
腹筋の掘りは、要るんでしょうかねえ?」
ゼロ「そもそも、宇宙人じゃなくて、
地底人なんですけどね、ファイヤーマンは。
古代怪獣の造形も、ちょっと、ねえ・・・」
ガル「何か、丸っこくて、可愛らしいんで、
迫力が無いんすよォ・・・」
ゼロ「怪獣にリモコンを付けて操ってる、インベーダ-が、
昔のドラマの、安っぽい、ニセスパイみたいで・・・」
ガル「つうか、緑色に溶けたり、
ミラーマンのインベーダーと、まるで一緒だよな~!」
ミホ「あ~、そうなんだ・・・
何だかイメージが、ゆるい感じみたいですねえ」
ゼロ「調査隊・SAFのスーツも含めて、
あれもこれも、どうも、いまいちで」
ガル「まあ、でも、貴重な存在ではあるよね・・・」
ガル「これ、アWorker.博士は、
昔、初放送で、観てないんすか?」
ミホ「かすかにしか、覚えてないんだって。
最初は<サザエさん>の、裏番組だったから・・・って」
ゼロ「MX放映の今も、そうなっちゃったですねえ・・・」
ガルス「あれれ、劇場版まで、話が進まないまま、
こんなに時間、たっちゃたっすよ~!」
ゼロ「TVシリーズの話が、たまってたからなあ」
ガルス「みんな、ごめ~んっ!
それはまた、この次にね~!」
ミホ「タイトルに偽りあり、じゃないの~!もおう~!
スケバルマンA~!ゼルディア~!早く帰ってきて~!」
ゼロГゲルゲーゲルも、な・・・?」
つづく?
- 2010/08/11(水) 15:21:26|
- 特撮
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経師屋の、日記。
8日午後、新宿・シアターTM。
冬の<河口湖映画祭>関連で、
阿部誠監督出品作、2本立て上映あり。
はるばる真冬に行くより、楽なので?来た。
(夕張よりも、近いし・・・ね、の声)
いつもはカンフー映画や、新撰組もので会っている阿部監督だが、
こちらでは、ハートフルなドラマ中編を披露。
河口湖映画祭では、シナリオコンクールがあって、
選ばれた脚本をもとに、新作が、
地元界隈で、撮影されている。
ゼネラル・プロデューサーは、地元の町長だとか。
よって、富士山や河口湖、登山鉄道の駅など、
名所や施設が、登場する。
1本目、「湖(うみ)の観覧車」。
・・・は、以前一度、予告編を観ているかも。
両親の離婚で、母親は実家の静岡へ。
もうすぐ別れ別れになる、父と娘が、
高速道路移動の途中、
思い出の河口湖畔に寄って、
一日を過ごす、お話。
父は音楽雑誌関係、割にのんびりした性格。
だが、娘と別れる事が、やはりつらそう・・・。
玩具の観覧車を、2個も水に沈めるあたり、
かなりセンチメンタルな、パパなり。
娘は高校生位、
憎まれ口をたたく現代っ子だが、
意外にも?クラシックが好み。
母は職業不明だが、
キャリア・ウーマン・タイプらしい。
昨日までの夫が、娘を途中下車で、誘拐?したと知るや、
あわてて警察を呼ぶなど、
やや心配症で、神経質な感じなり。
となれば、大体の人間関係と、展開は・・・見えたも同然。
ほぼ予想通りの、一応の心理的和解と、
静かなる別れとに、ドラマは収束する。
大きな驚きはないのだが、
子持ちのお父さん達が観ると、泣けてきそうな。
唯一、ユーモラスな見どころは、
浅川芳恵の、ボート場番人女性。
人の話を聞きもせず、ゲームに夢中。
やる気あんのか?こいつ・・・という、軽いおかしさ。
俳優・羽場裕一氏が、
わけありで河口湖畔に越してきた、バーのマスター役で出演。
2本目、「小さな大きな富士山と」。
主人公役は、以前、新撰組作品で、
独特な沖田総司を演じた、天野芽衣子。
今回は、東京から、故郷のいちご農園へ里帰りに来た、
いかにも、調子のよさそうなヒロインを、
いきいきと、明るく楽しく、好演。
IT学校に英会話、演劇、ネイルアートと、
あれこれと、いろいろ学んで、やってはいるのだが、
どれもいまいち、ものにならずで。
ちょっと、めげている様子。
いかにも典型的に頑固そうな、父親。
娘がたびたび、お勉強の鞍替えをしているので、
