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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

仕事人、ちょっとへばる

秀の、日記。


6月23日・金曜。

FIFAと、第弐次?親族会議とが重なって、へとへとになっている。
参院選と千葉国体は、今のところ、
まだあまり、盛り上がっていないようで・・・。

そんな中、渋谷・UPLINKXの、
<関西ゼロ世代>特集を、ようやく、訪問す。

中編、「いいこ。」
ヒロイン達を、じ~っと見つめる、長まわしが・・・
母子ドラマの、シビアさとあいまって・・・
しんどい。かなり。
で、女の子とナースは、あれからどうなったの?と。


「革命前夜」再見、PFF以来。
自転車で通過、木がバタン、の呼吸が良い。
後半、喜びのダッシュ!シーン、これの弾む魅力に尽きる。
スモークが、リアルな中にファンタジック、不思議な効果。


同監督、「城崎教授観察日記」。

病気で死期迫り、吐血する老教授を、
敬愛し、介護しつつ、
その顔を「美しい・・・」と言って、撮り続ける、女性助手。
介護と編集時以外、ずっとビデオカメラを、放さない。

末期宣告を、唐突に打ち明け、
そのときの表情すらも、撮っている・・・。


彼女のあまり変わらぬ表情、
その裏には、相反する心情が、同居しているのだろう。
何が彼女を、そこまで、魅了する・・・?
(死んでもあなたを放さない、って歌があったな・・・の声)

人体を接近でクローズアップするあたり、
大西健児監督?一歩手前を、想起させる。
ビデオとフィルムのシーンを、混ぜた使い方が印象的。
まさかスタッフロールでも、やるとは。ちょっとユニーク。



そして、さらに同監督の、「坂東太郎の悲しみ」。
あの「シュナイダー」(PFF・2009年分の記事を参照)の、
<すみません>の人が、主演。

心優しき大男、
眼鏡女子に励まされつつ、
ローカルでガテンな職場で、働いている。

だが、彼には、
ある深刻な悩みが、あった・・・。

帯電体質。
他人にうっかり触ると、
相手を皆、感電させ、ぶっ倒してしまうのだ。
それゆえ、専門?ドクターへの通院が、続く。 

次第に女子の兄や、周囲の者達には、
恐れられ、嫌われ、
ついには、いたぶられ、迫害されてゆく・・・。

居場所を失っていった彼は、我慢の限界に。
ついに自ら、そこらじゅうの人々に触り、
片っ端から、感電させてゆく・・・。

路上で、屋内で、表通りで、
男の怒りが、電気の形で、爆発するシーンは、
ただただ、圧巻・・・。

行きつけのコイン・ランドリーにいた、
もうひとりの、好意的人物と、
遊ぶシーンは、ちょっと、マジック。

そういえば昔、冬場に、教室で、
皆、セルロイドの下敷きをこすっては、
静電気を起こして、よく遊んでたよなあ、などと感慨。

大男が去る姿と、
その後の、ナレーションが・・・哀切。
何だか、気の毒だなあ、と。



以上。
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  1. 2010/06/25(金) 01:02:17|
  2. インディーズムービー
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