ビーグルGメン・大種捜査員の、事件簿。
6月1日。火曜。
神保町シアター。
東宝映画「西の王将 東の大将」。
というタイトルだが、阪東妻三郎や加山雄三は、出ない。
主演・藤田まこと&谷啓。1964年公開。
監督は「ニッポン無責任時代」他の、古澤憲吾。
ライバルどおしの、大学スポーツチームの2人が、
試合をめちゃくちゃにするところから、始まる。
で、たまたま、同じ会社に入社。
高度成長期の典型的な、東宝サラリーマン奮闘喜劇。
大阪本社、東京支社、名古屋支社の、会社オフィスと寮、
周辺のバー・キャバレーばっかり、やおら出てくる。
割に、のんきな世界。
進藤英太郎・浜美枝・新珠三千代・人見明・司葉子・由利徹など、
周りはいかにも、こういう会社シリーズに、出そうな人達ばかり。
あまり、新味はない。
キャバレー・ダンサー達の踊りも、何だか古い感じ。
互いにお勘定を計算しあったり、
バーの女を口説いては、痛い目を見たり。
商売上の事や、上司への対応では、
結局、二人して同じことをしたり。
と、まあ、東西両スターの、バランスをとる、配慮がなされている分、
突っ込んだ面白みには、やや欠けるきらいがある。
二人して幸運すぎる展開にも、甘さが見える。
「浅野内匠頭かて、表へ出れば、よかったんや!」には、
ちょっと、笑ったが。
東京支社歓迎会の芸人大会で、刀の立ち回りを披露する、
藤田まことの武闘?シーンが、一番、ハツラツとして見えた。
ただ、「当たり前田のクラッカー!」は、やらなかった・・・。
やりそうだったのに・・・。
以上。
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- 2010/06/02(水) 23:44:42|
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