「また、逃げてんだろ?」と、
ことごとく、見透かしている・・・。
さすが、親。
父母と同居していた、祖母は、
このころすでに、自らの希望で、
老人介護施設への入居を、準備していた。
祖母(超ベテラン・花原照子女史演ず)は、
毎日、美しい富士山を眺めるのと、
孫娘がいつか、役者でテレビに出るのを待つのが、
人生の楽しみに、なっている様子。
演劇をやめかけているのを、
おばあちゃんには言い出しにくい、孫娘。
さて、一家は祖母を、施設へと送る。
が、あいにくと、
富士山が見える側の部屋が、人気で、満杯。
たちまち、言動の調子が、悪くなってくる・・・が。
と、このような状況下、
彼女は、これまでの経験を生かした、
ささやかな、実家・稼業の改善プロジェクトを、
自発的に、始めるのだった・・・。
このあたりが、花さかじいさんならぬ、
花さか孫チャン、という感じで、
ちょいと面白く、ほほえましい光景、なり。
いちご園の一部リニューアル、富士のネイル(!)など、
可愛らしいアイデアが、良い。
お父さん役・村野武範氏の、
「食いしんぼう万歳!」出演歴をもじったシーンが、登場したり。
「飛び出せ!青春」で共演した、剛たつひと氏が、
老人ホームの施設長役で、登場していたり。
楽屋落ち?シーンも、往年よりのファンには、嬉しい眺め。
TV画面に、阿部監督過去作品のシーンが、映っている。
前作(1本目)とも、平行世界的リンクあり、とみた。
先程のボート番人役、浅川芳恵が、
突然出てきたシーンでは、場内に爆笑が起きた。
こちらも、大きな飛躍こそないが、
ちょっと小粋な、気分的にほっとする作品、なり。
以上。
- 2010/08/09(月) 00:37:51|
- インディーズムービー
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左門の、日記。
土曜の午後から、
ようやく、ゆっくりしている。
この1週間も、いろいろあったのだが、
後刻、徐々に、書き足すくことにする。
先週、一番驚いたのは、
ピンク女優・小川真実女史の、
唐突すぎる、ピンク引退宣言、かな・・・と。
できたてほやほや、
上野オークラ・新館、
8月7日・土曜、初イベントでの、
本人による、突然の発表。
周囲でも、誰一人、知らなかった模様なり。
皆、驚いていた。
旧館の特集上映で、
明るい未亡人風俗レディー役のを、観たばかり。
かなり長い期間、現役でやってきた人なので、
惜しいな・・・と。
仮にピンクで無くとも、女優は、続けてほしい人なのだが。
新館公開中の「奴隷船」が、卒業作品になりそうだ。(注1)
なお、この日はゲストに、
記念すべき初トーク登壇者として、加藤義一監督(注2)、
佐々木麻由子(注3)・ほたる(注4)・しじみ嬢(注5)らが、
小川真実女史とともに、来場。
浴衣姿の女優、こちらも納涼気分。
サイン会もあり、場内は大いに、盛り上がっていた。
昨日(7日)の夜は、そのまま、
花火大会へダッシュ、
やっと、観れた・・・。
気分、おおむね、すっきり。
今日は、半日、寝て休んでいた。
さて、ちょっとだけ、活動してくるか・・・。
以上。
[夏は・・・浴衣]の続きを読む
- 2010/08/08(日) 13:33:49|
- 劇場用映画
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ただいまより、記者会見を、中継させていただきます。
代表者代行秘書、です。
ごぶさた致しております。
ただいま現在、当ブログの代表者(著者)は、
7月31日以降、ほぼ連日、
公私ともに、超ハイ!!な多忙状態が、続いております。
それらの用向きの中には、
熱中症激化と、いわゆるお盆進行準備等による、
仕事上の、体力消耗、
又、急きょ開かれた、
地デジ対策等に関する、臨時の<第三次親族会議>・・・
そして、このブログの記事の、まとめ書き時間・・・
などなども、含まれております。
そのため、
ここ1週間ほどの日記・文章を、書きあげつつ、
すべての日程を消化する、
