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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

快奇学園天動部・9「ついに伝説が、ベールを脱いだ!」

主水日記。


4月17日・土曜。


朝7時過ぎ、起床。
冷たい雨降り。
屋根や空き地、近所の畑に、
雪がうっすらと、積もっていた。

冬ごもりに戻りたいところだが、
これでは、いつまでたっても、映画が観に行けない・・・!
ゆえに、完全防寒スタイルで、出掛ける。
 
が、午前中に気温が、徐々に上昇。
昼には、全身がもわ~っと、生暖かくなってきたので、
やむなく、コートと、上着を2枚、脱いだ。

昼間は、外を散策。
新宿開店のヤマダ電器を、正面から確認。

コマ劇場閉場や、映画館の閉館と、シネコン2館の隆盛は、
付近の店舗・ビル等の閉鎖、再開発・建設等に、
明らかに、影響を及ぼしている。
そういえば、事業仕分けの影響で、
厚生年金会館も、閉じたらしい・・・。

ここの街並みも、随分、変わってきたものだ・・・。
あまり<平準化>しすぎるのも、面白くない気がするのだが。
見慣れた風景の変貌に、
一抹の寂しさも、感じるものなり。 

夕方は、また2枚、着た。
温度調節が、連日、結構手間で、参っている。


高田馬場。
新入生の歓迎会が、花盛り。
そこらじゅう、旗やカンぺで誘導の列が、あふれてる。
それを、かきわけかきわけ、向かうのは・・・

いわずとしれた、イベントスペース・BABACHOP。
今夜18時は、<B-DASH>。
やっと、映画が観れる・・・!


天野芽衣子監督「DIAVOLO」(8分)

・・・「SINNSENGUMI~沖田総司」の主演女優・天野芽衣子の、監督作品。
イケメン天使&剣士と、
不敵な笑みで気功を放つ、女性天使(シレーヌ?)がバトル。
一言でいえば、ホスト系の、デビルマンPV。
女性向きには、こういう少女漫画的イメージに、なるんだろうなあ、と。
ご自分では「女の入れ物に入ったおっさん」を公言している、天野嬢だが、
これを見る限りでは、やっぱりベースは、女性らしい・・・?


木野吉晴監督「X-Report」(20分、再見)

・・・菊池(=天野)芽衣子が主演。
変な<達人>達の、アホでエロな<伝承技>には、
怒り、暴れ、蹴りを入れ、
同行ディレクターには、色仕掛けで迫る、
ケーブルTVレポーターを、熱演。
爆笑喜劇。


マシュー監督「夏の終わり2006」(12分)

・・・自主女優、2人ずつ2組、
文字詩歌入りの、のどかなる、
田園風景・河川風景PV。
涼やか、ヒーリング・タイム。
しばし、心洗われる気分に。

なお、この作品は、第一回<B-DASH>で上映された作品との事。
監督をしのび、お誕生日記念で、特別上映。


阿部誠監督「ONI(短編バージョン)」(25分)

・・・白黒の、近未来格闘技短編。

近未来の村人を襲う、鬼の群れ。
元は皆、この世界の<都会>に住む人間だったが、
物質的には豊かなれど、人心が冷徹な、<都会>から逃亡し、
ゾンビの如く鬼に変貌、暴れている模様。
そこで村では、全国から鬼退治のプロ・ハンター達を集め、
対策に乗り出したが、敵も強かった・・・。

とにかく、空手に、殺陣に、ジャンプ・キックと
ひたすらアクション、アクションの連打。
男女とも、空手の型が、キマってる。
大回転の動きが綺麗なハンターも、目立つ。

例によって、後ろに通行人のチャリ等が、
映りこんでるのは・・・あれだが。
川のコンクリ-ト橋は、
村と都会の境界線、ってことで、
今回は、ぎりぎりセーフ!かな。
 
アクション・シーンは良いので、
背景と、世界観の確立にも、気を配りませう。


監督「PINKY ZERO -2010バージョン-」

・・・40分を、36分にカットした短縮版。
脚本・構成の妙でもって、
何度見ても、笑える。
今回は、ご出演女優S女史・ご成婚記念上映、なり。


中村幸一監督「ひろ」(15分)
・・・1985年頃の、8ミリフィルム作品。
DVに起こしての、上映。
一部セピアがかった画面が、より懐かしさをそそる。

3人娘が横浜で、それぞれの彼氏を連れて、集まる打ち合わせ。
でも、ひろちゃんだけ、居ないので、
当日になっても調達できず、困っていると、
運よく!ちょうどいい青年にぶつかって、即・代理を依頼。
早速、6人で、集団缶けりデートが始まるが、
そこへ青年を追ってきた、宇宙人の刺客?達が現れ、
一同、たちまち、派手な銃撃戦に・・・!

とまあ、お話は、本当にドタバタで、めちゃめちゃ。

恋愛ドラマから、「スチュワーデス物語」の名台詞、
火薬入りのガン・アクション(整地前の赤レンガの前で!)、
「スター・ウォーズ」に至るまで、
さらりと<横移動>して見せる、この身軽さが、たまらない!

ヘリウムガスを吸ったような、高音・早回しのガールズ台詞も、
テンポアップと、可笑しさ強化に、寄与。
皆、爆笑の渦に。
おそらく、当時皆で「あれがやりたい!」と盛り上がった事を、
片っ端から、ぶち込んだのだろう。

メイキング画面が、いきなり途中で出るのも、意外。
若き日の監督も、ちょっとだけ見える。
場内反応、大。
ほほえましき、80年代青春期の一篇。


集客は、まあまあだったが、
今回のメインは、30~40代男性層で、
内輪・常連組の寄り合い色が濃くなり、
外部・若年観客の少なさを、指摘する声もあり。
今後も、さらなる対外PR戦略が、必要になるであろう・・・。


都合で遅れてきた監督も、合流してきて、
打ち上げでは、自主映画界談議に、
大いに花が、咲いたのだった。


以上。
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  1. 2010/04/18(日) 01:57:21|
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