時間と、気力と、体力が、
現在、大幅に、不足!しております。
なお、代表者の近況ですが、
「早く、花火大会をちゃんと、観たいよ~!!」
「今年はいったい、いつ、観れるんだァ~!?」
「例年より、スタミナドリンク飲む量、増えてるぞ~!」
「やあ、お暑うございます・・・」
「顔見知りのじっちゃん達、大丈夫かな・・・?」
「<新ハングマン>・早乙女愛さん、フォーエバー!!」
「旧・上野オークラも、フォーエバー!!新館も行くからね~!」
「夏男・桑田~!お大事にな~!!」
「立教新座・<映身祭>のみなさん、
もうちょっと、がんばりましょうね~!」
などと、連日のように、
就寝前まで、つぶやいております状況、です・・・。
この状況は、今週末頃まで、続く見込みです。
状況復旧のめどは、いまだに、たっておりません・・・です。
代表者につきましては、
来週はちょっと、数日間ゆっくり、
公私ともに、休みを、取らせていただきたく存じますので。
皆様、あしからず、ご了承くださいませ・・・。
以上で、本日の会見中継を、終了させていただきます。
ありがとうございました。
追伸 :同日
インプロ劇団のみなさん、ありがとう!
いい気晴らしになりましたよ。
[夏は・・・休暇中]の続きを読む
- 2010/08/06(金) 07:51:35|
- 休載のおしらせ
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政の、日記。
8月3日・火曜。
18時40分より、21時45分頃まで、
渋谷・アップリンクファクトリー(1F)。
立教大学新座校舎より、はるばると出張の、
学生グループによる、自主映画イベント、
<立教大学 [映身祭 2010]in渋谷>。
2006年春より、立教大には、
現代心理学部映像身体学科、というものが、あるそうな。
ようするに、そこの授業内容の延長上として、
演劇パフォーマンスや、自主映画制作により、
心理的効果を研究しよう、という、
おそらくはそういう、試みなのだろう。
去年の秋、池袋の立教大を訪問したところ、
映画関係の主力は、新座校舎に移ったらしい、と知ったのだった。
「しがらみ学園」とか、やっていたのも、今は昔。
渋谷なら割と近いし、ちょうどいい、と思って、
この機会を、待っていたのだ。
学校・学生関係と、アップリンクの通人常連が多い模様の、
お客を満員近く入れて、時間になった。
こういう上映会では、毎度おなじみの、
携帯・アラーム等をオフにする旨の、場内注意事項が、
男子学生2人により、説明されるのだが。
その時点から既に、<演劇>が、始まっていた。
説明開始にあたり、
「俺が言うんだ!」「いや俺が!」
と、漫才調の台詞が始まり、
たちまち、器械体操のごとき、つかみあいの喧嘩劇になる。
そういう、パフォーマンスか。苦笑。
そのすぐ後に出てきた、男子2人も、
もう一人の、Gパン?女子学生をめぐって、奪い合い。
「俺の彼女だよ!」
「違うよ、俺の!だよね~?」
「どっちも、違うって!」などと、
器械体操劇が、延々と続く。
まあ、あれだ、
下北沢あたりの小劇場か、吉本系劇場で、やりそうな感じ。
面白いには面白いが、まだまだ動きに、
なめらかさが足りず、硬いかな、と。
むしろ新人達にしては、スムーズに動けてるかな、と、みなすべきだろう。
軽くドタバタな、前座も終わり、
5本のDV作品、上映開始。
途中休憩が、一回入る。
「つとめての帰り道」:鶴岡O子監督(注*漢字が出ない・・・)
女性っぽい、お姉様なしゃべりかたをする、
男性が、家事をしている。
横に、若い男が寝そべっているので、
最初、同居中のゲイ・カップルか?とも思われたが。
祖母の死による、帰郷の話が出てから、
あ、兄弟なんだ・・・と、気付いた。
わかるまでに少々、時間がかかった。
出だしで、その事に何も触れていないのと、
そこまでの進行が、ゆっくりゆっくりで、
やや長く、感じた。
で、身支度をした二人が、
家を出発するところで、スタッフ表示。
え~、あれだけ引っ張っといて、
そこで、終わりなの?
と、ずっこけた。
そこからが、ドラマだろ~!と。
まあ、悪くはないんだが、
何だか、置いてかれたような、気分なり。
「クーラン・オプティック」:佐々木健太監督
一番、わけがわからなかった。参った。
女子が主役で、
川べりや夜の公園、朝の池袋などを、
なにやらぶつぶつ、つぶやきつつ、歩き回るのだが。
台詞・モノローグが長い上に、
音がよくないので、
何が何だか、さっぱり・・・。
人間関係も、よくわからない。
あのホームレスは、誰?
あの中年男性は、父親?
やや皮肉げ?な青年と、
朝、自転車で疾走するラストのみ、
妙にさわやかで、ちょっと、いい。
「顔面」:新津伊織演出
ここの1期生の作品、特別招待上映。
紙芝居の紙に、丸い穴が。
そこから顔を出しては、キャラを演じてゆく、
面白い大道芸人に取材した、ドキュメンタリー。
バブル崩壊や、事業失敗で借金、
奥さんとともに再起、
助手も志願者が来て協力、
TVの仕事も自分で交渉、という苦労人。
子ども向けには冒険活劇、
平日には大人向きに、ちょいエロ?ネタも披露。
どれも、面白いのだ。
とにかく、愉快な芸で、
観ているわれわれにも、大ウケだった。
欲を言えば、
公園等で観ている、観客と演者・監督らのやりとりを、
もう少し、観ていたかった・・・。
「引力珈琲」:小林大輔監督
優しすぎる女子大生、
失恋後の、未練心のひきずりと、
そのゆるやかなる解消までを描く、
淡いといえば淡い、
ささやかな?キャンパス恋愛模様、良心作。
しかしまあ、前の男をひきづりつつも、
すぐ隣にいる、年下らしき青年に、
何だか気のありそうな?そぶりを見せているあたり、
男性的には、ちょっと、ね・・・。
TVの女性向けドラマで、いかにも、ありそうな印象で。
折り紙のシーンなど、悪くはないけど、
全体にあまり飛躍もなく、収まって終わりなのが、
やや食い足りないかも?と。
「疾走深夜」:八木下雄介監督
最初、薬物(大麻か?)でラリってる青年像を、撮っているあたり、
赤い照明と、揺れるキャメラが、それなりに効果を発揮。
それから、外へ出て、売人らと会い、
世の中なんて、ろくなもんじゃねえよな、と、
煙草で一服しながら、へらへら笑って、語らう青年。
これは、ドラマを期待させる。
そこへ、昔の知人らしき女性が、
どこからか、街に帰ってきて、
急に青年と、再会。
何か、長い旅にでも、出ていたのだろうか?
それとも・・・もっと、とんでもない所にいた、とか?
その辺も、興味をつなぐ。
だが、しかし、上記2要素に関する話題は、
その後、まったくどこかへ、うっちゃられてしまい、
何ら、ドラマとして語られることが、なくなってしまう・・・。
なぜだ~!?
下宿の廊下で、キャメラが引いていって、
不意に青年が、ダッシュで出てくる所は、
ちゃんと緊張感が引っ張られていて、いい。
しかし、公園トイレ前での、凶悪犯登場は・・・
唐突すぎる。
そして主役男女とは、さして、からまぬまま、
その人物は、去る。
ある日のすれ違い、という感じで。
そこまでのドラマは、まったく、ふっ飛んでしまう。
で、何となく映画は、終わってしまう。
ああ、またしても、置いてけぼり!
コンパクトな、サスペンス・アラカルト。
その場その場で、不意打ちするやり方は、面白いが。
逃げ足が、早すぎる。
中盤のお話に、一応の結末は、
つけてほしい気も・・・する。
題材・エピソードがユニークな、「顔面」を除くと、
皆、まだし、まだし、といった感じ。
「もっと掘り下げられるはず、面白くなるはず」と、
指導のトーク3監督も、ご不満が多い様子で。
技術・構成的な事は、これから学べば、
だんだん身につくのだろうが、
もう少し、題材を料理するにあたって、
それこそ、せめぎあい・つかみあい位に、
思いきり突っ込んで、やってほしいものなり。
追記:
8月4日、水曜夜。
渋谷のイベントスぺ-ス・ザナドゥー。
(まさか2夜続けて、
渋谷に行くとは、思わなかったな・・・の声)
ここでは、演劇・芸人大会・自主映画入りの、
摩訶不思議なライブ・イベントが、挙行されていた・・・。
<「USU」~ インプロワンダーランド>。
結果として、これは伺っててみて、大いに正解!だった。
会場内に入ると、開始時間前から既に、
バー&仮装大会風の、遊園地のごとき、
パーティー状態が、始まっていた。
ミニ・マジックショー、ダンスなど、
雰囲気は大いに、盛り上がっている。
場内の案内係は、ラビット衣装。
飲み物を注文、やがて開始時間に。
「誕生日でも、何でもない日に、乾杯~!!」
という、愉快な始め方。
「携帯、アラームおよびポケベルは・・・」
「あ、30年前のネタか・・・」等、
さっそく、笑わせてくれる。
(内田栄一の芝居と、兄弟?みたいだな・・・の声も)
<映身祭>が、最初に舞台劇も入るとはいえ、
あくまでも、学生映画お披露目が、主体なのに対し、
<USU>でのメインは、
観客をも、参加者に巻き込んでの、即興劇。
「不思議の国のアリス」の世界をベースに、
ドタバタ・コメディー調で、進行。
その過程で、舞台芸人ライブと映像も、
入ってくる、というもの。
観光案内のように、場内各所を移動しながら、
観客にも、場面の都度、<想像力>を要望する、
という趣向が、面白い。
硬くなりかけていたン脳内思考を、やわらかくほぐし、
即興劇の場面が、描こうとしている光景を、
自分達の想像力で、補強せざるを得なくなってくるのだ・・・!
たとえば、あるリクエスト・コーナーで、
「バブル!」と言われたら、
即座に、ミニ舞台の一角で、5人位のTシャツ男女が、
お札を撒き、遊びまくる姿を演じ始め、
観客はその時代の光景を、イメージしてみる、という具合で。
さらに、観客がチケット用紙に、<一言の台詞>を書いて、
係が集めておき、
一部即興劇のシーンで、舞台にばらまき、
演者達がその中から、台詞をチョイスして、
その場で読み、演じながら、劇の筋を作ってゆく、
という技も、披露。
「あれは何だ?!」と、書いておいたら、
ちゃんと使われていて、笑った。
筋から予感?したとおり、
芸人大会を見ては、「首をはねよ!」連発の女王様も、しっかり登場。
(その割に結構、笑っていたようだが・・・?の声も)
どっかで観たチェリーボーイ芸人、
お米の歌を歌うラッパー?芸人、
田中邦衛そっくりの風船芸人、
などなど、ゲストもなかなか、愉快。
終盤はなぜか、海底世界の恋と、
未来の「ドラえもん」メンバーズ再会が、結びつくという芝居に。
空腹絶倒、だった。
いや~、ええもん、参加させていただきました。
去りがたかったですよ。ハイ。
以上。
- 2010/08/04(水) 07:17:44|
- インディーズムービー
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鉄の、日記。
ピンク映画・近況。
上野オークラが、近所にお引っ越し。
もうすぐ(8/1)閉じる旧館で、
特集上映、敢行中。
全部観たかったのだが、
7月29日(木)の分と、31日(土)とで、
合わせて、半分の本数だけ、やっと観れたのだった・・・。
チラシの文句を見ると、
「人類初のピンク映画監督 小林悟特集!」などとある。
(ネアンデルタ-ルか~ッ!の声)
7月29日・木曜。
引っ越し前に、旧館で、
普段の平和な?場内を、見ておきたくなった・・・。
実際、平日の場内は、概ね、静かなものである。
で、1600円で、3本観た。
「色情下宿妻 締め具合」:池島ゆたか監督(エクセス)
これ、好みの作品。
主演美女・平井由美の魅力が詰まった、1本。
80年代後半頃の、撮影か。
なんとなくハングマン、と思ったのは小生だけか?
(ヒロスケの曲が流れてる、初期のやつだな・・・の声)
ノッポの若手カメラマンと、小柄な作家志望、
夢ある男2人の、同居部屋にしては?
下宿部屋が、白っぽく明るく、小ぎれいで。
壁には、アラン・タネール映画特集の、ポスターが見える。
やってたなあ、アテネ・フランセや、旧・ユーロスペースで。
新宿野良猫娘・平井の、
やや当時のモデル風な、赤い衣装も、
あの時代の空気を、感じさせる。
2人の男の住まいに、彼女が転がり込んでから、
それぞれ、運が回ってくる。
カメラマン青年は、モデルの恋人(吉行由美)と別れ、
モデルは、大物写真家(池島)のもとへと、去った。
2人は、出世するけれど、
どちらか一人は、選べない・・・。
そしてまた、どこかへ、去ってゆく・・・。
今はどこで、どうしているのだろう?
届かぬ男の、手紙文・・・。
切ないなあ。思い出。
インターネットも、無い時代だったから、ね。
「福マン未亡人 男が欲しい」:渡辺元嗣監督(新東宝)
2つの風俗営業所で、ライバル同士、
風俗レディーの、顧客争奪&移籍合戦。
張り紙の店名呼称が、両方とも、
某ジxリアニメの、もじりらしい。笑える。
主役は、小川真実の、明るくてめげない、未亡人。
亡き主人の夢だった、マイホーム資金のため、
テレホン・エロも、出張風俗もやる、たくましさ。
終始コミカル、結構、人情喜劇路線。
中年店長男性の一方が、最初、おネエっぽいキャラだが、
小川のいないところでは、男キャラに戻ってる。
どうもひそかに、彼女に惚れてたらしい。両刀使い?
ちょっと、気になるのは・・・
林由美香の風俗ガールが、一時、
小川や、杉原みさおらと同じ事務所に、入っているはずなのに、
対面するシーンが、まるで無い。
多忙期だったので、完全な別撮りにしたのか?と。
「痴漢トラック 淫女乗りっぱなし」:関根和美監督(OP映画)
町田政則の、中年トラック・ドライバーが、実質的主役。
モデルは明らかに、菅原文太主演の、
東映映画「トラック野郎」シリーズ路線。
女房みたいに、つきあいの長い風俗女史に、
求婚しつつも、金を借りてる、
そこらはいいかげんな、トラック兄ちゃん。
弟分のドジがもとで、こわ~い組織のボスから、
トラックである物を、運ぶ<仕事>を頼まれ、ピンチに。
いつのまにか、同乗していたのは、
そのボスの、女(佐々木基子)・・・。
という、「トランスポーター」な展開に。
と、いう以上のものは、ほとんど何も無い、
わかりやすい、デコトラ・ロード・ムービー。
切羽詰まった状況の割には、
のんきな?解決と、あいなるのだった。
7月31日・土曜。
仕事・昼食の後、上野へダッシュ。
客席は既に、白髪のおっちゃん達や、
同世代ピンク・ファン等で、ほぼ満席に。
脇に座って、鑑賞。
超ロングランナー・小川欽也監督の、
怪談映画を2本、プレミア上映。
時間の都合で、2本目の「怪談 バラバラ幽霊」(1964年)のみを、
途中より、再見す。
通常料金でそのまま、その後に来るピンク3本も、観れるのだ。
懐かしきモノクロ・パートカラー、
さすがに古いフィルム、カラー部分が皆、オレンジ色。
大人っぽくて、エネルギッシュな、
俳優・女優達の怯え方が、素晴らしい。
つい、涙・・・。
大井・亀有時代を、思い起こす。
あそこいらでも、こういう怪談もの、特集した週があったよなあ・・・。
引き続いて、一日早いのだが、クロージングの舞台挨拶。
しのざきさとみ・イ幸田李梨・AYA・佐倉萌、
および小川監督が、ずらりと壇上に。
やや遅れて、伊藤清美女史も、駈けつけた。
現役支配人が、司会で進行。
大入り満員を、大変喜んでいた。
小川監督トークは、遠くのラジオ放送みたいで、
ちょっと聴き取りにくいのだが、
いろいろ、面白いエピソードがあるようだった。
(売っていた刊行物にも、インタビューが。
すごい、豊富だ・・・の声)
トークによると、ここはなんだかんだで、
相当な長~い年数、営業してきている模様。
元・上野東映だったのでは、との事。
つまり当初は、一般映画館だったわけだ。
だからピンク初期の、「肉体市場」等は、
別な小屋で、かかっていたらしい。
黎明期の上映記録などは、上野オークラにも、
さすがに、残っていないそうな。
ともあれ、にぎやかに終われるのみならず、
すぐ隣近所に最新鋭の新館まで、オープンできるというのは、
閉館・消滅相次ぐ、ピンク映画館においては珍しく、
うれしいことである。
8/1(日)には、できたての新館で、なんと、
女性客限定上映&トークも、やるとか。
どんな話、してるんだろう・・・?
正式オープンは、4日。
新館での、意欲的興行展開に、期待したい。
イベント後に、3本観て、帰る。
「監禁の館 なぶり責め」:竹洞哲也監督
沢井真帆・イ幸田李梨・AYA、他、出演。
・・・こ、これは・・・女優・男優達の扱いが・・・
相当、ひどい扱いだ。
えぐい。えぐすぎる。
まったく、鬼だな、竹洞。
バンパイアみたいな、やたらに人をぶつ、
親のせいで?遊び方が狂った女が、
あまりにも、こわすぎる・・・。
番人の小男も、不気味だ。
彼らのために、渋谷から、
玩具にさせる者達を、さらってくる姉も、かなりイカレてる。
皆、調教で<犬>にされたり、
森のかかし?にされたり。
主演男優を窓ガラスに、体当たりさせたり。
裸で川や野原を、走りまわらせたり。
とどまる事を、知らない・・・。
SMというより、ホラー。
もう、むちゃくちゃ。
たしかにかなり、刺激的だが、
これじゃ、あまりにも、救いがないよ。
せっかく出てきた、サーモン鯖山の、
出番が少ないのも、不満あり。
もう少し、動かせなかったのだろうか?
「人妻発情期 不倫まみれ」:工藤雅典監督
小松友里・朝吹ケイト・佐倉萌・川瀬陽太、他・出演 。
冒頭、人目もあろうに、
向こうに人の大ぜい見える、公園の木陰で、
大胆にも、直立のまま、行為に及ぶ、
中年男と、女。
主人公は、買い物依存症の、人妻。
大手金融機関の旦那は、仕事一辺倒の、DV野郎。
やがて、多額のカード借金がばれ、
夫は、離縁話を言い出す・・・。
そんな満たされぬ日々の中、
熱帯魚の店で、ふと出会った、
別な金融機関の、若き男性(川瀬陽太)。
主婦には伏せていたが、彼は、
借金の取り立て屋で、風俗稼ぎのあっせん屋。
やり手の女性店長の下で、ビジネス・パートナーとして、
10年間、働いていた。
ここで時折、会うことが、
二人にとって、憩いのひとときに、なっていった。
だが、ある日、二人は互いの正体を、知ってしまい・・・。
80年代後半から、90年代初頭にかけての世界。
カード地獄が、世間で盛んに言われ始め、
まだ携帯が、それほど普及してなかった頃の、作品。
でもこれ見ると、まだまだ、バブルな感じだよなあ。
OAのコンピュ-タが、皆まだ、
白いプラスチック・ボディーの、デスクトップ型なのは、
さすがに、時代を感じる・・・。
なお、熱帯魚の店長役は、
元・コントチーム<怪物ランド>の、赤星昇一郎。
「性感療法 白衣の愛撫」:片岡修二監督
しのざきさとみ・伊藤清美・水鳥川彩・下元史朗・池島ゆたか、出演。
中年映画監督、EDになって、医院へ。
伊藤清美が、ドクター。
看護師も協力して、なんとか直そうとするも、
なかなかうまく、回復せず・・・。
監督故、妄想シーンはいろいろと、浮かんでくるのだが。
愛妻家だが、妻にいわせると、
いまだに、だらしないらしい、
古いつきあいの脚本家(池島)が、友人。
脚本家の妻との、ひとときの浮気?も、
やむを得ず、テクニックだけで行なう、状況。
ラスト、皆それぞれ、一様に、ため息。
なんとも、しまらない。
中年層にしかわからない、ぼやきだらけで。
あまり、元気が出ない、お話だった・・・。
追記:8月11日(水)
さて、それから、めでたく新館がオープン。
8月7日・土曜に拝見した、
今回の新館初、新作初上映作品は・・・。
「三十過ぎの人妻 午後の不倫タイム」:加藤義一監督・城定秀夫脚本。
いきなり、しじみ嬢扮する、天国の天使が、
スクリーンから観客に向かって、
可愛~く、自己紹介。
が、この天使のしている、
仕事、というのが・・・えっ?
地上の人間達の、モニター観察で、時間つぶししつつ、
人間達の寿命をつかさどる、ロウソクの炎の、番人だって?
それって、たしか・・・
地獄の番人の、仕事じゃないのか~?!
と、つっこんでしまった。
で、この天使の大ドジで、
うっかりロウソクの火を1本、消してしまい、
すぐに死ぬ予定の無かった、
中年主婦(佐々木麻由子)が、突然死!して、
魂が天国の門に、来てしまう。
事態を知って、地獄・極楽判定の門番役人(男性天使)に、
カンカンになって詰め寄る、主婦。
さあ、大変。
神様に、怒られる・・・と、おびえる天使。
さらにまずいことには、その後、この男女天使が、
ある愛の行為(大体わかるね?の声)に、時間を取られて、
対策・対応が遅れ、
主婦のもとの身体が、夫(なかみつせいじ)により、
火葬されて、骨のみになってしまった事。
「旦那のところに返してよ!」と怒る、主婦の魂。
さあ、どうしよう?
そこで、天使が一計、
ちょうど予定通りに、タイミング良く?急死したばかりの、
人物の体に、主婦の魂を、
移植・転生する作業に、成功。
ただ、その体は・・・女子高生のものだった。
棺のそばにいた、元彼氏高校生は、仰天!
一時は、状況把握できず、戸惑う。
もとの女子高生との、態度・所作の違いなどから、
ようやく、この異常な状況を、
信じるに至った、男子高校生だが。
今度は2人で、主婦の旦那を、納得させなければならない。
当然、知らない女子高生に、いきなり来られた旦那は、
「ふざけんな!」と、怒り心頭。
女子高生(の姿をした、主婦)が、
男子高校生をともなって、説明に来ても、
頑として、信じようとしない・・・。
しかし、彼女は、あきらめられなかった。
そして、思いを伝えるべく、ある策に、出た・・・。
という、ドタバタな発端ながら、
ほろりと泣かせてくれる、心にくい映画。
公園の、対話シーンが、とても、いい・・・。
なつかしの80・90年代の、洋画体験談など、
ぐっ、とくる。
ずるい位、なり・・・。
女子限定映写でも、これは特に、評判が良かったそうで。
それは、そうだろうなあ。納得。
必見の、ハートフル快作。
これを観た直後に、舞台挨拶で、
ある驚きのニュースが、突如、発生した・・・。
それについては、8月7日分の、ピンク映画記事を。
以上。
- 2010/08/03(火) 07:26:48|
- 劇場用映画
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